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病み音楽。私が不登校時代に聞いていた曲。

高校時代不登校だったなのはなです。不登校のときは私の纏う空気が世界を黒で染め上げそうな程病んでました。病んでよかったことのひとつは、よく音楽を聴くようになったこと。当時は暗い音楽ばかりを聴いていました。その頃出会った歌手で今も大ファンの歌手もいます。

というわけで、私の不登校になって以降はまった音楽を、時系列に沿って紹介していきたいと思います。もちろんごく一部ですが。
以下敬称略

不登校初期 高校2年生の5月くらい~ 

あんまり覚えていないけど
・『HANABI』 Mr.Children
・『ノンフィクション』 平井堅
・『生きていたんだよな』 あいみょん
・『僕が死のうと思ったのは』 中島美嘉
・『死ぬこと以外かすり傷』 コレサワ
・『ORION』 中島美嘉
・『あなた』 宇多田ヒカル
・『RAIN』 SEKAI NO OWARI
・『幻の命』 世界の終わり
・『サザンカ』 SEKAI NO OWARI

このなかでもよく聞いていたのは上の3つかな

なんか、昔すぎるのと、このころの記憶が曖昧なのとであんまり覚えていない。もしかしたら、時期がずれてるのもあるかも。


高校2年 夏くらい~

音楽は主にYouTubeで聴いていて、暗い曲ばかり聴いていると、AIさんが暗い曲をお勧めしてくれるようになるんですね。その結果出会ったのが鬼束ちひろ。
はまったきっかけはこの『月光』のミュージックビデオ。

曲の魅力と、正面をみて歌う鬼束ちひろの美しさの虜になった。それから鬼束ちひろの曲は聞きまくった。CDを借りてきてウォークマンにいれて聞き込んだり。初めて自分のために買ってもらったCDは鬼束ちひろの『シンドローム』、当時の最新アルバムでした。
鬼束ちひろの曲はずんと暗くて、私と一緒に落ち込んでいてくれた。そっと横に寄り添ってくれた。とても救われた。はまった曲は割愛。全部いいから。

鬼束ちひろの曲の中には一時期まったく聞けなくなった曲がありました。

鬼束ちひろ 『Infection』
9月くらいに一番聞いていた曲。布団にこもって聞いていた。
一番苦しかった時のことを思い出すから聞けなくなった。今はもう大丈夫なのだけど、少しだけ脈が速くなる。

鬼束ちひろの曲は、暗いと今さっき書いたところだけど、実は暗い曲だけでなくて、明るめの曲もある。暗さを抱えたままの明るい曲。前に踏み出したいときに、一緒に歩いてくれる曲。
・『We can go』
・『ROLLIN'』
・『LITTLE BEAT RIFLE』
・『火の鳥』
などなど。


鬼束ちひろが昔何かで言っていた。
「『自殺する人は、はじめに椎名林檎、次にCoccoを聞いて、最後に鬼束ちひろを聞いて自殺する』という書き込みを見つけてネットが怖くなった」
と。
ある意味当たっているのかもしれない。でもそれは音楽のせいで死んだのではなく、音楽の力でも救いきれなかった人たちだと思う。たくさんのひとが鬼束ちひろの曲で救われていると思う。私もそのひとりだ。比喩ではなくて本当に命を救われたと思っている。私の想像だけれど、一人の医師が一生をかけて救える命より、はるかに多くの命を救っているのではないかと思う。
今鬼束ちひろがどう思っているか、分からないけど、
「私はあなたの曲に救われました。」
鬼束ちひろがこのサイトをわざわざ見ているわけがないだろうけど、書いておく。


高校2年冬くらい~

今度はCoccoにはまった。(もちろん鬼束ちひろを聞かなくなったわけではないよ)
鬼束ちひろの時と同じ経緯ではまった。
YouTubeで『焼け野が原』のライブ映像をみた。赤いライトのなか、白いドレスを着て長い髪を振り乱しながら細い体で叫ぶように歌う姿に一目惚れした。私は音楽を一回聞いただけで好きになることはほとんどなくて、何度が聞いているうちに好きになることが多いのだけど、この曲は違った。一瞬で引き込まれた。

本当はライブ映像を貼りたい(無断アップロードの聞いてました。ごめんなさい)のだけど公式が出していないからミュージックビデオで妥協しとく。
去年ライブに行ったのだけど最初の曲が『焼け野が原』で赤い照明の中白いドレスで歌っていて、泣いちゃった。

Coccoは暗い曲からフラットな曲、踊り出したくなるような明るい曲まで、本当に幅が広い。落ち込んでいる時も、元気な時も、それぞれにぴったりな曲がある。あとね、Coccoの曲のなかには内容が暗いのにメロディーが明るい曲が結構たくさんあって、そのアンバランスさが心地よかった。

どの曲が一番聞いたかは分からない。鬼束ちひろと同じく好きな曲はありすぎるので割愛。
そして、Cocco本人の雰囲気や人柄に惹かれた。あんなに可愛らしくてシャイな人からどうしてあんなに力強い声が出るのだろう。

Coccoは以前、「私の歌じゃ人を救えない」と嘆いていたけれど私は救われました。


高校2年生2回目春 コロナ禍

またまたCoccoなんだけど、『自粛生活・おうちdemoトラック』と題して新曲をお手製のミュージックビデオとともにYouTubeに次々とアップしてくれていて、それを楽しんでいました。

特にお気に入りは『結い』という曲。(その後『プロム』というアルバムに収録されてます)可愛い。


もうひとつ、結構はまったのは、HONEBONEというバンド。
・『生きるの疲れた』
・『冷たい人間』
この2曲をよく聞いてたかな。




まあ、こんなところかな。
不登校になって、明るい曲が白々しく感じて聞けなくて(今はそんなことないよ)、鬼束ちひろとCoccoの曲をたくさん聞いた。なんか、鬼束ちひろとCoccoを語る記事になっちゃった。

今度気が向いたら受験期に聞いた音楽でもまとめようかな。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
あなたにも心を守ってくれる音楽の存在、または、出会いがありますように。

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