【薬学生・新卒・若手薬剤師向け】薬剤師が新卒3年目で年収800万に到達した方法(実証済み・経験談)

私は関西圏の3年目薬剤師です。資本主義の日本で自由に生きるにはお金がほとんどすべて、お金があれば人の悩みのうち9割5分は解決します!!
本項では私の知人R君(薬剤師)の経験談という体で、実際に彼がたどった経歴を紹介します。実話です。
給料などの具体的な数字をおっぴろげていきますので、私の社会人3年分の学び・失敗などから、読者様の将来の期待値に対する良い先行投資となれば幸いです。かなり再現性が高い内容になってます。
就活の仕方がわからない!お金にコミットしたい!将来開業するための資金を貯めたい!そんなあなたにぶっ刺さる記事を書きますので、どうかご拝読いただければ幸いです。

まず私の知人R君の大まかな経歴がこちら。
1年目 大手ドラッグストア(年収520万)
2年目 派遣薬剤師(年収680万)
3年目 〇〇〇〇(年収840万)

フェーズごとに分けて新卒・薬学生にも伝わるように解説します。


【就職・転職に関して】
当たり前のことを書きたくないので、2点だけ大切だと思う注意点を挙げます。

薬剤師は転職回数が平均3〜4回と多く、転職によって給料が上がるケースが多いです。
薬学部5・6年生でインターンに出向いたり、就活をするなかで、ス●薬局・ウ●ルシア等の大手の説明を受ける機会もあるかもしれませんが、医療業界で転職するにあたっては、前職が大手だからといったアドバンテージは皆無です。新卒は給与と通勤の利便性だけで選んでもいいと思っています。
薬剤師が給料を上げるためには転職が一番手っ取り早いです。転職する際には、一般的な業界とは違って、前職が大手だからと言ってイメージアップにつながることは全くありませんので。
採用する側としては、人とうまくやれる・患者さんの話をよく聞ける・最低限調剤業務をできるだけで万々歳です。

就職・転職する際にマ●ナビなどの就活サイト・転職サイトを使用する人は特に注意です。意外に知らない人も多いのであえて書きます。
例えばあなたがマ●ナビで600万のA薬局に応募したとします。そのリクルートが成立して実際に採用につながると、A薬局はだいたい採用された人の年収の3分の1(200万くらい)をマ●ナビに対して支払うことになります。
薬局HPなどの直接問い合わせで「マ●ナビに求人を出されているのを拝見して応募させていただきました」等のアプローチをすることで、採用する側としてはかなりありがたいので、入社祝い金などといった形で還元している会社さんもありますね。

【1年目 ドラッグストア】

新卒では給与が高めの調剤併設ドラッグストアに正社員で就職しました。
給与面で感じたことは
・給与を上げるなら昇進か残業しかないけど、昇進は年功序列
・2022年度の改定で300店舗以上のグループ会社に対しての調剤報酬(地域支援体制加算)減算が痛すぎて、昇給なんか期待できる訳ない。
 ※ 当時働いていたエリアの近隣4店舗の年間売り上げが計5000万円ほど下がりました。
・ボーナスはほとんど一定。

こちらに1年目(大手ドラッグストア)の給与明細を貼っておきます。

いかがでしょうか?ちなみに残業は多い方の月でこれくらいですね。
認定薬剤師の手当てに関しては、月2000円しか上がりません、誤差です。割に合うわけがありません。
昇給も少ないしこの業界はボーナスが跳ね上がることもない、昇進を待つ気もないので転職を決意。
調剤薬局に転職するにも、地域支援体制加算(管理薬剤師の要件)で、実務経験が5年以上の薬剤師&在籍1年以上という要件があるので、転職先の薬局にも高い報酬を出すメリットがないと分かっているため、するなら新卒から4年経ったタイミングがベストと考えます。
とりあえず単価の高い(時給3000円以上)の派遣薬剤師を探すことにしました。

【2年目 派遣薬剤師】

一通りメインの派遣会社とやりとりをしたことがありますが、派遣の求人を探すときは、派遣会社の対応の良さ・利便性・条件の融通などを考慮して
「ファルメイト」「ファルマスタッフ」「エムスリー」の順で優先して求人を探していました。
また、各派遣会社の案件をまとめて載せている「スタンバイ」もよく利用していました。「スタンバイ 薬剤師」で検索してみると求人がまとまっています。
なお、例えば「ファルメイト」と普通に検索してサイトを見ようとしても、求人一覧ではなく登録サイトで登録させようとしてくるところが多いので、ネットで案件を検索したいときは、たとえば「ファルメイト 求人検索」と入力して検索するといいです。

派遣の求人一覧を見ているとあるあるなのですが、すでに求人を停止している案件、何年も前の案件が普通にヒットしますので、いい案件に出会っても、その掲載日が最近のものかをチェックする必要があります。
私が「スタンバイ」で派遣を検索する際に検索に使っていた条件はこちら↓です。

出てきた検索結果にさらに、「新着3日以内」に絞り込んでリンクに飛んでいました。
派遣会社に登録すると担当者が1名ついてくれるので、その方に他社で出ている案件を見せると引き抜いてくれたりしていました。
不動産と同じ感じで、求人を一括で取りまとめる母体のシステムがあって、そこから各派遣会社が案件を引き抜いて直接やり取りしているような印象です。

派遣はオワコンという意見も耳にすることがありますが、派遣会社の担当者は1つの案件の契約が切れそうになるたびに、途切れないように次々に案件を紹介してくれます。
また、希望の時給・条件はずっと控えられているので、厳選された案件を持ってきてくださる担当者さんもいるみたいです。

さて、ここまでは単なる派遣の紹介をしてしまいましたが、ここからは実際に稼働していた案件のお金のお話と派遣会社のちょっとした闇の話をしていきしょう。
私の知人R君が働いていた案件の給与がこちら↓です。

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