見出し画像

MIXIの先輩が23新卒デザイナーにおすすめした本86冊。

こんにちは、MIXI 執行役員 CDOの横山です。
今日は昨年に引き続き、MIXIの先輩が23新卒デザイナーにおすすめした本86冊をリコメンドコメント付きで紹介します。


デザイナー(僕)
身体性をフル活用し、手を動かしながら考える、頭を使いながら作るって本。デザイン&エンジニアリングせいっ!って本。

解決したい事象に対しデザインするときに、真正面からぶつかるだけでは…ってなる、デザインっぽい本。

ディレクター
UXの全体をさらっと捉えるのに良い本です!自分的に推しなポイントが2点!
①UXを学んだあとに、「仕事として実施するための機会の作り方」という項目があり、個人で実施、一部トライアルで業務、クライアントを巻き込むの3つの影響範囲でのやりかたが記載されている
②対象のUXの手法が、ビジネスゾーン・共通の興味関心ゾーン・設計ゾーンのどのゾーンに当てはまるのかを図解されていて、実施する時に職能の越境をどこまでしているかがわかる
特に②に関しては、実際の現場で「他職能の巻き込み」を行うときに、コミュニケーションを取るときの気をつけポイントに使えたりします!

デザイナー
クリエイティブディレクターの水野学さんの本。 実際に業務をはじめてやりたいことたくさん!わー!となったり、デザインがうまくできなくて落ち込みそうな時に読んで頭すっきりできた記憶があります。 水野さんの本は文が読みやすく、ページ数が少ないものが多いのでおすすめです

著作権について具体例を基に解説されてる本。侵害する側、侵害される側、様々な観点からの著作権に関する疑問をQA形式でまとめてあるのでテキストメインですが読みやすいです。自分もまだ隅々見れてるわけではないですが辞典の感覚でたまに気になった部分だけ読んでます。

Youtubeで配信されている「ゲームさんぽ」という企画の裏側や各専門家との対談をまとめた本。ゲーム×専門家でゲームの面白さについて多面的に見つつ、ゆる〜く対話するというコンセプトが面白くとっつきやすいです。ゲーム制作に関わる上でも刺激が多いので本が苦手な方は動画だけでもおすすめです!

クリエイティブディレクター
経済学の入門書的な書籍ですが、デザイナーが読んでもおもしろいと思います。すべて網羅されてるいるわけでもないですし、諸派あるようなので本書をそのまま鵜呑みにするのは良くないかもしれませんが、考えを広げるキッカケにはなると思います。
例えば、価格の弾力性、外部効果、それらにどうデザインが影響し、デザイナーとして関与していくかと考えてみるのもよいかもしれません。
自分たちはなんのためにモノやコトをつくっているんだろう、デザイナーとしての職能でどう社会に影響を与えていけるだろうということを、別の視点から考えることができるかもしれません。

シンプルで原理的なことが端的に書かれているので、気負いせずに軽い気持ちで手にとってはどうでしょうか。当たり前のことが書かれていると感じる人もいるかもしれませんが、そう思える感覚を持ち続けることが大切なんじゃないかなと思います。

なぜこのシーンは印象的なんだろう、どういう原理や構造でなりたっているのだろうということを考察する手助けになると思います。知的好奇心を満たすだけでなく、様々なモノづくりに転用できると思います。

デザイナー
アーティスト気質の人のこだわりもめっちゃ大事なので心が燃えそうなこんなのどうでしょう。漫画ですけど。

DesRel
人と関わり仕事をしていく上で、わかるように伝える力、相手が言ってることを理解する力はとってもとっても大切です~!

ディレクター
インハウスデザインを浸透させる奮闘記のみたいに「デザイナーってなにするの?」みたいな現場からどうやってイノベーションを起こすのかなど。共感ポイントが多々ありましたし、何より読みやすかったです。

ハイレベルな大学での音楽科目授業を書籍にしたもの。芸術は分断されるものではなく、創造することは同じことと改めて実感できました。

ディレクター
目標設定時、コンピテンシーに対する理解が深まる。

WTP戦略、SP/OCなど、事業戦略に対する理解が深まる。

お金と時間と健康に関するひとつの考え方。

ロボット工学研究家と人工生命研究家の対談。1つの問い、2つのアプローチ。改めて、物の見方は多様であることを思う。

ディレクター
バリューチェーンからバリュージャーニーへ!時代の変化の中で生き残る企業はどんな企業だったのか、どんな価値提供をどう実現してきたのかなど具体例もあり読みやすかった本。

グループメンバーが、書籍支援制度で読んでいたのが気になって購入してみた本。なるほど!が多く、すぐに実践できる思考法がケース毎に書いてあり(図解もあってわかりやすい)おすすめ!

