”僕は君が好きなんだ”
言えたらどんなにいいだろう
日に日に思いは募っていくよ
君は液晶の向こうにいるんだ
僕と君とは回線で繋がっているだけなんだ

気持ちを君に伝えてみよう
どうやって伝えればいいんだろう
何を言えばいいんだろう
冬空の下僕は言葉を紡いでいるよ
液晶の向こうの君に届くようにと

浮かぶ言葉は直球でも剛速球でもないけど
変化球しか浮かばないけど
僕は君にありったけの思いを紡ぐよ

やっと君に逢えたんだね
液晶から飛び出してきた本物の君に
恐る恐る君の手を握ってみるよ
ぎゅっとつないだ君の冷たくなった手
僕の手で君の手を温めてあげるよ
僕の心は春の陽気を感じているんだ

君の手は寒さのせいで冷たいけど
とてもなめらかなんだね
なめらかなその手は僕の心を捉えて離さないんだ
僕はますます君の事を好きになってしまうんだ
君をもう離したくないそう思ってしまうんだ

僕はありったけの勇気を出してみたよ
君に好きだと伝えたんだ
うなずく君をそっと抱きしめてみるよ
やわらかな君をぎゅっと抱きしめてみるよ

胸の中の君を感じて僕は改めて思うんだ
僕はずっとこうしたかったんだ
僕の心の声が聞こえたのか君もつぶやいたね
”私はずっとこうして欲しかったの”と
僕と君が同じ気持ちになった夜
時間よ止まれとふたりで祈るよ

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前回の十六夜杯から始まった「俳句でぽん」を更にスケールアップさせた「しろくまぽん」に参加しようと思います⭐

先日は詩を書きましたが、今回も短歌部門から４首使わせて頂いて詩を書いてみました。

使わせて頂いたお歌をご紹介します。
登場順でのご紹介となっています💛

⛄　Miwaさん

どうみても変化球しか浮かばない
冬空の下思いを紡ぐ

⛄　あずきさん

冷たい手ぎゅっとつないで歩けたら
僕の心は春の陽気に

⛄　雪ん子さん

君の手の意外なほどのつめたさと
それにそぐわぬなめらかさかな

⛄　美味しい蒸しエビさん

ハグからのずっとこうしたかったんだ
私もだよと時よ止まれと

一覧を眺めていたら、この４首のお歌が私の中で繋がりました。
ちょっとシャイな「僕」くんが勇気を出してネットで繋がっている彼女に思いを伝える物語が浮かびました。
そのキーワードが「つないだ手」だと思いました。
手を通じて、好きな思いは加速して、ちゃんと思いを告げる事ができたんです。
そして、「僕」くんは勇気を振り絞って彼女を抱きしめます。
ずっとこうしたかったんだとしみじみ思う「僕」くん。
彼女も同じ事を思っていたのですね。
「僕」くん、良かったね。
末永くお幸せに💛

前回のしろくまぽんは切ない詩でしたので、今回のしろくまぽんは超絶ベタな初々しいキュンキュンした物を書いてみました。
ちょっとやり過ぎだったかもしれませんね(>_<)

最後になりましたが、今回お歌を使わせて頂いたみなさま、どうもありがとうございました⭐

今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪

#白熊ぽん