見出し画像

3つの好きな映画|辺境の大絶景の小学校[タイ・ブータン・グリーンランド]篇

大きく変わる、と書いて「大変」。

もう年度末。3月から4月にかけて、受験、卒業、引越、入学、新学期、などなど、、学生にとっては特に大きく環境が変わる時期。
なので、みんなとっても大変。。

でも、大変な時こそ、自分自身が大きく変わるチャンスでもある。八方塞がりと思っていても、案外天は開いていたりするもので。

手は抜かずにがんばりつつも、肩の力はちゃっかり抜いて、大きな変化を乗りこなす。

サウイフモノニ ワタシハナリタイ

旧立誠小学校


日本最初の小学校

江戸から明治に変わり、政府は日本全国に学校をつくりだす。でも、それに先駆け数年前、京都ではすでに番組小学校なるものが住民によってつくられる。

番組小学校
京都の町衆たちの手によって、当時の住民自治組織であった「番組」を単位として京都に創設された64の小学校を指す。
国家による学校制度の創設に先立つ、日本で最初の学区制小学校であった。

時は流れて現代、少子化の影響で64校あった小学校が17校まで減少し、多くが廃校に追い込まれる。

でも、廃校の建物を再生するプロジェクトも徐々に増え、京都国際マンガミュージアム京都芸術センターを皮切りに、最近では魅力的なホテルが続々誕生。

歴史を積み重ねる京都の街は、
“小学校”にも、深い深い歴史あり。


辺境の大絶景の小学校[タイ・ブータン・グリーンランド]篇

と、いうことで、魅力的な“小学校”に出会うことができる映画を3つご紹介。湖の上にあったり、山岳地帯にあったり、雪原の中にあったり。

こんなとこにまで小学校があるとは。。

初めは驚きつつも、映画を見ると小学校があることはとても自然なことか、と思い直す。

生きるためには知識がいる。
学びがあるから成長できる。

教育の原点を教えてくれる3つの映画。

すれ違いのダイアリーズ/タイ

湖の浮かぶ水上小学校

チェンマイより車で約3時間。さらにボートで40~50分。そこにあるのはタイ唯一の水上学校。

電気なし、水道なし、携帯電話もつながらない。子供と打ち解けられない孤独な男性教師は、ある日、学校で誰かの日記を見つける。それは前任の女性教師の日記だった……。

圧倒的に美しい風景に、とても魅力的な小学校。
先生も生徒も美しく、心洗われる映画。

親世代の教育への意識の薄さと、学ぶことの楽しさを知っている子世代のギャップ。携帯というデジタルと日記のアナログの対比。

一度でいいから行ってみたい、と思える映画。


ブータン 山の教室/ブータン

標高4800メートルにある秘境の小学校

そもそもブータンが日本からしたら秘境のような場所に感じてしまうけど、ブータン人にとっても、秘境と言われるほど山深い場所。

ヒマラヤ山脈を1週間歩いて、ようやくたどり着く村の人口はたったの56人!当然、電気も、黒板も、ノートもない。

そんな場所にも当然子どもたちはいるわけで、学ぶことへ溢れんばかりの好奇心に、教育の原点を見せつけられる。

「先生は未来に触れることができる」

村の人の印象的な言葉。
村長の先生に対する尊敬の念に、人とヤクの深いつながりと、圧倒的な風景美。実際にルナナに住む村人が演者なので、とても自然な演技で、ブータンの言語が耳に心地いい。

心洗われる、美しい映画。


北の果ての小さな村で/グリーンランド

北極圏の雪の中の小学校

世界一大きな島グリーンランド東部、人口わずか80人!の村にデンマーグ語を教える教師が赴任する。

遥か彼方まで広がる雪原、フィヨルド、オーロラ、シロクマ、クジラ。圧倒的な大自然の下、昔からの伝統と風習による知恵と、西洋の知識がどう折り合うか。

グリーンランドとデンマークの関係
イヌイットと西洋の関わり方

圧倒的な絶景を見ながら、こちらもいろいろ学べる映画。


この記事が参加している募集

最近の学び

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?