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3つの好きな映画|プレゼントのような日々を慈しむ[いまを生きる、LIFE IN A DAY、Life Is Beautiful]

産声を“あげる”なんて、プレゼントみたい

noteで出会ったとても印象的な言葉。“あげる”という言葉は、“発声する”という意味以上に、生まれてくることを心待ちにしていた方々への“プレゼント”だよね、と。ほんとその通り。産声は贈り物

ということで、生まれてから人生を終えるまで、プレゼントのような日々を慈しむ映画を3選。一瞬も、一生も、心満たす贈り物のような映画でもどうでしょう、という話。

「PRESENT」の意味は、
“贈り物”であり“現在”

こちらもnoteで出会った気づき。英語の「PRESENT」は“贈り物”という意味のプレゼント以外にも、“現在、今”という意味もある。今日1日は、生きているひとに与えられた贈り物。LIFE IS PRESENT

プレゼントは、
もらう側だけがうれしいものじゃない

送る側は、相手の喜ぶ姿を想像してプレゼントする。もらう側も、お返しのことを考えるより、素直に喜ぶ姿を見せることが一番のお返しになる。まさにその通りだよなぁと、気づかせてくれた素敵なnote。

PARK HULLにて

谷川俊太郎の『朝のリレー』みたいな映画
父から息子への、人生という贈り物
生きることの素晴らしさを学ぶ


プレゼントのような日々を慈しむ


life in a day 2020

谷川俊太郎の『朝のリレー』みたいな映画

カムチャツカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウィンクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ

朝のリレー|谷川俊太郎

2020年7月25日の世界中の日常風景を映す

世界中のさまざまな人が撮影した7月25日の日常風景を繋ぎ合わせたもの。192ヵ国から32.4万本の動画を、ひとつの映像にまとめたもの。

朝があったり、夜があったり、晴れてたり、雨が降っていたり。生まれてくる生命があったり、お葬式の映像があったり。

楽しく家族で遊んでいるものや、紛争中の映像があったり。コロナ、貧困、人種差別、気候変動などなど。

たった1日の出来事なのに、
人類の歴史の縮図が表現されている

リドリー・スコット制作総指揮、Youtubeが制作した力作。Youtubeで全編無料で観れるから、ぜひ観てほしい。


ライフ・イズ・ビューティフル

父から息子への、人生という贈り物

説明の必要がないほどの名作。25年以上前の作品だと思って、観てない人がいたら人生損しているレベル。

ナチス収容所で息子を守るため、ユーモラスな父の奮闘が心に残る映画。人間の精神の強さと美しさを描く、忘れられない一本。

ちなみに、1997年は映画当たり年

タイタニック』も『もののけ姫』も公開され、40年ぶりにヴェネチアで金獅子賞を受賞した『HANA-BI』に、SFの名作『ガタカ』もある。大好きな名作『グッド・ウィル・ハンティング』が実力に見合わない知名度なのは1997年公開だからだと思ってる、、、


いまを生きる

生きることの素晴らしさを学ぶ

舞台は1959年。名門校の新任教師が、型破りな授業を行い、人生を楽しむ心を説く。迷いや悩み、自分の殻から抜け出すことのできなかった生徒が教師を支持するラストは圧巻。

今話題の「君たちはどう生きるか」もいいけれど、便乗ついでにこちらもおすすめ。


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