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Gaudiyに入社してみて、会社自体がひとつの理想的なコミュニティでありエンタメ作品だと思った話

はじめに

皆様こんにちは、株式会社Gaudiyのプロダクトマネージャー miyatti (@miyatti )と申します! 

春ですね!ツイッターのタイムラインとか見てると、異動や転職など新しいこと始めた方も多く入社エントリとか見かけまくりますが、この勢いに乗じて今回は、いわゆる「入社エントリ」というものを書かせていただこうと思います。

まぁ入社したのは去年の夏とかなので、ずいぶん時間が経ってしまっていてめっちゃ申し訳ないのですが、今更ですがこのなんか春の新しいこと始めました祭り&Gaudiyの5周年企画(私以外も入社エントリがどんどん投稿されていくらしいです!)にかこつけて、勢いでどさくさに紛れて8ヶ月目の入社エントリを書きたいと思います!

自己紹介

と、その前にお前誰だよというところで、自己紹介を簡単に。

前述のように、現在はプロダクトマネージャー、そしてスクラムのロールでいうところの意味における「プロダクトオーナー」をGaudiyでやってます。プロダクトの全体戦略の策定や、日々の開発優先順位を決めたりするお仕事ですね。

経歴的には、ずっとプロダクトマネージャー、というか企画職をやってきてまして、今回で会社としては5社目、とかになります。

特徴としては、プロダクトマネージャーとしては、アジャイルからUXデザインまで色々と方法論的なところに昔から興味があり、そういった発信をTwitter中心に行っていたり、副業でプロダクトマネージャーの授業の講師をやったりしているところがひとつ。

※ 前職のエクサウィザーズ時代に、自分の方法論をブログにまとめたりしたこともあります。

また、会社遍歴としては、NTT Communications、楽天、メルカリ、エクサウィザーズと、大企業からザ・スタートアップな感じのところまで(メルカリは2年目入る前ぐらい、エクサウィザーズも人数少ない頃)とか、いろんなタイプの会社を経験していることでしょうか。

※ 過去の自分関連の記事を以下に並べてみます。

転職の理由

なぜ、そんなタイプの人間が、今回また転職したのか?というところについて。逆に言うと、なんで今までそんなに色々な会社を転職してきているのか? というところに疑問を持たれるかなとは思うのですが。

ただただ、自分にとっては、仕事人生を生きる上で、より面白いこと、より自分が成長できること、よりそのプロジェクト、プロダクトにとって自分がアドバリューできそうなこと。そんなことを常日頃考えて、いろんな会社様をみている日々です。

自分的には人生をかけて、どんなタイプのどんなフェーズの会社が一番自分的にハッピーな仕事ができるのだろうか?という探求を重ねてきていて、その結果、大企業からベンチャーまで移ってきていると言う状況になっています。そして、今回のタイミングで、より良い環境を求めて調べていたところ、そんな幸福な条件が重なったのがGaudiyだった、という感じでした。

転職するきっかけや意味みたいなのは人それぞれで、人によっては転職というものを重く考え、ひとつの会社でやり抜くことを是としている人も多くいらっしゃると思います。絶対それはそれでとても重要な考え方だとは思い、私みたいなのも極端な例だとは思うのですが、もちろん各方面に迷惑を基本的にはお掛けしない(いきなり投げ捨てていかない)というのは当たり前として、最低限の義理を果たした上であれば、今の時代、わりと自分中心で、自分が生きやすい楽しい環境を追い求め続ける、その結果として転職も考えてみるというのは、個人的には全然おすすめしたいですね。

Gaudiy入社のきっかけ

そんななかで、Gaudiy入社の具体的な最初のきっかけは、代表石川とのカジュアル面談でした。ひたすら、プロダクトの話は横に置いといて、理想的な社会構造がなんなのかみたいな話を、30分予定だったところを3倍の1.5時間ぐらい喋くり倒した記憶がありまして、もうその時点でこれは面白いお方、面白い会社である、と確信してしまったのが始まりでした。

この会社は石川さんだけじゃなく、会社全体でビジョンに向かって本気で行動してる人たちの集まりだ、というのを確信したんですよね。もちろん今までの会社でも、思想というか考え方が合う人というのはたくさんいたんですけど、ある程度、「理想は理想、現実は現実」として目の前の仕事はビジネス優先でやっていく、という会社が普通な感じでした。Gaudiyはその辺は違う感じがした(そして実際入ってみてやっぱりそうだった)。

Gaudiyの世の中を変えようとすることへの本気度がやばかった

働く、ということの考え方って人それぞれですよね。考え方の一つに、あくまでも「働く」というのは、生きるための手段に過ぎないというのはあると思います。生きるだけじゃなく、プライベートで何か楽しいことをやる、そのためにはお金がいる、そのために働く。これはこれで基本の考え方です。

でも、やっぱり人生、かなりの時間を会社で過ごすわけです。働くこと=会社で活動すること自体が、めちゃくちゃ楽しいに越したことはない。そして自分にとって楽しいというのは、何か会社でゲームができるとか飲み会がたくさんあるとかそういうことではなくて、価値観が合う人たちと仕事ができること、そして、やっている仕事が、自分が理想とする社会を作るための活動であること、みたいなところにあります。

