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わたしの暮らしたいインクルーシブ

最近「インクルーシブ」という言葉が、急に、頻繁に聞かれるよになった。そのテーマに関して思うことを。

もういろいろな前置きはしません。いろんな意見があるのはわかってるから。


ここ何年か、障がい者施設の人とイベントしたり、福祉関係周りの人とかと何かやるっていうことがすごい多かったんですね。なんでかしらんけど。もともと、自分は「福祉関係のことがやりたい!」ということではなく、楽しいことなんかやりたいな〜と思ってた先に、たまたま繋がったところがそうだっただけで。
で、そういう人たちと関わり始めて、気づいた事は、自分たちが思っているよりも、この世はまだまだ分断された社会なんだなということでした。

私、正直いうと、街中や駅とかで、足の悪い人とか車椅子の人とか見かけても、声をかけることができなかったんですよ。何が役に立つのか何が迷惑なのかそれもわからないから。

でも今は、いろんなつながりの方のおかげで、車椅子の人と仲良くなったりして、直接聞いたんです。「押しましょうかって声かけたら迷惑ですか?」て聞いたときに、「全然嬉しいですよ!」って言ってくれたんです。特に必要のない時は「いいですありがとうございます。」て言う。でも声をかけてくれたこと自体はすごく嬉しいなって思うって言ってました。

昨年、車椅子の人も参加してた、イベントに行った時の出来事でした。その体験は貴重でした。そこでは子供を連れた人大人、車椅子の人そして『健常者』とカテゴライズされている私のような人たちがごちゃまぜになっていたんですよね。子供がいる人への配慮、車椅子の人への配慮、車の人が子供への配慮。いろんなものが行き交いあって、それが普通ですごく心地よかったのです。
違いに気づく環境。なので、ちっちゃなインクルーシブ社会みたいなものをたくさんこれから作っていきたいなってこの時思いました。

実はここからが、わたしのほんとの目標。
本当にインクルーシブを叶えるって言う意味では。

今、病気とか障がいがあるとか、それ以外にも生きづらさを感じている人たちに、「健常者」とカテゴライズされた私ことも知ってほしいなって思うんです。私たち、というべきなのか。

生きづらさを感じている人、
自分は周りと違う、普通じゃないと感じている、と言う人たちの発信などもSNSの普及によってよく見るようになりましたが。
ここからは私の主張です笑

私は小さい頃から「普通」として育ってきました。正直、勉強もできました。その時の世の中の『普通』の育ち方をしました。高校受験して高校に行って大学受験をして。そして就職をする。みんながそうだから、という流れの中で生きてきました。

その中で自分が、ちょっとした我慢してることとか、恥ずかしと思ったこととか、他の人の違うと思う事はたくさんあったような気がするんですが、
そんなに生きづらさとかめっちゃ感じてるわけじゃないし。私は周りと違うんだとかそーゆー大きな違いみたいなものをは持っていなかったから、違和感を出すことすらできなかったんですよね。

社会人になって、働いて自分で仕事をしていく自分の人生を設計していくって言うところに来たときには、みんなやっぱりうまくいくとことばかりじゃないと思うんです。人と関わって生きていく中で、絶対にみんな一人一人違う人間だからさ。障がいがあるとか病気だからとか、そんなことよりも大前提として、違う人間だから。考えの違いとかもあると思うし。みんなあるもので。

だから『生きづらさを感じてる』てあからさまにわかる人たちだけが、生きづらいんじゃねーんだよ、って。「普通」のレッテルを貼られた人たちだって同じように悩んでるだしさ。

だから、同じ人として、私が悩んでいることとか、同じ職場とか社会の環境の中で助け会えたらなと思うんです。健常者を障がいを持ってる人が助けたっていいじゃないですか。なぜ病気や障がいの人を健常者だけが助ける必要があるのかなって思うんです。

事実、まだまだ病気や障がいがある人にとって“不便”なことがたくさん社会にはあります。だから、当たり前に日常生活が不便、不満なくみんなが過ごせるように社会を整えて、私は困ったときに、ほんとの意味で、人と人が気軽に手を差し伸べあえることができたらいいと思います。

もちろん物理的に移動が困難とか介助が必要なひとにとっては、体が動く自分みたいな人の出番だと思うんです。でも体が五体満足でも、心が健常じゃない時は、病気や障がいの人が、相談に乗ってくれることもあるし。今でも。

私は今までたくさん、病気や障がいの人に、ふつーに助けられてきたし、頼ってきたし、仕事の依頼もして来たし。こっちの『当たり前』を世の中の当たり前にしたい。

だから、私も今日は心の赴くまま、楽しそうなところへ足を運んでいます。
自分と同じように、違いに自分から気づいて行動が変わるきっかけになるちっちゃなインクルーシブを『楽しい』を真ん中に置いて作るために。

読んでくれてありがとうございます。 ふと思った時に、心のままに書いています。 よかったらまた読んでください。