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やん、初の幸せからの転落。

皆さまこんにちは。note2度目の投稿です。いよいよ私の凹凸人生ストーリーをお伝えいたします(笑)

突然ですが、「オイルショック」ってご存じですか?原油高騰で世のトイレットペーパーが売り切れ続出になったあの「ショック」です。
あの頃に私は生まれました。
昔母が「小さな私を抱えてトイレットペーパー買いに行った」って言うてました。時代背景をイメージしやすくなりますかね?(笑)

この頃のやん家は幸せな家庭だったようです。

私が三歳くらいの頃、父は小さな会社を立ち上げたようで、家族構成は…

父・母・私・妹の四人家族でした。たしか県営か市営の住宅に住んでました。

私の最も古い記憶はたぶん4歳くらいからだと思います。この頃から2年半ほどは小さな平屋に住んでました。借家です。しかも、父方の祖母も一緒に住んでました。この家に越して来てからの同居です。アパートから引っ越した理由は全く分かりませんが(しかも何故か祖母までも)、この時期から我が家は暗黒の時代に突入していきます。
この頃は、祖母が加わり五人生活でした。

かなり後から聞いたのですが、この頃、父の会社が倒産したらしいのです。ですが、その事実を父は長らく家族には隠していたようです。なので、ハッキリした年などは分かりませんが、おそらく私が三歳頃から五歳くらいの間の短い期間で会社を潰したと思われます。
一緒に立ち上げた副社長の友人が、金庫の金を全部持って逃げたという、チープなテレビドラマの様な展開で、我々一家に闇が襲いかかってくるのです。

この平屋生活の間に、当時の幼いやんにとって辛い出来事がいくつかありました。

まず、この祖母が異常に私に厳しかったことです。妹には優しかったのですが、父も母も会社勤めで日中家を空けてる時に、チャンスとばかり私を叱ってくるのです。なので、昼間私は泣いていることが多かったらしく、そのことを隣人が母に伝えていたようです。
そんな五歳のある日、私はおたふく風邪にかかります。保育園を休み家にいたのですが、あまりの寂しさに、顔をパンパンに腫らして熱を出した状態で、自転車に乗り、どこで働いているかも分からない母を探しに出たのです。家を出て自転車をこいでる記憶はしっかり残ってるのですが、どこでどう見つけられたかが全く記憶にございません(汗)よほど祖母が嫌だったようです。

またある時は、その自転車で遊んでるとき自動車と衝突しました。どんな状況でぶつかったかの詳細は覚えてないのですが、恐らく胸に衝撃があり、少し呼吸が出来なかった記憶があります。ただ自動車を運転されてたおじさんが良い人で、すぐに病院に連れていってくださり事なきをえました。ホントいい人で良かった。しかも、新しい自転車を買ってくれました。

でも、やっぱり何が辛かったって、暗黒時代突入の決定的な喧嘩。
その記憶は、ある晩の両親の怒鳴りあいからスタートする。

私と2つ下の妹が、こたつで二人一緒に片寄あってビクビクしてる映像が頭の中にある。隣の部屋では「何しよんじゃ!やめんかい!」と怒鳴る父親。「もうほっといて!邪魔せんといて!」と泣きわめく母親。「二人とも落ち着いて…」とおろおろしてる祖母。
母がカバンに衣服を詰めてるのを、父が邪魔をしているのである。そして、私の次の記憶は、母に手を繋がれ妹と三人真っ暗な道を歩いているシーンに飛ぶ。カバンも何も持たずに母と三人夜道を歩いている。なんとなく覚えているのが「僕らどうなるんやろ…」と訳が分からない状況を受け止めることが出来ない自分の記憶。

そして、更に次の記憶は、新たな土地での生活にまで飛んでいる。
空白の数日間。やはり、当時の幼い私にはこれらの全ての現実を受け入れることが出来なかったんでしょう。
新たな場所は、母の故郷で、徒歩三分程度のところに母の実家があった。周りは田んぼと川と山。
このとき私は小学一年生。秋の音楽会の記憶から再スタートしている。

引っ越し前が少し都会で、学年8クラスもある学校だったのですが、転校したところは僅か2クラス。町から田舎へ。生活環境も全て変わり、母と妹の三人暮らし。そして鍵っ子になる。
お風呂は薪をくべる鉄釜タイプ。トイレはいわゆるボットン。そして、その風呂もトイレも家の外。雨風ひどいときはエラいことです。
元々そんなに裕福でもなかったけれど、今度はホントの貧乏に。

そして、とうとうやってくる「イジメ」。
ね、けっこう暗黒時代でしょ(笑)

ここからが私のホントの正念場を迎える時期なのです。「私の正念場第一段!」て感じ(笑)

今回は私の4歳頃から6歳後半くらいまでの体験記でした。いわゆる普通の家庭から一気に片親になり、家も変わり、友達どころか知り合いゼロになり、そんな経過を記しました。

似たような経験をされた方もいらっしゃるでしょう。「うわっ。私なんてまだマシかも」とか思われた方もいるかもしれません。「いやいや、そんなん大したことねーし。俺もっとエグいし。」という方も結構多いかも。

でも、これは不幸比べをする為の記事ではないです。ただ、私の経験と比べて心が軽くなるのであれば、それはオールオッケーです。
読んでおもしろい、興味がわくという様な方々が少しでもいらっしゃるのならそれで良いと思います。

次回は、私の転校後からのエピソードを記していきます。
毎日アップということは出来ませんが、週一以上を目指してまいります。あんまり自信ないですが(汗)

気長にゆるくお付き合い願います。

I hope you will feel happiness...

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