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2-11.書く力をつけるプログラムfor小学生2日目

書く力をつけるプログラム2日目。
一日目の状況がよくも悪くも気になっていた学生たちだったが、
クラスに入れば、びっくり。雰囲気が一新。

「○○さ~ん!」と名前を呼び手招きされれば、
それまで苦悩の告白していた彼も、
「おおっ!元気だったか?」とテンションがあがる。
子供は柔軟。
それも学生たちが前回こどもの視点で話し掛け、こどもたちに受け入れられたからだ。
そのことに戸惑いながらも、喜びを感じながらこどもたちと接する学生たち。

彼らにとって、これはなかなか味わえない体験だ。
こどもたちも個人差はあるが、シートがたくさん埋まるようになってきた。こどもたちに学生から「すごいね。そんなこと思ったんだあ。」と声がかかる。
こどもががんばったことをちいさなことでもほめてあげよう。
学生たちが前回やった工夫を、みな共有して、実践してみる。
今日はほとんどをワークに費やした。

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今回のスケジュールは、小学校に1日おきに3日間入るスタイルだ。
なので、中1日は振り返りと翌日の対応をする。

1日目、2日目と経て、
それぞれの学生の試みを共有する大切さが実感されるようになった。
そこで、遅ればせながらML(メーリングリスト)で情報を共有することとした。
学生は携帯使いが多いので、その旨も全員に携帯メールに入れる。
が、しかし、ほとんどの学生からのレスがない。
直接登録しているので、
メールは行っているはずだ。
が、MLへのポストもほとんどなく、くるのは私宛のDMである。
ML立ち上げ前に来た学生2名からのコメントは私がコメントした文を添えて、
MLにポスト。

その後は、DMがきて時間がたっている子のものは、私がMLに転送ポスト。
私がオンラインのときに入ってきたDMには即「MLに上げてください」とメールをしたが、
2名中、1名しかアップされなかった。
私にメールした後すぐPCをオフラインにしたのか、やり方がわからなかったのかは不明。

この件をT先生ともずっとやりとりしていたが、
(メールのレスポンス率が低いのは、このプログラムの開始時からの問題点である)
携帯にもPCにもメールをしているので、
これ以上のフォローはしないことにした。
メールを見る見ないは本人の判断である。
そのことで、3日目のプログラムに有利か不利かも、本人が考えることだ。

今回のプログラムは、子どもがどこまで出来たかという成果を出すものではない。

大学生にも小学生にも設定されたそれぞれの目的を、
その場に参加した人が体感する中で理解していくことを成果としている。
ということは、あくまでも現場主義であるということだ。
現場の状況を見定め、臨機応変に対応していく能力が試される。
と同時に、
そのための準備も必須になる。
1日目2日目の課題を再確認し、必要な情報を得て準備をする。
これは最低限必要なことではないか?

今時の学生さんは、どうも学校の延長なので(まあ学生だから仕方ないけど)
予習と同じように考えているのかもしれない。
が、
このプログラムは授業の一環ではない。
あくまでも地域連携事業のひとつである。
事業なのだ。
学びの場ではあるが、今課されていることは何なのか?
自分はどんなスタンスで当たるべきなのかを考える必要がある。

学生さんには、そのことをもう少し理解してもらいたいなと思いつつ、
私は私で、メールチェックをし、プロジェクトの進行を確認する。

情報は共有する。
情報の中で使えるものはどんどん使ってみる。
それをフィードバックして、皆で又共有する。

一緒に働きたい、と思う人は
そんな思考の人なんじゃないかな?
大学生には、社会で働くイメージを、こういうプロジェクトを経験することで持ってもらいたいと思っている。

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