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萩尾望都 (11人いる!)

(「別冊少女コミック」1975年9月号~1975年11月号掲載)

萩尾望都の代表作の一つと言える作品。
古い作品ではあるけれど今読んでも十分面白い。
よく練られたストーリー。
謎とスリル。
魅力的なキャラたち。
絵柄は今と比べると古いかもしれないけれど・・・フロルは今みても可愛いですね。


これはリアルタイムで読みました。
最初は前・後編の予定だったのに中篇が入って結局3回になってしまった作品です。

前編が終わった時点で、11人目は誰だ?フロルは男?女??・・・
と、友人たちとワイワイ話していたことをまるで昨日の事のように覚えています。
あの頃は私も若かった・・・(遠い目・・・笑)

(心に残る台詞)
石頭ことグレン大佐の受験生たちへの今回の受験に関する説明より・・・
「宇宙はつねに変化にみちている
概念が通用しない場合もある
事態は急変する
的確で素早い判断力が必要だ
常に異端の11人目が存在するようなものだ」

初めて読んだ時から何年も経っていますがこの言葉はどこか私の頭の片隅に残っています。
「柔軟な発想。的確な判断。」
宇宙でなくても、そういう考え方は必要ですよね。

・・・しかし、この台詞を通称「石頭」が言うのはちょっと笑えます。
だって・・・これでは「石頭」ではなくて、「柔らか頭」じゃないですか!

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