誰かにもらったHOTひと息つけるコーヒーの味
今、知らない誰かに頂いたコーヒーを飲みながら、このnoteを書いている。
フリーランスのわたしは、基本PCと電波さえあればどこでも仕事ができる便利な身ゆえ、これまでのフリーランスキャリア4年間の間に、カフェで数百杯のコーヒーを飲んできた。
「味のわからない女」として定評はあるものの、自分のコーヒーの好みだってあるし、百名山狂いだった時期は山にわざわざコーヒー豆を持ち込み、早く下山すればいいのに山頂でわざわざミルを回して豆を挽き、お湯を沸かして、手間をかけて「ふぅ〜〜〜」とか言いながらそれなりにコーヒーを楽しんできた。
そんな思い出は置いておいて、
このコーヒーはなんだかすごく美味しい。
と言いつつ、冒頭から突然エモ散らかすのも良くないから、何が起きているのか、わたしの置かれている状況を簡単に記しておく。
前提として、わたしは虎ノ門にある「SIGNAL」というソーシャルギャラリーカフェの運営とコミュニティづくりを設立前からちょっぴりお手伝いしておりまして、
「SIGNAL」は 社会課題解決の兆しを発信する、世界でも類稀なアート&リサーチギャラリー。(気になる方は下記もお読みくださいな。)
今そのカフェで「おくるとつながる」展という展示をやっているのです。
(今週土曜までだから、気になる人は観に来てね〜〜!)
で、わたしがいただいているのはこの展示に紐付いた、心があったまる企画で生まれた「おくりあいコーヒー」。
この企画の仕組みはすごくシンプル。
夜のバーで、「あちらのお客様からです」(スッ)とか言われて、おしゃれなお酒とかをご馳走いただくのとか憧れるじゃないですか。こんな胸キュンな展開、漫画でしか読んだことないけど。
わたしは都内で1人でバーとかには出かけることがほぼないから、そんなチャンスがそもそも巡ってこないだけかもしれない。(遠野の居酒屋さんでたまたま出会った常連さんと仲良くなって、彼のキープボトルを一緒に飲み明かしたことがあるくらいである。)
この「おくりあいコーヒー」企画では、「そんな憧れはあるけど自分にはとてもハードル高くてできないよ〜〜」って方でも気軽に、次に来る誰かに想いを馳せて、あったかいコーヒーを贈り合うことができる。
・・・めちゃくちゃ素敵やないか
てなわけで、前置きが長すぎましたが、わたしは誰かに贈ってもらったコーヒーをいただいています。うーん、やっぱ美味しい。
わたしもちょっと照れながら、いそいそと「おくるチケット」を作成しちゃいました。
誰かが贈ってくれた「あったかいコーヒー」も、そろそろ飲み終わる。
テキストだけで済ませちゃうことが多いこの世の中、
メッセージカードとコーヒーで、誰かのあたたかい心がつながり合う瞬間って、なんかいいよね。
わたしが贈ったコーヒーを誰かが飲む頃には、もう少しあったかくなって、メッセージに書いた通り、桜が美しく咲いているといいなあ。
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