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【シロクマ文芸部】梅の花・20字小説


梅の花を見に行こう。既婚の彼からの誘い。
梅林の中は紅や白の花が所狭しと咲き誇る。

恋人繋ぎで散策すれば束の間の二人の世界。
年齢違いの私達はどんな風に見えているの?
あなたの事が大好きよ。ずっと好きでいる。

「遠くに転勤するんだ。もう会えないかも」
「私みたいな子を引っ掛けちゃダメだから」
それでも、誰かを見つける事は分かってる。

「君こそ、俺みたいなのに引っ掛かるなよ」
「分かった。寂しい時は連絡してもいいよ」
もうすぐ終わりだと心のどこかで覚悟した。
好きだけど、それだけじゃダメな事もある。

桜の花が咲く頃、あなたは遠くへ行くのね。
せめてそれ迄は私に夢中にさせてやるから。

桜が満開になる頃あなたを心から追い出す。
桜が散る頃には好きな気持ちも散ってゆく。
葉桜になる頃には、前を向いて歩いてゆく。


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シロクマ文芸部に参加します💛
今週のお題は「梅の花」です。


ショートショートを書こうとして上手くいかず、詩を書こうとしても上手くいきませんでした。
そこで20字小説を続けて書いてみました。

九州住みの私としては、梅の花といえばコレが真っ先に思い浮かびます。

知らない間に梅の花ってあちこちに店舗ができていたんですね。
改めてHPを見て驚きました。
ここはお豆腐や湯葉が中心に出てきますよね。
私ね、ここができた時から生麩の田楽が大好きなんですよ。
もちろん他のお料理もおいしいんだけど、19歳くらいの時に初めて食べて「うまっ!」と思ってそれ以来ずっと。
最近行っていないから、また行きたいなぁ。




今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪



#シロクマ文芸部
#梅の花

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