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紙芝居で運動意欲アップ!?保育士と一緒に作った紙芝居が子どもたちに大好評

今回は、保育士と連携して制作した運動遊び推進紙芝居』について紹介します。


現代の子どもたちの体力事情とは?

遊び場や遊び仲間の減少、車での送迎など、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わり、体を動かす機会が減ったことで子どもたちの体力は低下傾向にあります。

保育園でも「よく転ぶ」「転倒したときに手が出ない」といった子どもたちをよく見かけるようになりました。

運動したくなる「きっかけ」づくり

子どもたちの活動量を確保するためには、運動することの楽しさを伝えていくことが重要です。

しかし、ただ運動遊びを取り入れるのではなく、自ら体を動かしたくなるような「きっかけ」を作りたいと私は考えました。

また、最近増えてきている男性保育士のアイディアも取り入れたいと思い、彼らと一緒に「子どもたちに運動意欲を持ってもらうためには何ができるだろうか?」と考えた結果、紙芝居を作ることにしました。

これまで保育園や幼稚園では、道徳や食育などに関する紙芝居はたくさんありましたが運動遊びに関する紙芝居はなかったことも、紙芝居に着目した理由のひとつです。

紙芝居の内容は?

元気で丈夫な心と体をつくるのは、体を動かすだけでなく、規則正しい生活習慣を身につけることも重要です。つまり、「よく動き、よく食べ、よく眠る」という健康3原則がやはり大切なのです。

そこで、運動だけでなく生活習慣への気づきも促す内容としました。紹介する運動遊びは、縄跳びなどのようにどれも簡単にでき、すぐにでも「やってみよう!」と思えるものを選びました。

さらに、自身の体にも関心を持ってもらえるように、「健康のバロメーター」とも言われる土踏まずについても触れる内容としました。

こちらは、昔の子ども(左)と今の子ども(右)の足裏を比較したものですが、今の子どもたちは土踏まずの形成率が低い(面積が少ない)ことが分かります。

これは、体を動かす機会が減ったことが原因と考えられます。また、足指が接地していない「浮き指」の状態であることも分かります。浮き指と土踏まずの形状は大きく関係しているのです。

(左)昔の子ども(右)現代の子ども

保育士たちと何度も話し合ってストーリーを考え、絵コンテの作成や作画も保育士が行いました。そうして完成した紙芝居がこちらです!裏書きも本格的です。

子どもたちが集中できる時間を考慮し、
全部で14場面
作画を担当した女性保育士は、少女漫画雑誌に掲載されたこともある漫画家・七瀬みつこさん

紙芝居の効果は?

さっそく紙芝居の読み聞かせを行ったところ、子どもたちは興味を持って真剣に見てくれていました。

自分の足裏を見て土踏まずを確認する姿や、その後の食事の時間に嫌いな野菜を食べようとする姿など、紙芝居を通して、自身の体や健康に関心を持ち始めた様子が見られました。

読み聞かせ後の運動遊びでは、普段は消極的な子が喜んで取り組む姿も見られ、紙芝居の効果を大きく感じることができました。

保育は、運動だけでなく、子どもの成長発達に関わる様々な分野の知識が必要です。特にこれからの保育は、子どもを取り巻くあらゆる関係機関が連携していくことが大切ではないでしょうか?

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※上記画像に記載の商品価格は、動画作成時点の情報です。販売価格の詳細は、以下の情報をご参照ください。


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