みぞ

21歳/ロマニスタ アイコンは決して本人を表すものではありません。

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最近の記事

Viaggio in Giappone

2024年1月16日。Mourinhoはローマの監督の座を追われた。白昼堂々の解任劇に世界中のロマニスティのリアクションは様々だった。 オリンピコを毎節満員にし、ティフォージの愛を再燃させた世界一の指揮官は、現地では愛されていた。2年連続の欧州コンペティションでの決勝進出や試合終了間際の劇的ゴールの量産、世界的大スターの獲得。彼の在任期間にローマにもたらされたものは大きく、ティフォージに愛される理由は成績の面からも明らかだった。一方で、今シーズンに関してはその熱量と成績が比例

    • 高円寺でのDerby

      2019年3月。まだ家族は眠る4:15。 眠い目を擦りながら、僕は人生初のDerby della Capitaleを観た。あの試合に日本語実況が付いてたかどうかはもう覚えていないが、あのスタジアムの雰囲気。 赤と黄、水色の発煙筒合戦。いつもより多いイエローカードとレッドカード。ティフォージの声量。 これがサッカーなのかと、強い衝撃を受けた。 試合は記したくもない完敗であった。その後解任されたEDFはフロジノーネを指揮。DDRは今やローマの監督。彼の近くでプレイしていたLol

      • 桶屋の話

        風が吹けば桶屋が儲かる。 なんて言葉があったようななかったような。 去年、2023年の9月。 とあるきっかけで、フィリピンのセブ島に仲間たちが短い間だが、旅に出た。 予定が合わず、行かないことにした自分は、彼らを空港まで見送りに行った。でも、その予定は直前でキャンセル。今からでもセブ行けるんじゃないかみたいな話になって、その時は冗談混じりで今から航空券買おうかとか、どこ経由がいいかとか話をしていた。 あの頃、自分の中でルールを決めていて、それは”迷ったら行動しろ”って

        • 黒歴史について

          (悪い意味で)忘れた頃にやってくるもの。 皆さんにとってそれは何だろうか。 中学生の時友人と撮影したTiktok、小学生の頃密かに描いていた漫画。 人それぞれである。 それは、ある日突然に脳裏に蘇ってきて、我々を苦しめる。 対処の仕方は存在せず、痒いところに手が届かないように、断続的にダメージを与えてくる。 触れられたくもない恥ずかしい過去は誰にでもある。 そのような体験を、俗に「黒歴史」と呼ぶ。 電車の中や隣の席で、唐突に悶絶し始めた人間がいたならば、まさに黒歴史

        Viaggio in Giappone

          Para: PAULO

          愛が重傷である。 愛そう愛されようと必死に動き回る人々に遭遇した。 ここに嫌悪感を感じたのは、彼らは愛されようと行動しているのではなく、欲求、それは性欲に限らず、承認欲求、所属欲求…、様々である。 自身のエゴともいうべき”それら”を”愛”という都合の良い言葉に置き換えて、ただひたすら実現しようと奔走する。 愛の対象となる存在ことをどう考えているのか、ただ欲求の実現のためだけに利用しているに過ぎない。そう感じてしまってから、愛が汚い。 愛しているの拳を振り翳して、結果的

          Para: PAULO

          Le Ragazze Amate dai Lupi #3 〜Oriana Sabatini〜

          Paulo DybalaのAS Roma加入。 あの夏、世界中のロマニスタは狂喜し、新たな時代の到来とECL初代王者のチームの更なる躍進を確信した。ディバラの入団セレモニーは大々的に執り行われ、遠くアジアの極東に住む私も昂る高揚感に襲われたものだ。 カルチョ界の宝石、Dybala。 これまで多くの人々が、彼の芸術的なプレーとその美しい容姿に惚れてきた。Baggio、Del Piero、そしてFrancesco Totti。彼らが輝いていた時代はすでに過去。現代サッカーに於

          Le Ragazze Amate dai Lupi #3 〜Oriana Sabatini〜

          もう1歳半だよ

          「産まれてくる子供に罪はない」  我々は子孫を残すことができる。  ”ヒト”と云う生き物が有性生殖生物である限り、そして男女の間に”愛情”がある限り、我々や我々の子孫も、先祖がそうであったように、狂ったように子孫を残して命を繋いでいくのだろう。親や親族に祝福されて我々の多くはこの世に生を受けた。    望まない妊娠の末に生まれてきた子供。社会から隔絶された親の下に生まれた子供。  一方で、命を繋ぐ営みの中で勿論このような境遇に置かれた子供も産まれてくる。  妊娠から誕生

          もう1歳半だよ

          Se i tuoi colori sventolo...

          こんにちは、みぞです。ロマニスタです。 2022年11月末に僕らのローマが来日することが公式決定しました。 11月25日に豊田スタジアムで名古屋グランパス、 11月28日に国立競技場で横浜F・マリノスと対戦します。 残念ながらこの国のごみ規則によって声出し応援は全解禁されていません。 しかし、28日の国立競技場での試合のみ、約240席(1席の間が開くかもしれないが)の声出し応援シートに限って声出し応援が認められるようです。 そう、 Roma Romaが歌えます。 我ら

          Se i tuoi colori sventolo...

          Le Ragazze Amate dai Lupi #2

           こんにちは、みぞです。  ロマニスタです。  先日投稿した記事をご覧になってくださった皆様ありがとうございました。少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。自分が想定していたより多くの方に目を通して貰えて嬉しい限りです。  今回紹介するのはこの人です。 ○Astrid Lentini  我らがリック(Rick Karsdorp)の伴侶であるAstrid Lentini。  妖艶な雰囲気が漂うこの方とリックが交際を始めたのは、2015年末。リックがまだFeyenoord

          Le Ragazze Amate dai Lupi #2

          Le Ragazze Amate dai Lupi #1

          こんにちは、みぞです。 ロマニスタです。 初めて記事を書きます。どうか優しい目で読んでいただけると嬉しいです。 ○はじめに “Roma Cares”をご存じだろうか。 ロマニスティには馴染みがあると思うが、これはパロッタ政権期の2014年にA.S.Romaが立ち上げた、多岐に渡って慈善活動を行うプロジェクトだ。 ローマ公式サイトでは以下の通り書かれている。 いちロマニスタとしてこのような活動は非常に誇りに思うと共に、あまり良いイメージがないパロッタ政権期の中でも

          Le Ragazze Amate dai Lupi #1