そういう意味では、Gaudiyというのは本当に自分にとっては最適な会社でした。

Gaudiy、というか代表石川さんはガチ目に、本気と書いてマジで、社会を変えてしまおうとしている節があります。いや、もちろん会社のビジョンにそう書いてあるので、そう思ってて普通なんですが、今までもいろんな会社で、その会社のビジョンみたいなことを語られているのを聞いてきましたし、特に自分が今まで所属した会社なんかは、本当に本気で熱くその辺を語っている会社が多いですが、Gaudiyは、素朴にガチ目にマジで理想的な社会を作ろうとしていて、今までいた会社の中では本気度が相当高いです。

どの辺にガチさを感じているかというと、いくつかありますが、まず手の届く範囲として、会社を一つのコミュニティとして、変革しまくってること。そのためのリソースをスタートアップとしてはあり得ないぐらい投入していること、だと思います。普通のスタートアップの10倍ぐらいは時間とリソースをかけている

具体的には、プロトコルチームというチームがあるのですが、ここに現在4人ぐらい所属しています。彼らは、基本的に会社の仕組みや会議のあり方、組織構造、そのほか福利厚生などのルールを決めることが仕事なのですが、このメンバーが元コンサルだったり、アカデミック出身だったり、普通だったらプロダクト組織に所属しているようなメンバーがめちゃくちゃ時間を使って考えている。

ここだけとると、別にそれは会社を良いものにしようとしている取り組みというだけで、社会変革とは関係なくない?と言えなくもないのですが、個人的には社会を変えるためのに本気なのであれば、一番身近なコミュニティである自分達が所属している会社を変えられなくて、何が本気なのか、ということなんだと思ってます。

スタートアップにとって一番身近な社会が「会社のコミュニティ」だと思うのです。ここが旧態依然としてやり方で、社会だけ変えようといってても、そりゃ嘘でしょ、ってなると思うんですよね。そこが言行一致している度合いは、Gaudiyはスタートアップの中でも群を抜いて高いと思います。というか下手したら、ビジネスでの成功、というのは、会社という社会をよくする中で副産物的に生まれればいいや、というぐらいに捉えている可能性がみんなある。

この建前と本音が一致している感じ(社会変革というのがお題目ではなく、本気で日々のビジネス的アクションに内包されてる感じ)は本当に良くて。まぁ言っても、入るタイミングではこの要素が最も大きいというわけではなかったんですが、実際入ってみて、基本的に会社への満足感はずっと高い状態で、その理由は何だろうなと思うと、この本音と建前の一致というのは、非常にストレスレスなところなんですよね。

理想はこうだけど、現実はなかなかむずかしいから理想とは反することも稼ぐためにはやらないとね・・・というのは大人であれば日常茶飯事のロジックです。そしてまた、Gaudiyにおいてもそう言った要素が全くないとは言わないです。ただ、やっぱりすごい少ない。政治的要素がめちゃくちゃ少ない。この辺がDAOを標榜してるだけはあるなと、思います。

Gaudiyという会社自体が一つの理想的なコミュニティでありエンタメ作品。

ひとつ前のところで言いましたが、Gaudiyという会社自体、まずは、ひとつの小さな社会として、変革しまくってるという話があります。

さっきは変革する方の目線でしたが、その変革された会社というプロダクト、コミュニティを利用している一ユーザーとしての視点での話になるんですが、このGaudiyというプロダクトが普通に楽しい。水曜日の午前が休みというシステムとか、デスゲームみたいな蠱毒というシステムとか。

他にも細々色々と面白いシステム(プロトコルと言ってます)があるんですけど、これらが仕事って感じじゃなくて、一種のゲーム性を帯びているんですよね。なので、イチ社員として、普通に楽しい

もちろんどんな会社でも、そもそもビジネスってのは一種のゲーム性があり、ビジネス的成功に向かって一喜一憂する、そういう側面があるのは間違いないのですが、ただ何も考えずにやっていると、リアルなビジネスにおいては意外と勝ち負けってはっきりしなかったりするじゃないですか。

Gaudiyにいると、そういう勝ち負けとか、リアルビジネスで不明瞭だったとしても、まさに蠱毒なんかが顕著なんですが、明確に勝ち負けを決めたりするんですね。蠱毒はかなり大袈裟な部類のシステムですが、こういうゲーム性みたいなものがGaudiyだと日常だったりします。この緊張と緩和というルール、システムで仕事をしていると、まぁもちろんしんどい時もあるんですけど、基本楽しいんです。しんどいってのは一種のゲーム疲れみたいな感じで、それもまたよしという感じになります。

