シーキャット

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アラサー初めて『からくりサーカス』を読む

『うしおととら』を少年漫画の最高傑作にあげる人が多い中、この歳まで藤田和日郎作品を一つも読んだことがなかった。 ジャンプ育ちだからね。 サンデーはガッシュとクロスゲームくらいしか見届けてないのよ。 最近は10巻前後で完結する名作ばかりを読んできたので、たまには長い作品を時間をかけて浸かり、その世界と推しの生き様を見届けてえ……という思いから評判も調べず、何となく『からくりサーカス』を読み始めてみた。 1巻を読んだって人ならわかるだろうが、 「人を笑わせないと死ぬ病気」 「

    • 【東の海編】ルフィが勝ち取ってきたもの

      ONEPIECE無料公開期間につき、10年振りくらいに東の海編を読んだ。 自分はこの漫画を道徳の教科書として育ち、今も本誌で追いかけてる人生の一部なんだが、改めて読み直して本当に面白くて感動しまくりだった。 自分にとってのONEPIECEを振り返るいいきっかけになったので、先のネタバレを避けつつ各エピソード事に感想を残して行こうと思う。 とりあえず【東の海編】の12巻まで。 連載当初の尾田先生は22~25歳くらいかな? その年齢を超えた今感じるのは、20代前半の青年がこの

      • 夏に着る服がない

        メンズの夏服、マジで選択肢無さすぎる。 大きめのアウトレットとモールに行って、5時間くらいプラプラした。今年はツギハギの服が沢山売ってた。 数年前にかき氷みたいな服が大量発生してた時と同じように、へえそんな感じなんだと思った。 まず、俺は別にオシャレではない。そもそもファッションの知識もない。普段から雑誌も読まないし、ZOZOTOWNを眺めたりもしない。自分を演出すること興味がないので、無難な格好ができれば満足する。 ただ、少しばかり好みはある。似合わないであろう服装はし

        • 『共演のレヴュー』の共演とは

          1.初めにスタァライトにおけるレヴューが、作中現実で起きた事象や心理を再構築した舞台なのだとしたら、『共演のレヴュー』が意味するのは「ひかり」に挫折を経験させ、本来の自分を自覚させるという、いわゆる破壊と再生の物語だろう。 よくある形だと、 自分が身につけた武器が通用しないと知り挫折する ↓ スランプに陥り、逃げ出してしまう ↓ 仲間の言葉や行動で勇気づけられる ↓ 本来の自分の力、見失っていたものを取り戻し復活する というフォーマットだ。 実際『共演のレヴュー』もこ

        アラサー初めて『からくりサーカス』を読む

          TVシリーズ未視聴の劇場版レヴュスタ感想

          ※これを書いてる21/6/28時点では、レヴュスタTV版未視聴かつ前日見た劇場版の興奮冷めぬまま書いている。自分の人生に置いてこの作品がどういう立ち位置で、どういう衝撃だったかを個人的な視点で記録するのが目的。 そのためお前何様ていうか誰だよって、つけあがったオタクの不遜な態度を包み隠せてないけど、自分の気持ちを正直に記すために、配慮と注釈はあまり入れないと思います。他作品との比較をバンバンしていくのでご容赦を。  まずTVシリーズが放映されていた頃は、「百合界隈で盛り上が

          TVシリーズ未視聴の劇場版レヴュスタ感想