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『ジャズ大名』 KAAT神奈川芸術劇場プロデュース

2023年12月14日(木)
19時開演
¥7900(S席・平日夜割)

千葉くんの舞台情報が出てワクワクと情報を確認したら、共演に好きな役者さんの名前がたくさん! わー、こりゃ楽しみ!!とニヤニヤしたものです。ふふふ。
そして開幕して、ネットに漏れ出てくる感想がほぼ絶賛だったので嬉しくて。推しが座長(なのかな?)の舞台が受け入れられてる~褒められてる♪と喜んだわけで(自分が褒められたように喜ぶのがオタク。)まあ期待は膨らむよねえ。
週末にイベントが控えていて、その準備が終わってなくてかなりヤバかったけど、無理して出掛けて行って良かったなあ。地元での開催だったので、そこは本当に助かった・・・

ドアtoドアで20分の劇場KAAT、ありがとう。
アトリウムも広くてアタシは好きな劇場だけど、都内の観劇友たちは遠くて不便で不評ぽいのが切ない。
さておき。
評判どおり楽しい舞台であったことよ。

あらすじ
維新の嵐が吹き荒れる江戸末期、アメリカの南北戦争が終結し、解放された黒人奴隷が故郷のアフリカを目指して船に乗り込むが、日本の小藩に流れ着いてしまう。鎖国の世、外国人の取扱いに困る藩の役人らは彼らを座敷牢に閉じこめておくが、好奇心旺盛な藩主・大久保教義(千葉雄大)は彼らの奏でる楽器の音に夢中になり、家老・石出九郎左衛門(藤井隆)の制止も聞かず、次第に城中を巻き込んでジャム・セッションを繰りひろげていく。熱狂はいつまでもいつまでも続き、そして・・・・。

公式サイトより

あ、ネタバレしてるのでここから先はご注意!



ラスト20分の狂乱セッションシーンが見どころで、すごいもん見たなあ!ってのに尽きる。
ぶっちゃけ言ってしまえば、それ以外は冗長だったというか、まあイマイチ。いろんな音楽に出会う流れとか、もっと刈り込んで上演時間を20分くらい縮めたら良かったんじゃないかなと素人は愚考する次第。友人は途中寝たって言ってたけど、ありゃ仕方ないw

という訳なので、あれこれ考察なんかも不要っつーか。
なので以降、我が胸に去来した気持ちをランダムに吐き出すのみにて失礼~

・マイ推し千葉くんは可愛らしい殿様であった
・インタビュー記事で言及していたあのセリフ、どこだかすぐ判るね
・汗で紙吹雪が顔に貼り付いて、カラフルな眉毛みたいになってたw
・も一方の推し永島敬三くん、ちょいちょい出番あったれど、ほぼモブシーンで探すの大変
・ヒトハダで気になった大鶴佐助くん、けっこう大舞台で見かける!
・トランペットをちゃんと鳴らしてたけど、今回初めてなんだそう
・富田望生ちゃんは『しびれ雲』で拝見したけど、朝ドラも出てるね
・狂言回し、大変だろうけどとっても良い! 声がいいねえ~
・永島くんに加えて板橋・北尾・福原・・・ってさんぴん揃ってるじゃん♬
・演出の福原充則氏はスーピルバーグスの人だったか~
・生バンドの演奏は良き。生音最高
・テルミンすごいって感想見るまで気づかない耳バカだった
・3列目のど真ん中、いい席かもだけど前すぎて全体が見にくい~
・ホリゾントの映像もあんまり見えてないの、勿体ない!
・つか好きな役者さんいっぱい出すぎて目が足りない
・原作・映画とも未履修だけど、読んだ(見た)方が楽しめるかも?
・原作では九州なのが、今回は神奈川の荻野山中藩という設定
・神奈川在住のアタシ、藩名に旧姓が入ってるしで親近感!
・トイレが我慢できずセッション中断で七日七晩経ってたって、よく膀胱がもったね!

セッションシーンは立って踊りたい、座ってるのが苦痛、という感想が散見されて、ああこれはアタシもきっと相当にウズウズするんだろうなと覚悟した。普段からスタンディングのライブで跳ねてるアタシには辛かろうと。
でも実際はそこまでウズウズしなかったなあ。全然「立ちたい!」ってならんかった。なんでだろう。ライブじゃなくて演劇だとおもって見てたから?

13日にアフタートークが開催され、その模様を“ラジオKAAT”で音声だけ聴くことができるんだけど、そこで演出の福原さんが「お客さんを置いてけぼりにする」「疎外感を感じてもらう」という狙いだったと聞いて納得。荻野山中藩が幕末の怒涛の流れで爪弾きにあっているのと重ねているらしい。まあ13日からは若干演出を変えて、殿様が「客に振る」「客席を煽る」様にしたらしいけど、私は傍観者のままだったなあ。

荻野山中藩の焼き討ちは史実ということで調べたら、この事件が元で鳥羽・伏見の戦いが起こってるので、取り残されてるのに歴史が大きく動くきっかけになってるところがなんだか切ないね・・・

アフタートークで、殿の夢?妄想で踊りまくるシーンは「ダンボ」のサイケデリックなシーンだという言及があり、ダンボ履修してないアタシはふーん(?)ってなった。百鬼夜行かと思ってたわ。
余談だけど、ラジオKAATは動画コンテンツの字幕がオンになってたんだけど、音で判断してるから全く違う漢字が充てられたりして笑える。
ええじゃないか→Aじゃないか
篳篥(ひちりき)→七力

福原さん曰く「KAATの制作体制がとても良い」らしく、みなさんKAATを利用しましょう!!と力説。ご自身も、公演を行う方では利用してたけど観に来たことはなかったらしく、今後は改めるとのこと。劇場を褒めてもらって喜ぶ長塚圭史。かわいい。アタシも好きな劇場なのでうれしい。
この日三階席はガラガラだったので、気軽に当日券でみんな来たらいいのに。3500円だし。年末のパーティみたいで楽しいよ。

↑ジャズ大名 原作


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