鹿取みゆき

日本ワインとそのつくり手たちと共に歩み、共に学んできました。日本ワインのあれこれを綴り…

鹿取みゆき

日本ワインとそのつくり手たちと共に歩み、共に学んできました。日本ワインのあれこれを綴ります。今は、日本のワイン産業を支える基盤づくりに力を入れています。

最近の記事

長引くコロナ禍のワイナリーの動き:日本のワイナリーを応援しよう!

長引くコロナ禍。日本ワイン産業への打撃がボディーブローのようにきいている。 昨年はワイナリー支援、その向こうのブドウ農家支援の気運、巣ごもり消費の影響もあり、通販がのびた。しかし今年は、多くの人たちのコロナ疲れなのか、アルコールを否定的にみる流れなのか、先月あたりから各ワイナリーの通販にも陰りが見えてきた。 ワイナリーの売上は、そのまま農家からのブドウの買い取り、ひいてはブドウ栽培農家にも影響が出てくる。事実、あるブドウ園からは今年のブドウの買い付けを実施しないというワ

    • 東北のワインで繋がる  VindeMICHINOKU

      明日で、東日本大震災から10年です。 震災の記憶は、消えることはない。いや消してはいけない。 そんな思いが込められたワイン、VindeMICHINOKU ( ヴァンドミチノク)が、明日全国の飲食店で提供されます。ほんの1杯のワインで東北に思いを馳せてみませんか? 下記にお店の名前をリストアップします。 12月に岩手県の沿岸部を訪ねる機会を得ました。陸前高田から大船渡を通り、野田村まで北上しました。復興のスピードは土地により、さまざまでしたが、まだまだ復興なかばの印象を強く持

      • ホットクックで作ってみた#1

        迷いに迷って購入したホットクック(KN-HW16F)。 1.6Lタイプです。 3品つくってみた。 1)鶏胸肉の低温調理 2)野菜の蒸し物 3)茶碗蒸し 1)鶏胸肉の低温調理 自動メニューでやると火をとおし過ぎだと思い、低温調理40分に設定。 20分だけマリネ。茅乃舎の野菜だし半袋(やぶる)、藻塩、胡椒とコリアンダーは叩き潰す、ニンニク、ローレル、オリーブオイル大さじ1。 結論:設定時間は40分でOK。でも茅乃舎のだしをいれるとくどい。個人的にはいままでつくってきたほっと

        • 【月山ワイン応援セットを作りました!】

          7月末の集中豪雨は熊本のみならず、東北地方にも豪雨による大きな被害をもたらしました。同月29日の投稿でもお知らせしましたが、この豪雨により、山形県鶴岡市のワイナリー、月山ワイン山ぶどう研究所(通称月山ワイン)は、醸造施設の対岸のトンネルカーブの貯蔵庫(ワイン貯蔵庫)が浸水という大きな被害に会いました。当初は水浸しにあったワインの本数がつかめておらず、数字を公表しておりませんでしたが、この度、ワイナリーの所長の阿部豊和さんから被害総額について教えていただきました。 (阿部さんは

        長引くコロナ禍のワイナリーの動き:日本のワイナリーを応援しよう!

          日本ワインの新しい可能性がわかる3本

          日本のワイナリー、日本のワイン造りを応援したい。 そう思っても、日本ワインを日常的に飲んている日本ワインファンは別として、まだあまり日本ワインに馴染みのない人たちはどんワインを飲めばいいかわからない、どこで買っていいのかわからない。そういう人は多いかもしれません。 そういう人たちのために、東京代々木上原のQUINDIの塩原弘太さんに「日本ワイン応援セット」を販売してもらうことにしました。 せっかくセットを作るのならと、第一弾はこれからの日本ワインの新しい流れ、そして新たな

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          ハイブリッド品種のワインづくりの可能性

          気鋭のイギリス人ジャーナリストのジェイミー・グッドJamie Goodeがハイブリッド品種のワインの可能性についてVINE PAIRに寄稿。タイトルは「Why the Wines of the Future Will Be Made From Hybrid Grapes?」 一昨年、フランスのIFV(かつてのENTAV)、INRAの管轄の研究所を訪ねた際、彼らが耐病性のあるハイブリッド品種の開発に力を入れているのを目の当たりにして、衝撃を受けました。 後ほど、本記事の要旨

          ハイブリッド品種のワインづくりの可能性

          あなたの1杯が日本ワインを支えます

          お願いです。 新型コロナウイルスの感染拡大にともない緊急事態宣言が全国に向けて発せられました。 影響は、日本各地にあるワイナリーにも及んでいます。 3月後半から心配をしていましたが、売り上げ5割減はざらにあり、75%減、7割減のワイナリー、さらには存亡の危機にあるワイナリーが出てきています。飲食店を通じて、みなさんの手元に届いていたワインは、今はほとんど動いていないのが実情です。 本来、この時期、とりわけゴールデンウイークには、「一度は訪ねたいワイナリーベスト10」とい