上の方でも書いたように、自分としては、仕事中も楽しいことが一番の会社選びのポイントであるので、こういう部分は本当にありがたい。

そんなこんなで早8ヶ月。楽しい日々。

8ヶ月が本当にあっという間でした。めちゃくちゃ正直にいうと、こんなに早く仕事に馴染めて、何も特段悩まずに時間が経った会社はGaudiyが初めてな気もします。

これはたぶん自分みたいに、仕事に対して「本気で社会を変えようとする思想性」そして「仕事そのものを楽しくしようとするカルチャー」を求めていて、それがGaudiyにマッチしてしまった、というのが正直でかいので、合わない人には合わない可能性は正直あると思います。

逆にいうと、「会社に求めることは安定性とお金とかの条件」で「別に会社は淡々と仕事ができれば良くて面白さとかは求めない」人にはあってません!もうこれは人生観の違いなので、どっちが良きとかではないと思いますが、自分と似た価値観を持っている人であれば、絶対少なくとも私たちの話は聞いてみてほしいです。なかなかここまでエッジの立った会社ってのは見当たらないという自信はあります!

プロダクトオーナーとしての今後の抱負

そんな楽しい環境で、まぁお客さんとしてぬくぬく過ごしているわけではもちろんなく、私自身も変革者を志すものとして、そしてプロダクトオーナーというとても重要な役目をいただいている責務として、よりGaudiyをハッピーな環境にし、そして社会をそうするために、日々やれることをなんでも片っ端からやっていっております。

プロダクトオーナーをやっているからといって、特に今までの会社でやっていたこととあんまり変わってない認識でして、というのも弊社はあくまでDAO組織であり、スクラム開発をやっている会社でもあります。基本的には権限委譲およびチームの自律的な動きが基本です。なので、プロダクトオーナーというなのトップみたいな人が、事細かにすべての意思決定をやる、というタイプの会社ではなく。全員がプロダクトのオーナーシップメントをもって、仮説検証を回していくスタイルです。なのでプロダクトオーナーはあくまでもチームには属さないですが、その分別観点で全体を俯瞰するなかで、やるべきことを見つけて勝手にやるという感じで、並び的にはフィーチャーチームのもう一つのチームとして遊撃隊的にPO(そしてPO室)が存在しているという感じ。なので、特段変に気を張り詰めすぎず淡々とプロダクトのために仕事してます。

この考え方は、エクサウィザーズ時代に考えていた理想のプロダクト開発チームの在り方そのもので、それがGaudiyでちゃんとやれていること自体もすごい幸せです。こういった働き方よさそう!という方にもGaudiyおすすめです。

※以前書いたあるべきチームマネジメントをまとめたブログ

(1)すべての仕事は仮説検証である (2)全員がプロダクトの責任者である (3)お互いに情報を補足し合う (4)衆愚性にならない 

このブログでも書きましたが、とはいえ、完全にチームに権限移譲して、自律的に動いていくと横連携が難しかったり、方向性がそろわなかったり、民主制を目指しすぎて衆愚制になったりする可能性も。その辺の最低限はプロダクトオーナーの責務として、緊張感をもって、プロダクトビジョンや勝ち筋をだすこと、やるべき方向性を提示する仕事をしております。この辺は、まぁこのブログでも冒頭かいたように、組織の中でも比較的、どういう社会にしたいのか、どういうプロダクトにしたいのかというのはエゴが強いほうだったりするので、役割分担としては今のところうまくいってるかなーとはおもってます。

組織的にはこのヒエラルキーとフラットのうまいバランス、みたいなのがひとつのGaudiyの特徴だと思いまして、思想的には代表石川がいうところのWeb2.5とかの考え方とつながってるのかなーと勝手に思ったりしているところです。

イノベーションをめちゃくちゃ追求しすぎると中央集権になるし、かと言って分散的にしすぎてもイノベーションが生まれないと。この制約の中で、何が必要で、何は捨てるべきなのかと考えたときに、まずは誰もがフェアで自律分散的に動けていて、やりがいを持てているという状態は前提として必要だと考えました。そして、それが阻害されない限りは、組織として尖ったものを追いかけていく。このバランス感覚がすごく重要だなと思っています。Gaudiyの現状は、僕自身が持つ強烈なビジョンがある一方で、働く個々人もそれぞれがやりたいことや目標を持っています。それらを擦り合わせた上でビジョンの実現に向かっていく、その絶妙なバランスを作っていこうとしていて。

https://seleck.cc/1529

(このへんの弊社のプロダクトオーナーと各フィーチャーチームの動き方、関係性みたいな話は今度また別のブログを書く予定になっているので、そちらをぜひご覧いただければと思います)

あと、うちのプロダクトの特徴として、あまり選択と集中をせずに、お客様のために必要な機能は、ローコストで高速に開発してどんどん出していく、という方針があります。そうした方針もあり、やりたいことはめちゃくちゃあって、ビジョンもあるのだけど、もっと人さえいれば色々できるのに・・・!と思う場面が無茶苦茶多いです・・・。

ぜひぜひ、こんな感じで、ハッピーな弊社にご興味ありましたら、弊社採用ページから、ご連絡いただければ嬉しいです!ほんとにそんないい会社なの?という疑いベースから入っていただいて大丈夫なので!!!是非是非!(直接私のTwitterとかでDMいただいても大丈夫です)

よろしくお願いしますーmm

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