Se i tuoi colori sventolo...
こんにちは、みぞです。ロマニスタです。
2022年11月末に僕らのローマが来日することが公式決定しました。
11月25日に豊田スタジアムで名古屋グランパス、
11月28日に国立競技場で横浜F・マリノスと対戦します。
残念ながらこの国のごみ規則によって声出し応援は全解禁されていません。
しかし、28日の国立競技場での試合のみ、約240席(1席の間が開くかもしれないが)の声出し応援シートに限って声出し応援が認められるようです。
そう、
Roma Romaが歌えます。
我らロマニスタの魂とも言えるこの歌を日本で、さらに選手たちの前で歌うことができるのです。何なら、Grazie RomaもMai sola maiもForza Romaも歌うことができるかもしれませんうあああああ。
今あげた4曲は以下に載せておきます。
これらの歌を歌えるだけでも大興奮なんですが、せっかくの声出し応援。
試合中に、うおーー、あぁーーとただ歓声を上げるだけではもったいない。
2年前、カンピオナートが数ヶ月の中断を経て再開した最初の試合、観客が誰一人いないスタジアムに感じた寂寥感を強く覚えています。
久しぶりの試合にワクワクしたと同時に、まだカルチョは完全に戻っていない現実を突きつけられました。
無観客試合が続く日々で、ティフォージの声援がいかに重要なのかに気づかされました。心のクラブへの愛と情熱が詰まっているものがチャントです。
AS Romaにもロマニスタの中で歌い続けられているチャントが多く存在します。その中の一つを紹介します。
Se i tuoi colori sventolo
オリンピコになびく、ジャッロロッソの旗。
その旗を見ると鳥肌が立って震えが止まらない。
このクラブに飽きることは決してない。
何と美しく高揚する歌詞でしょう。
このチャントがいつ頃から歌われているかは分かりませんでしたが、少なくとも21-22シーズンのアウェイGenoa戦で歌われていたことが確認できました。Felix Afena-Gyanのドッピエッタで勝利したあの試合です。
その後、ECL 21-22 ラウンド16のVitesse戦以降、ロマニスタの間で頻繁に歌われるようになり、0-3で勝利したデルビーや因縁のBodø/Glimt戦、TiranaでのECL決勝ではスタジアムにこのチャントの大合唱が響きました。
ご存知の方も多いかもしれませんが、クラブも公式TwitterやHPでこのチャントのことに言及しており、昨シーズンを象徴するチャントの一つであったことには違いありません。
多くのチャントには原曲が存在します。ECL決勝で歌われた”La Roma Sì e il Feye-No ohh ohh”の原曲は22-23シーズンのローマのゴール時に流れる”Never Going Home”です。
このチャント”Se i tuoi colori sventolo”にも原曲があると思い、調べたのですがそれらしい曲は見つかりませんでした。(リアルタイムでウディネーゼ対トリノを観ているのですが、同じリズムのチャントが流れてました。)もしご存知の方がいれば教えて頂けると嬉しいです。
どのような経緯でこのチャントが生まれたのか非常に気になる所です。もし今度の来日で現地ティフォージの方がいたら聞いてみようと思います。
原曲の不明なこのチャントですが、逆にこのチャントをサンプリングして曲を作ってしまった男がいます。
男の名前はValerio Porrovecchio。
Valerioはローマ出身で、2019年頃から音楽活動をしているようです。
彼は2022年の5月に
”Se i tuoi colori sventolo”という曲をリリースしました。
チャント名がそのまま曲名になってるこの曲ですが、どこかアフリカや南米の民族味を感じる曲調でポップな雰囲気を感じられます。
サビの部分はチャントの歌詞もリズムもそのまま引用しています。
Apple MusicやSpotifyで聴くことができ、YoutubeではMVを公開しています。コメント欄はロマニスタの感謝の声で埋まっています。本人もInstagramでロマニスタとしてこの曲を作ったことを誇りに思い、ティフォージからの称賛に感銘を受けていることを発信しています。
もしかしたら、近い将来”Mai sola mai”や”Roma roma”のようなロマニスタのソウルソングと言えるような曲と肩を並べるような曲になるかもしれません。
先日Twitterに”Se i tuoi colori sventolo”を大熱唱する男の子の動画が流れてきました。
微笑ましく思うと共に、顔を紅潮させながら声を枯さんとばかりに歌う彼の姿は、僕の心にあるロマニスタの情熱を刺激しました。
チャントにはティフォージのクラブへの愛と情熱が込められています。
我々も来るその日、国立競技場に愛と情熱を響かせましょう。
個人的にこのチャント大好きなんですよね。
国立で絶対に歌いたいのですが、皆さんどうですか…?
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