見出し画像

両親の不仲について思うこと

当人である両親が、万が一巡り巡ってこのページに辿り着く機会があって、この文章を読むことになったらどうしよう・・・!

と一瞬頭を過ったけど、まあいいや。

娘として感じたこと、今思っていることを正直に書いたら良いよね。

※母-タイ人、父-日本人

・・・

さて、冒頭から早速。

正直私の両親は、

ほとんどの期間、仲が悪い

です。

少なくとも娘である私にはそう見えています。

私が物心ついた時から今に至るまでずっと両親を観察してきた結果至った感想。

「この2人、まじで相性悪いww」

なんかもう、ありとあらゆる事柄で、すれ違っているんですね・・。

男女の考え方の違い、タイと日本の文化の違い、母国語の違い、そもそも性格が合わない、勘違い、思い込み、寂しさetc...

色んなものが相まってのことでしょう。

一言で原因はこれ!と言える類のものではなさそうです。

父も母も手は出さないタイプであるのは、不幸中の幸いと言っても良いかも。

(今度、具体的に2人がどんなことですれ違っていたか振り返ってみようかな・・。)

もちろん、四六時中喧嘩していた訳ではないです。平穏で楽しい時期もありました。

特に私が成人してからは、家族で決めなければならないことも減ったのか、仲違いすることに疲れたのか、子育てストレスが減ったのか、すべてがどうでも良くなったのか(?)

何なのか良く分かりませんが、かなりマイルドになった気がします。何かから解き放たれたのでしょうか。

言語能力に限界がありコミュニケーションが上手くいかなかったり直接話すのが億劫な両親が、私を介して意思疎通をすることも多々ありました。

いや過去形でなくて今でもたまにあるわ。いわゆるメッセンジャーってやつですね。笑

これは同じく日泰ハーフ友の間でも、あるある話で挙がったりして、そこそこ盛り上がりますw

うちもなんだけど~~!笑 子供頼りだよね。

って。


・・・


ネガティブな場面を見てきた割に、特にどちらか一方のことを悪だと思うことはないです。

両親が長いこと不仲ではあるけれど、私はどちらのことも同じくらい大事に思っています。

母には絶対に言えないけどね。贔屓してあげないとあからさまにやきもちを焼くので。笑 (かわいい)

確かに子供が見聞きしなくても良さそうなものを目にし耳にしながら成長してきたのは事実であるけれど、

父にも母にも何も恨みはないし、2人ともそれぞれが幸せを感じて欲しいと願っています。

両親の関係は上手くいかなかったけど、私はどちらからもそれぞれの形で愛情を感じていたからそう思うのかなあ。

とか何とか色々思ったりはするわけですが、結局、

男女の仲なんて当事者の2人以外の人たちがあれこれと憶測で物語るのは不毛だし、

いくら最も身近にいる子供であったところで、“本当のところ”を知る術はないと思っています。

子供には隠している事情があるのかもしれないし、ないのかもしれない。

過去のことを根掘り葉掘り聞き質すこともしたくないしね。


・・・


数々の修羅場がありながらも離婚せずにここまで来て、いよいよ老後生活が見えてきた2人です。

母は現在タイの実家にいて、この先ずっとそこで過ごすと決めているようですが、父は現在日本で働いています。

来年定年を迎えるので、老後どうしようか、なんて話題もチラホラ聞こえ始めてきました。

タイに移住したい/したくないのか、日本にお世話してくれる方がいるとしてその方と一緒にいたいのか、はたまたタイでも日本でもない国で余生を過ごしたいのか。

忖度なしで本当はどうしたいと思っているのか、私には分かりません。

本人も自分のこの先の人生についてじっくり考えている最中なのかもしれません。

娘として、父母、また同じ屋根の下で暮らして欲しい、

なんて贅沢なことは言わないです。

もちろん本人たちの意向で、そういう運びになったらとても嬉しいですが、居心地が良くない相手との同居を強要するなんてことは出来ません。

ただ、我がままを言って良いのであれば、父にはせめて、

タイ国内のどこかには居て欲しい

と思っています。

これからますます歳をとっていくわけですし、助けが必要となった時にすぐに駆け付けられる距離に居ないのは、私としてもかなり心配だし不安です。私も母と同じくタイを出る予定はないし。

なんかもう、親というよりも、いつまで経ってもお互いに歩み寄れずにつんつんしてる子供たちを見ている気分になってきました。

私も歳をとったもんだ。笑

まだあと約1年の猶予があるけれど、娘としても両親が老後生活についてどんな決断を下すのか、ドキドキです・・。

付かず離れずで、あたたかく見守っていたいと思います。


・・・


-余談-

前に日本の実家にある私物を整理しに行った時。

私が未だ幼かった頃、父が赴任先から母宛てに送った、ひらがなオンリーの簡単な日本語で書かれた手紙を発見し、

思わずこっそりと読んでしまいました。

ちょっと涙した。

そうだよね、最初から仲悪かったらきっと結婚しないもんな。

もうそれすら疑いたくなっていたので、何だかほっとした。

他人同士が何十年も一緒に過ごすって、どんなもんなのかなあ。

まだまだ先は長い。(結婚3年目)


☺︎ขอบคุณค่ะ☻




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?