アートディレクター
『アオアシ』というサッカー漫画をベースに「自分で考えて動くには?」をテーマにした本。特に、視点/視野/視座、偏見や認識のズレなど、組織でのコミュニケーションの問題の仕組みをマンガを通して理解できるところが面白かったです。変な思い込みやプライドを剥がされていくキャラクター達がリアルで、スポーツとは違うハラハラ感を楽しみながら読めます!

デザイン人事
テンポよく、かつすぐに実践できそうだなと思える法則が紹介されていました。アイスブレイクに利用したり、キャッチコピーを考える時の参考になる。具体的にな利用イメージを考える時間を含んで、3,4時間でサクッと読めます。

さまざまな情報(テキストやグラフなど)から得られる「示唆」を考えてみる本。そういう見方もあるのか~という気づきが得られました。議論をする前に意識しておきたいことが要素化されており、後から読み返して利用しやすそうです。

フロントエンドエンジニア
名前が開発者向けですが、職種を問わず、ソフトウェアに関わる仕事を進めるときの考え方がいろいろ詰まってます。アジャイルプロジェクト系の導入本としておすすめ。これを読んでおくと、そのうち読むであろうスクラム系の本の内容もスッと入ってきます。

アートディレクター
これから初めるのは「仕事」。最低限知っておくべき権利周りをQ&A形式でサラリと読めるので入口としてオススメ。あと法律関係は新しいものを読むのが良いですよー。

How to系の上部のスキルでなくグラフィックの基本に触れているものなのでお時間あれば。ただ内容も文体も堅いし、興味湧いたところだけ読むでもOKかと。

クリエイティブディレクター
あらゆる流行(ブーム)を網羅。時代を知れる歴史書であり、バイクや背景の書き込みは超一流。繰り返されるブームをいち早くキャッチできる最高の資料本。まじで全巻読めば、変な参考書より人生変わると思います。

新人の頃、上司はさぁ・・なんか暇そうだし、いやなとこ突っ込んでくるし、楽な仕事ですなぁ!おい!ってイキってた自分に見せたい本。上司は確認のため、新人は仕組みを理解するためにいいと思います。30分で読めます。

DesRel
難しそうなことでも、図解すると俯瞰して見れるようになったりする。そして、なんでも図解できることに気付ける本。

コンサルとか関係なく、ビジネス基礎のマニュアルになります~!とりあえず、何をやればシゴデキっぽくなれるのかが分からなくなったらオススメ。

マネジメント
顧客体験を向上させるにあたって考える時のポイントや視点、数字をどう捉えてKPIはどうやって組むと良いか、みたいなのが事例と共にインプットできる感じです。お堅いので、のーんびり読んで、そういえば!って時に読み返して参考にしたりしてました。

業務改善するにあたって課題見つけて目標立ててっていうのには参考にできる本でした。そのまま活かすよりは、ポイント絞ってピックアップするとエエ感じでした。これもお堅いのでのーんびり読み進めてました。

デザイナー
大きくても小さくても、目標達成の際に助けになりそうな本です。

アートディレクター
アイデアを改めて考えるのに良いです。既存からロジカルシンキングしたアイデア。感性で新しい発明につながるアイデア。アイデア自体を見つめ直すきっかけになるかと思います。

マネジメント
自分の作業時間を作るためにも会議を短く有効に終わらせることは大事だと思うので!

デザイナー
私がUXの基礎を学んだ本です!

問いの設定がいかに重要かという文脈で読んだ本です。

デザイナー
技術書(コンピュータ書)の選び方や読み方について書かれた本ですが、技術書以外にも応用が効きます。HTMLやプログラミングを始めてみたい、新しい技術を身に着けたい時の本選びの助けになるかも。

米国スリーマイル島の原発事故。事態を悪化させたのは「わかりにくい制御室のデザイン」だった…から始まるユーザーフレンドリーのお話です。

食べ物は舌で感じるわけではなく、見た目、香りや手触り、音、色んな要素が作用してるよーって本です。チョコレートの味は変えてないのにパッケージデザインをリニューアルしたら「前の味に戻せ」というクレームが来た話とか、面白いです。

ディレクター
習慣化できるかどうかで人生が変わるらしいです!!!!