          あなたの1杯が日本ワインを支えます

          【オススメ日本ワイン】         初リリース、「八重原メルロー2018」

          今年、長野県のヴィラデストワイナリーから、新しいワインが3月15日にリリースされた。その名も「八重原メルロー」。 ワイナリーの増加している長野県の中でもっとも活発な動きをしている千曲川流域。県ではこの一帯を千曲川ワインバレーと称して、産地化の動きを推進している。特に上田市、東御市、小諸市など8市町村をカバーするエリアである千曲川ワインバレー東地区は、ワイナリーのみならず、ブドウ園が続々と誕生。まさにワイン産地が生まれようとしているのを感じる。ワイナリーに加えて、ワイン用

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          再起のためにお金をもらうー持続化給付金について

          先日、江川さんの記事を参照して、中小企業・個人事業主への給付金について記しましたが、記事に間違いがありました。 お詫びして訂正させていただきます。 本日、この「持続化給付金」(名称も決まったみたい)についての詳細が経済産業省により発表となりました。それとともに相談窓口の電話番号も変わりました。 給付されるのは、法人は200万円、個人事業者は100万円。 添付の書類を読むと、上限が昨年1年間の売上からの減少分とあります。 相談ダイヤルで確認する必要がありそうです。 05

          再起のためにお金をもらうー持続化給付金について

          テイクアウト時でのお酒の販売に関する国税庁のサイト一覧

          先週、4月9日、国税庁によって、現在、経営的に苦境に立たされている飲食店を救済するために、ワイン、日本酒、ビールなど在庫しているお酒類を、これら飲食店がお料理のテイクアウト時に販売することができる、期間限定の免許を取得できる法律が定められました。 一般の酒類小売業免許とは別に、新たに「期限付酒類小売業免許」 を設 け、これを付 与 することになったのです。 これについては細かいガイドラインが定められています。 今まさに飲食店はなんとか火を灯し続けようと奮闘しています。ま

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          中小企業・個人事業主への現金給付

          【フリーランス、中小企業の方、飲食店の方も 必読】 中小企業に最大200万円、フリーランスを含む個人事業主に最大100万円の現金給付の件について、昨日の首相の会見で江川紹子さんが鋭く質問。よくぞ突っ込んでくれました! 個人的にはこの手の補助金、税金の制度はつい考えるのが嫌になってしまうところがあったが、この制度については友人にも、よく見るようにと言われてた(彼女は経済の動向などよく勉強している)。 昨日の会見では、江川紹子さんが食い下がって質問していたにもかかわらず、首相

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          Save Restaurants! Tokyo Take Out Mapへのご参加のお誘い

          Save Restaurants ! Tokyo Take Out Map!! 新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、飲食店関連の皆様におかれましては、心身ともに厳しい状況下にあるとお察しいたします。 レストラン、割烹、ワインバーなどなど飲食店を営む皆さんは、ご自身がつくり手であると同時に伝え手でもあります。生産者と食べ手や飲み手である消費者を繋ぐ貴重な存在なのです。そして、そうしたお店は心身を共に豊かにしてくれる大切な場でもあるのです。 詳しくは、この前に投稿した

          Save Restaurants! Tokyo Take Out Mapへのご参加のお誘い

          Save Restaurants !! part 2

          前回のnoteの記事をツイッターで紹介していたところ、アレヨアレヨとRTが増え、気づいたら、RTは279、インプレッションは14万を超えました。 そして強力な協力者も登場しました。 ソムリエ兼一般社団法人ワインアロマセラピー会長の蜂須賀紀子さんと料理人兼一般社団法人CookForJapanの広報担当の石川雄一郎さんです。 このお二人の御尽力で、マップと連動した、テイクアウトやデリバリーが可能な飲食店のサイトが立ち上がることになりました。 名付けて、 Save Restau

          Save Restaurants !! part 2

          Save restaurants !

          東京都内における、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、都内の飲食店は大きな打撃を受けている。 けれど、彼らも動き出している。 飲食店は、農産物だったり、農産加工物を食べ手や飲み手に伝えてくれる、伝え手。 そんな彼らがテイクアウトを始めている。 とりあえず、下記にリストをアップ。 飲食店をサポートすることは、その向こうにいる生産者たちをサポートすることにもつながる。 あなたの街の近くにもあるかもしれない。 自薦他薦があればリストに追加します。 今週中にはリンクも貼ります

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          【オススメ日本ワイン】 ソレイユ・ルバン シャルドネ2018 /庄内たがわ農業協同組合 月山ワイン山ぶどう研究所 2500円(税別)

          ソレイユ・ルバンシリーズから初のシャルドネのワインがリリース。5年ほど前から新たに4つの地区で生産者を募り育苗ハウスを有効活用し栽培を開始していたが、今年リリースに漕ぎ着けた。 テイスティングレビュー抜栓仕立ては、やや香りは閉じ気味。しかし2日目以降になると香りが俄然と開いくる。白桃の香りに混ざって花のような香りも感じられる。わずかにすぎのような香りも。何と言っても特徴的なのは、ふくらみのある果実味。アタックでは酸はおとなしめですが、バランスが取れていて、丸みのある味わ

          【オススメ日本ワイン】 ソレイユ・ルバン シャルドネ2018 /庄内たがわ農業協同組合 月山ワイン山ぶどう研究所 2500円(税別)

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