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ちょっと不真面目に飲食店営業を考える②

これは、僕の経験と実績から飲食店向けの営業方法を不真面目に考える連載です。これを読んで実践してみて、万が一失敗したらごめんなさい。

お客様は理由が欲しい……集客篇②

世の中の集客に困っている諸君に問う。

君のお店は、シズル感満載の写真とメニュー内容を記載した看板を店頭に配置しているはずだ。
もちろんメニュー内容や価格がわからなければお客様が利用しづらいのは当然であり、それは、お店側としてお客様に対する当たり前の配慮に他ならない。
その他に、「🉐ワンコインランチ500円!!ボリューム満点!!」とか「ハッピーアワー!!19時まで生ビール180円!!」なんて店頭に出していないだろうか?
もちろん集客の方法としてこれは理に適った正攻法であり、これ以外に店頭看板の活かし方があるなんて考えたこともないだろう。

「もう、なにをしたらいいかさっぱりわからないよ」

これが、いま君が置かれている状況であり集客に伸び悩んでいる現状だ。

これは別に君を責めているわけではない。
ふつうなら「ぐるなび」や「Hot Pepper」を利用するか……などと考えるだろう。
お金を払って集客の手助けをしてもらう。もちろん「ぐるなび」も「Hot Pepper」も、契約するサービス内容や金額によって必ず効果が見込める媒体だ。
つまり、これ以外に看板で何かできないか?と考えを巡らせる僕のほうがおかしいと言える(笑)
ただ、ここは自分を追い込まないでもっと気楽に、不真面目に集客のことを考えてみたらどうかな?ということ。僕の経験からして、いろいろ思い詰めたところでロクなことがないからだ。

さてここからが本題。

「安いですよー」とか「お得ですよー」という上記の看板戦略は思ったほど効果が感じられなかったはずだ。なぜなら、ふだん君のお店を利用していない人にとって、安さとは他店と価格で比べるだけの指標になってしまうから。つまり価値観が”料金の安さ”に偏ってしまっているということなんだ。
世の中には、ハンバーガーを主体としたファーストフード店や大手牛丼チェーンなど、価格が安くてボリュームがある美味しい料理を提供するお店がごまんとある。ちいさなお店が価格の安さとボリュームによる価値観で勝負するのはかなり厳しいと言わざるを得ない。正直それは負け戦だ。

ではどうするか。

前回、僕は君に「有名人になる方法」を伝授した。その応用編だけれど、ちいさなお店が大きなチェーン店に一泡吹かせるためにはお店のファンになってもらうことが大事なのだ。


僕は店頭にこんな看板を置いてみた。

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