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プロダクトマネジメントの組織作り - 第1章

はじめまして。
B2B SaaS企業でプロダクトマネジメント関連の仕事をしています、mizoken です。(正確には2021年3月から始めました。)本日は、プロダクトマネジメントの組織作りについてお話ししたいと思います。

大前提と本記事の目的

組織作りなんて、偉そうなことを言っておりますが、実際はあるべきプロダクトマネジメントにおける組織をイメージしつつ、明らかに足りないもしくは改善した方がいいところを絞って、組織を補完・改善していくようなイメージを持ってもらうと分かりやすいかもしれません。
(そして、現在進行形の話なので、これが結果うまくいくのかはお楽しみにってところです)

ですが、似たような課題を持っているPMはたくさんいらっしゃるのかなと思っていますので、今ぶつかっている課題などをシェアしながら、何かの参考になればということで、共有させていただきます。

直面する課題

私が今所属している企業においても、プロダクトを開発し、リリースしていくといった役割の方(PO、EM、ENG、QA、Designer等)がきちんといらっしゃり各役割における責務を果たしてくれています。ですが、プロダクトマネジメントという観点においては、「何を作るのか?」「作ったプロダクトの価値をどう届けるのか?」といった2つの点について、大きく問題があることが分かりました。

本来は、PM(PdM)がその領域を担保するのが理想ではあるのですが、PMのリソースやスキルの問題で、結果的に作ることにフォーカスしすぎていた(いわゆるビルドトラップにもろにハマっていた)ことに気付きました。

考え出した解決案

そこで、CPOやPM陣と議論を重ねた結果
1. 何を作るのか?(何を作らないのか?)
2.作ったプロダクトの価値をどう届けるのか?

の2チームを作り、プロダクトを横断的に支えるチームを作ることにしました。

世の中で言われているPMMに近い役割かと思うのですが、現行のメンバーの得意分野や専門領域を鑑み、こういった組織構成になりました。

新チームで即取り組もうと思っていること

目下のテーマとしては、下記にフォーカスしています。

1.何を作るのか?(何を作らないのか?)
社内に上がっている顧客の声を一元管理し、全社の戦略に合わせた優先度ロジックを組み、きちんと定量的な視点で、やるべきこと(やらないこと)を意思決定できる仕組みを作る。
また、全ての顧客の声になるべく目を通し、本質的なプロダクトの課題感を理解する。

2.作ったプロダクトの価値をどう届けるのか?
顧客接点を持つ部署が使っているコンテンツが、リリースが終わるまでに確実にUpdateされるような仕組みを作る。本来、作るべきにもかかわらず作れていないものがあれば、それを拾って作りに行く。

本音ベースで言えば、やってることが地味で泥臭いのですが、既存顧客がたくさんおり、日々要望を受けている状況なので、まずはそこを最大限生かす仕組み作りが最優先と考えています。また、本質的に顧客の声を全て理解していくことは超重要だと思っています。
なので、「Welcome泥臭さ!」という気持ちで日々過ごしております。

おわりに

ある程度の組織規模になってくると、横断的・俯瞰的な視点で、組織全体を捉え、うまくいっていないところをピンポイントで円滑にするような仕組みを作っていくような役割がないと、結果個別最適に走ってしまい、全体としてのアウトカムの最大化が図れない状態になるかと思っています。

ちなみに、この組織作りの話は序章であり、これからたくさんの壁にぶつかるかと思いますが、それを乗り越えていけると信じ、またその足跡は徐々にお話しできればと思います。

本日のお話はこれまで!


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