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子供のやる気を横取りしていた人。

小学生の時、

毎月購読していた

学研の「科学」と「学習」

その雑誌についていた組み立て付録を、

父が私に無断で組み立てていた。


私は毎月付録を

楽しみにしていたのに。


父は謝るどころか

キレイにできたやろと

自慢する始末。


もちろん出来上がりは完璧だけど、

そういうことじゃない。


姉は中学生の時、

夏休みの工作の宿題を

父が作り、

何か賞を貰っていたとか。


彫刻刀で浮き彫りの作品を作ったとか。


ホントはもっとうまくできたけど

中学生が作ったように

仕上げの塗りをわざと荒くしたと

自慢気に言っていた。


出来上がりの良し悪ししか見えてない。

子供がどう思うか考えてない。

大好きな父だったけど、

今考えたら最低やわ。


当時は何とも思っていなかった。


というか、

悲しかったんだけど

仕方ないんだと思っていた。


そういうことはよくあったので。

当たり前みたいになっていた。


でもなんで父は

子供のことにそんなふうに

首を突っ込んでいたんだろう?


自分で好きなものを買って

それを作ればいいものを。


あ〜、もしかしたら

こんなに出来るお父さんすごいやろと

子供に見せつけたかったのかも。


え〜!


そんなん、はた迷惑の極みやん!!

誰がそんなことしてくれって

頼んだのよ!


姉の宿題の件については

本人からは詳しく聞けていないので

どう思っていたのかは

よくわからない。


でも、私の付録の件については

ありえないとしか言いようがない。


今になって

あの頃の感情が吹き出してきた。


やっと出てこれたんだね。

ヨシヨシしといてあげよう。

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