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2023年3月振り返り (「般若心経を読みとく」「世界金玉考」「日本語スタイルガイド」プチレビュー)

「段落のはじめに字下げ入れるのは必須ではない」ってどこかで見たので、試してみます。先月の振り返り↓

ヘッダー画像は3月下旬に立ち寄った豊橋駅前の風景です。

<料理>

・いい包丁を買った

今まで使っていた包丁が2千弱だったにもかかわらず、思い立って2万弱のものを買いました。10倍です。まごうことなき衝動買いです。

とはいえ、お高い包丁への憧れは前々からあったので、買う時期が早まっただけとも言えます。デパートの店員さんと色々話したことで、包丁の材料ごとの性質とか聞けたので、いい買い物でした。

ちなみに、店頭には5万円の包丁がありました。持ったときの重さや感触がとても良かったですが、さすがにお値段25倍の包丁を買う勇気はなかったです。

・果物を混ぜてジャム作ってもおいしいことに気づいた

ほんの出来心でやってみましたが、案外おいしかったです。すりおろしリンゴのさらさら食感の中に、パイナップルのシャキシャキ食感がアクセントとなって、食べていて面白かったです。酸味と甘味もバランスが取れていて、美味しさも十分でした。色々試してみます。

<勉強・読書>

・クセの強い本を3冊読了

1冊目は「般若心経を読みとく 二六二文字の仏教入門」です。

入門ですがドチャクソ難しかったです。具体例を挙げるとこんな感じです。

  • 文殊菩薩、普賢菩薩のような高位の菩薩については「読者の皆さんもご存知のことでしょう」と表現

  • 般若波羅蜜多とは六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)の智慧のことで、般若はそのサンクスリットの音写であることも「ご存知の通り」と表現

  • 「そこにはもちろん、掲帝、掲帝……のあの陀羅尼も含まれています。」(kindle位置984)”あの”!?!?!?!?

  • 四諦の一つ、苦諦の説明を6ページくらいしっかりしてから「誰でも知っていることで、やや煩わしかったかもしれません。」(同2055)

著者の想定レベルが高すぎるのよ。前書きのなかでも、初学者に向けて書いたとあるのですが……。


2冊目は「世界金玉考」です。

タイトルと装丁からお察しの通り、本文がすべてキンタマにまつわるものです。落差がひどすぎる。

8割くらいはマジでくだらない話でした。外国語でキンタマ(睾丸は医療用語として容易に調べられるので×。俗語としてのキンタマ)をなんと呼ぶか知るためにインドカレー屋に突撃して、「よう、キンタマ野郎!(ネパール語)」と挨拶して苦言を呈されるくだりが私のお気に入りです。あと、正岡子規が遺したキンタマにまつわる俳句の一つ「睾丸の 大きな人の 昼寝かな」という、単にキンタマがデカい人が昼寝している俳句もお気に入りです。

ただ、予想に反して2割くらいは真面目な話でした。『性同一性障害は「胎児期の脳の分化の問題」だと考える専門家が多い(kindle位置2192)』から始まる話は初めて知りましたし。全体として、綿密なリサーチから成る、単なるギャグ本として消費できない貴重な本でした。オススメ。


3冊目は「日本語スタイルガイド」です。

英語ライティングについては勉強したものの、日本語では考えたことがなかったなと思い、購入していました。言語は違えど同じライティングなので、結構共通する部分が多かったです。それでも、句読点の打ち方といった曖昧に使っていた表記や、翻訳の壁になる日本語特有の表現など、新たに学ぶ点が多かったです。

・TOEIC L/R 過去最高の850点

およそ3年半ぶりにTOEICを受験したら、850点(L455/ R395)でした。それまでは800点が最高だったので、なかなかの更新です。ただ、この3年半でそれなりに勉強したつもりだったので、850点に留まったことが悔やまれます。

<その他> 

・いい感じのコップを買った

このコップは、底面が出っ張ってて回せる仕様……だと思ったのですが、後日店頭で確認したら全く出っ張っておらず、回ることもなかったです。つまり、たまたま規格外品を買いました。なんという偶然。愉快な気分になるので、特に交換するつもりもないですが。

・仕事で大きな動きがたくさんあった

現在進行形でてんやわんやしています。これまでは仕事中にサボる時間が結構あったのですが、今では全然サボれません。悲しいです。
そもそもサボるなというツッコミは禁止

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