デザイナー
UIデザインの要件整理から画面の落とし込み方の流れにおいてこんな打ち手があったのか...!と気づきがありますし、0→1でUIデザインをするならOOUIの手法は知っておいて損はないかと思います〜。

ビジネス
「ファスト教養」には、情報処理のスピードが爆上がりし、それに伴う余剰時間が増加、「もっと学んでみたい」と思うきっかけが生まれるなど、たくさんのメリットがある一方で、わかった気になってしまう、他人を見下す言動につながるおそれがあるというデメリットもあります。
ファストフードと同じく、適度に摂取するのはOKだけど、暴飲暴食には十分気をつけてねと警鐘を鳴らしている本です。私自身の、教養というキーワードへの向き合い方もあらためて考えるきっかけの本になりました。

ディレクター
自分がプレゼンあまり上手くないので、読んでみました。改めて意識するとより良くなるのかなと思いました。

デザイナー
どう仕事に挑むかのマインド、スタンスで参考になります。近い未来組織を牽引していく新卒のみなさんにぜひ。

デザイナー
デザイナーの知り合いにお勧めされて読んでみました。

デザインの本ではないのですがモチベアップ、向上心アップ などやる気を出したいときに向いていそうかなと思いました。

オンライン講義でちょうどインサイトの講座を視聴中だったので広げられるかもと思って読んでみました。

ディレクター
縦動画を活用したクリエイティブ表現・スキル・ノウハウ紹介を豊富に盛り込んだビジネス書。なんですけど、明石さんっぽい話し口調で書かれており読んでる人の心をくすぐる文章のため、かなり読みやすいかも。特に縦型動画に興味ある人は読んでみて損はない。

ディレクター
素晴らしいアイディアやイノベーションというものは、一部の天才にしか生み出せないものではなく、意外とシンプルな発想とそれをやりきる勇気によるものなのだと思える内容。

本の内容自体は、辞書的なもので、上手く使える方にはすごく役立つ本だと思います。歴史に淘汰されず(されたものもありますが)今でも使えるアイディアの出し方をまとめたものです。

ディレクター
フォントを作成したりとかなぞったりして遊んでいた時に読んでました。街のフォントがなに使っているか思わず知りたくなりますよね。

尊敬する師の本です。自分の特性を知って色の使い方を学べます。今でいうパーソナルカラーに近いかもです。ちなみに私はC0 M77 Y100 K0のどオレンジだと判断されました。

プロダクションマネージャー
特に「第3章 デジタル活用を「嵐」に学ぶ」が面白いです。2019年に解散を発表してからの「デジタルマーケティング」ついて解説されていて、身近に起きた実例と照らし合わせて読めるのでイメージしやすくオススメです。

デザイン広報
決算書の読み方をわかりやす〜〜〜く解説している一冊です!

文字組みの基礎的なルールをまとめた一冊です。(タテ組、ヨコ組、入門と3冊あります)エディトリアルデザインやってた時に活用してました!

デザイン組織バックオフィス
カラーユニバーサルデザインの考えはすべてのデザイナーに持っていてほしいので。

デザイナー
UXの入門書として読みました。スーパーマリオやゼルダの伝説など実際のゲームを分析しているので読みやすくおもしろいです。「仮説→試行→歓喜」という直感のデザインは目からウロコでした。

フロントエンドエンジニア
人によって幸せの定義が違うけど何があれば自分は幸せなのか?また自分の幸せには何が足りないかがわかる本。
幸福かどうかには3つの条件「自由=金融資本」「自己実現=人的資本」「共同体(絆)=社会資本」があり、この3つの条件を満たしてるかどうか
「超充」「リア充」「旦那」「金持ち」「退職者」「ソロ充」「プア充」のわかりやすく8つのパターンと4階層に分けてます。
これから人生の転換期を色々迎えるにあたって今の時期何があれば幸せなのかを理解するのに役立つ本だと思います。

