(2023.5.14更新)精神科の病棟に入院してた頃の日記を晒す

こんにちは。瑞野晶(みずのあきら)です。とうとうこれを晒す時がやってきてしまいました。なんで晒すのかと言いますと、精神科の病院に入院というのはいまだに偏見が多く、その偏見を取り除くために何かできないかと思い当時私が残していたリアルな声(?)を伝えたかったというのもあります。それと単純に自分で読んでて面白かったのでみんなに共有したかったからです。先に言っておくと、色々避けるためにフィクション混ざってます。あとかなりネガティブな話が多いのでその辺も注意していただけるとありがたいです。あと、当時の状況について色々追記していきます。

日記を書く前の状況。
生まれつき発達障害(ASD、ADHD)と不眠症を抱えている。幼稚園児の頃からいじめられ、小6で不登校に。そして不登校のまま中学を卒業。通信制の高校を中退した後にコロナ禍に自殺未遂(死ぬ気はあんまりなかった)を起こし病院に連れていかれる。憔悴しきっていた当時の私は自分がなぜそのような行動に出たのか医者に説明できず、とりあえず急性ストレス障害(うろ覚えなので本当の診断は違うかも)として3ヶ月の措置入院。精神や睡眠のことで入院することはあったものの、精神科の病棟に入院するのは初めてだった。最初の1週間は布団とトイレしかない保護室にいたが、その後はよくある4人部屋の病室で過ごすことになる。入院期間は丸々1年だった。

2020.8.5
理由もなく疲れた。ごはんを食べたらおちついた。
(追記:特に身体に持病のない患者の病院食は普通の給食っぽい感じ。少食の人には微妙に白米の量が多い。最初は辛かったものの、日々の娯楽が食事かテレビしかなくなる上に基本的にデザートがないので全部食べるようになった。私が入院した病棟ではふりかけとかおやつを外から持ち込むことを禁じられていた)

2020.8.7
絵を描いていない。他の人から見れば色々描いているかもしれないが自分の中ではぜんぜん描けていない。わかる人にはわかると思う。

2020.8.15
やることがなさすぎて日記に書くこともない。とりあえず米津玄師のCDとTシャツ買った。あとパトレイバーも全部読んだ。
(追記:この頃は日記を書こうと思えるほどだいぶ精神が落ち着き始めており、外泊とボールペンの使用が許されるようになった。そして外泊で家に帰った時、CDとシャツを買いに行った)

2020.8.17
テンションが高いとなんでもやりたくなる。文を書いている今も別の何かをやりたくて仕方ない。夕食はチャーハンだった。ごはんおいしい。

2020.8.18
45リットルのモンエナが薬局に売ってる夢を見た。小学校から勉強をやり直すことになった。なんか正直言ってみじめ。
(追記:当時「学校」という空間そのものが嫌いになった私は勉強もろくにできなくなり、高校を中退してから1年ほど経過していた。将来への不安と絶望でにっちもさっちもいかなくなり、死にかけた。しかしながら何も知らない周囲の人たちは私に今後のために勉強をすることを勧めてきて、仕方なくやり始めたら何も問題が解けなかった)

2020.9.16
もしかして自分ってアブノーマルな人なのでは?とか思い始めてる。今更かよ。

2020.9.17
リアル寄りの人間描こうと思って描いたんだけど4頭身から抜け出せない。
ボカロのCDほしい。
学歴とか成績の順位とかそれ以前の問題でつまづいてるからそういう話題についていけない。まあそういうのを責めてくる親じゃなくてよかった。
仮面ライダーセイバーおもしろかった。2話が見たい。
あ〜〜〜ジャックフロスト!!!ジャックフロストのおなかにカオ埋めたい!!!!!!!!
(追記:CDプレイヤーは決まった時間での使用のみ許されていたが、ゲームやスマホは持ち込めなかったので真・女神転生をやりたくてうずうずしているようだ)

2020.9.18
やることなくてアンパンマン見てたんだけどバイキンマンが予想以上にツンデレだった。バイキンマンってみんなと遊びたいけどうまく伝えられないからいじわるしちゃうんだね。かわいいね。仮面ライダーセイバーおもしろかったけどしょっぱなから群馬県庁が爆発しててウケたわ。
(追記:病院のホールに録画機能のあるテレビがあり、誰かが仮面ライダーセイバーを録画していた。それを見ていた)


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