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#7 日本で外国人労働者に対する差別がなくならないわけ

こんにちは!
今日は自分が日本において多文化共生を促進する上で課題となっていることを述べたいと思います。
ただフィールドに関しては愛知県の名古屋市で検証します。

1.最近の日本について思うこと

広がっている多文化共生政策

肌感ですが、最近になって日本でも「多文化共生」、「ダイバーシティ」といった言葉が広がってきたような気がします。
例えば駅。
名古屋をぐるっと一周できる市営地下鉄名城線では、
駅の看板、駅名、電光掲示板(?)を見ると、英語、中国語、韓国語など3か国語が同時に表示されるようになりました!(👏)

他にもレストランで英語表記のメニューがあったり、優しい日本語が使われたりとここ数年でかなり多文化共生は進んできました!


と思いきや、まだまだ外国人労働者差別はなくなっていないんですよね。
厚生労働省のまとめによれば平成29年の時点で監査を行った7割の事業所が何らかの違反行動をして検挙されています。
あくまで監査した事業所の中で7割なので実際はもうちょっと多いのではないかなと思います。

ここで、僕が思うこととしては、日本って多文化共生の政策は徐々に広まってきてはいるなと思います。

2.なぜ差別が亡くならないのか

結局のところ国や行政が取り組みを推進しているものの、
一般市民や労働者には広がっておらず、一般市民は多文化共生に関心がないからと考えています。

平成28年に名古屋市で行われた第二回県民世論調査では、名古屋に住む8割の人が「多文化共生」という言葉を理解していないということが明らかになりました。
多文化共生の理解度を世代別にみると30代、40代が一番低いという結果が出ました。
30代、40代と言えば働く世代真っ盛りであり、上司などにあたるそうですよね。

また、外国人に対して治安悪化につながるなど悪いイメージを持ってしまっている方がたくさんいます。
*詳細はこちらをご覧ください。

この情報から見えてくることは
・行政はがんばっている、が市民への浸透がない
・市民は関心を持っていない、かつ外国人に対して悪いイメージを持ってしまっている

僕はこれらのことから街中および職場での外国人差別がなくならないのだと思います。

だからこそ、僕は一般市民や職場の方への「関心」を広める、正しく理解することで多文化共生を促進していきたいと考えています。


2021.02.03

参考
https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000534465.pdf




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