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「アップルパイの午後」小屋入り観察日記🖋@スタジオ空洞

2023年6月15日木曜日、池袋・スタジオ空洞にて、翠月瞳自主企画vol.2「アップルパイの午後」の小屋入りがスタートしました。
天気はあいにくの雨ですが、一人も欠けることなく集まることができました!

小屋入りの様子をちょこっとだけ、わたくし佐々木明音が皆さまへお届けします🤲

仕込み打ち合わせ

まずは、これからの作業について舞台監督・井上さんを中心に打ち合わせを行います。事故がないように、念入りに段取りを確認。
朝早くからの仕込みには、スタッフと一緒に役者も参加します!

まだなにもないスタジオで打ち合わせ

仕込み

まずは舞台を仕込みます。
平台を組んで、美術を運び込んで……。美術チーフは櫛部さん。
スタジオ稽古の仮舞台とは違う、よりクオリティの高い舞台があっという間に組まれていきます!

みるみるうちに舞台空間が実現していきます

その間に照明は灯体を、音響はスピーカーを仕込んだり、調整したりします。

スタジオ公演は、劇場公演に比べて制限も多いですが、各部署工夫を凝らして、素敵な舞台空間を作り込んでいきます✨

各部署連携を取りながら作業しています

シュート・明かりづくり

舞台が組めたら、照明作業。
演出家の指示のもと、照明・萩原さんが明かりの向きや明るさを微調整したり、カラーフィルムを使って色を付けたり。

明かりは少しの変化で、舞台空間に大きな影響を与えることができます💡

傘(小道具)に照明が反射してきれい……!

サウンドチェック

音響の作業、サウンドチェック中はスタジオ内では音を立ててはいけません。各部署静かに作業をする中、音響・藪田さんがスピーカーからの音に耳を澄まして調整を行います。

こだわり抜かれた音響効果は、今回の舞台に欠かせない見どころです!

折り込み作業

舞台で作業が行われる間、役者さんにも手伝ってもらって、当日運営・安藤さんの指示のもと楽屋で当日パンフレットの折り込み作業を行いました!

お客様のお手元に届く100部を超えるパンフレットも、お手伝いのおかげであっという間に折り込み終わりました。

みんなで仲良く折り込み作業

場当たり

場当たりとは、上演空間を完成させるために、スタッフと演者の間で確認をしたり、シーンのきっかけを作り込む作業のことです。
1時間以上ある作品を、シーンごとに止めながら丁寧に確認していくので、膨大な時間がかかります……!

場当たりで完成されていく舞台空間(撮影・中村泰久)

役者たちはみんな、本番同様の衣裳・ヘアメイクで場当たりに挑み、演出は客席からの見え方をチェックします。

奏者とのきっかけ合わせも入念に(撮影・中村泰久)

舞台稽古

場当たりが終わったら、ゲネプロ(本番通りに通しを行うリハーサル)・本番までに、役者や演出家の間で確認したいことを最終稽古します。
実際の舞台空間で確認したいことは山のようにありますが、時間は限られている……!
小屋入りではチームプレーが試されます。

演出家も脳みそフル稼働…!(撮影・中村泰久)

いよいよ明日は初日!

一日中スタジオで過ごした一行は、ほどよい疲れを感じながらそれぞれが帰路へ着きます。
いよいよ明日、ゲネプロのあとは本番初日。ありがたいことに客席は満員です……!
緊張と楽しみに包まれて、小屋入り一日目は終了。

どんな本番になるのか、私も楽しみで仕方がありません!

佐々木明音


翠月瞳自主企画vol.2
「アップルパイの午後」

尾崎翠の代表作『アップルパイの午後』
共同演出・生演奏で舞台化!
モダンとクラシックの融合を試みる新たな挑戦。

2023/6/16(金)~6/18(日)
@スタジオ空洞(池袋駅、西口徒歩7分)

🍎チケット予約🍎
ticket.corich.jp/apply/261098/

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