ディレクター
被ってしまいましたが、企画が思いつかない時にペラペラ見返します。アイデアの発想方法が書いてあるので、困った時に読む感じです。

せっかく漫画読むなら定番ですが、、、広告代理店が舞台ですが、どんな業種のクリエイターにも刺さる名言満載です。
「クソみたいな日にいいもんつくるのがプロだ」by神谷

デザイナー
有名な本なので既出ですが…

心へのアプローチが描かれた本。

ディレクター
Audibleで聞いたんですけど、生きていく中で他人と接することは多いので相手に与える印象を良くして、伝えたいことを丁寧に伝える方法ってのは学べるかなと。結局好かれた方が得っていうことです、プライベートも仕事も。

デザイナー
タイトル通り誰のためのデザインか考えさせられる本(分厚いので注意)。

The AC部の動きが作れてAeを楽しく学べます。

子供用の絵本ですが、細かいところまで気が配られていて初心に帰れます。

ディレクター
目線が違うかもですが、人とイメージを共有する時に役立つ。あるあるや、配色などなんとなくでも引き出しあると、こっちも理解しやすいし、相手との会話もしやすくなる印象。読むぞぉー!って気合いがなくても読める。

これは原点。ひねくれてないし、ふくらましてない文章が読みやすい。他の読んでも、結局行き着く先この本じゃね?ってなる。

うまくやれるといいよね。

デザイン組織バックオフィス
デザイン本部に配属されてすぐ買いました。今まで人に向けてしゃべるため(伝えるため)にスライドで資料などを作る経験がなかったので…個人的に助けられました。

ビジネス
テクノロジーという道具を使い、人が幸福になるためには?テック界隈で仕事をするすべての人に読んでもらいたい良本!

デザイナー
上司が普段何考えているんだろう? と疑問に思った時に読みました。マネジメントの基本な本で全部読まなくてもつまんで読める内容です。

デザイナー
担当案件に必要な要素が整理できずヒアリングして整理したいなぁと思って1年目の7月あたりに購入しました。ページも比較的少なく、事例付きで納得できる内容になっています。質問をすると内容に興味関心を持っていることが直に伝わるので「聞く姿勢」に関しても知れてよかったです。


デザイナー(僕) 2回目
より創造性で価値を生む、面白がれることが必要な未来に挑むのに、SFはとても独特のインスピレーションをくれる。2つの小説は、近年読んだ中でもどちらも宇宙をテーマにしながらとてもモダンで興味深い。

アートやデザインっていつからどうやって始まったんだろうか?みたいなことを考えながら読むと色々面白い本。時代や技術進歩や教育や戦争や大量生産や娯楽や気候危機や…、社会との関係性の中にいつもアートやデザインは置かれている。

オーストリアの地方都市の音楽イベントが、今世界のアートフェスティバルに変貌をとげている。その歴史をたどりながら、人や社会にアートが根付く時に何が起こっているのかを垣間見れる本。実際に見に行ってしまった。

ニューヨークタイムスのルポ。現代の『ドキュメント 戦争広告代理店』的な本。情報への向き合い方や取り扱い方、情報は知識にも武器にもなる境界の曖昧さを突きつけられる。人や社会にデザインを届けるとはどういうことなのかと考えずにはいられない面白怖い本。

デザインする対象を素直な目で見ることが、実際はできてないケースがあるってことを突きつけられる本。図録なのですきま時間にパラパラ見れる。

体系化による再現性の追求が止まらぬ時に、個性や創造性や美意識のエッセンスをどう注入していくのかって本。

普通の高校生が藝大を目指す葛藤が詰まった漫画。アートって?表現って?自分って?が突きつけられる読んでて苦し面白い。ブルーピリオド=青の時代

社会課題を解決するために、世界中でどんなデザインが行われているのかを垣間見れる本。僕らは人や社会のためにデザインを使っているのか?それとも自分のため(デザインのため)にデザインしてるのかを突きつけられる本。

ゲーム=困ったもの的な通説がどうやって社会にすり込まれていったのかを紐解きながら、実際はそうではないのではないか?を心理学者のカウンセリング体験から語るニュートンの面白い本。

クリティカルデザインやスペキュラティブデザインの姿勢で、人や社会や信仰や学問に挑んだ人たちの物語(漫画)。


おすすめ本を読んでいると、不思議とおすすめしてくれた先輩の顔が浮かび、その先輩の働く姿勢や態度がなんとなく重なってニンマリします。