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思い出というプレゼント

去年、初めて家族旅行をプレゼントした。

私の家族は、私が物心ついたときから誰かの誕生日だったり、クリスマスなどのイベントのときに毎年プレゼント交換をしている。
毎年あげ続けているので、さすがにもうあげるものがない。笑
また、『DIE WITH ZERO』を読んだこともあり、思い出をプレゼントで送りたいというのもあって、これからは家族旅行を送ろうと決めた。
この本、ぜひ読んでみてほしい。

去年は滋賀の長浜に行った。
旅先の割烹屋さんに行って、フグ鍋を食べていたときのこと。
熱燗を飲んで、少し頬を赤らめた祖母が嬉しそうに言った。

「幸せ」

多幸感に包まれるとはこのことを言うのだろうか。
頑張ってきたことが報われた気がした。
まさか、自分が感動する瞬間が周りの人の幸せそうな顔を見たときだったなんて。
プレゼントを送る側の私が、思わぬ形でプレゼントをもらった。

自分のことを好きでいてくれたり、自分といると楽しいと思ってもらえることはもちろん嬉しい。
ただ、自分といると幸せでいてくれる。
めっちゃ良い。
そう思われる人間で在りたい。

時間は有限だ。
この家族旅行が毎年できるように、家族には長く健康でいてほしいと願う。

さて、今年はどこに行こうか。

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