やりたいことがわからないと悩むあなたへ。

やりたいことは、頭で考えたって出てこない。

デザイン/クリエイティブなど、AIにとって代わられない、時代に即した仕事

市場価値の上がるような仕事

安定した収入が得られる仕事

多くの人から認められ羨ましがられる仕事

自分のこれまでの経験/キャリアと親和性の高い仕事

就活生や、転職者など仕事を選ぶとき、一度はこんな考えが頭をよぎったのではないだろうか。そして入念な市場分析や自己分析の結果、「自分のやりたいことはきっとこれだ」と決定し、今に至る人も少なくないだろう。

そうして決定した仕事や自分に今、どんな気持ちを抱いているだろうか。

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「仕事に意義を見出し、時間を忘れて没頭できる」「月曜日に憂鬱にならず仕事を楽しめる」「最高の瞬間が仕事の中にある」こういった人たちは、自然と自分のコアから今の仕事がつながっているのだろう。今を楽しみ、充実感を得られることは幸せなことだ。

「自分の好きなことは仕事とつながっていない」「不満はないけど充実感もない」「何だか核心はないけど違和感を抱いている」「人はいいけど仕事内容にはモヤモヤしている」

こういった人は、きっと思考を使いすぎたが故に、霧の中にいるのかもしれない。

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充実感を抱くためには、「思考」と「心」のバランスが重要だ。左脳だけでも、右脳だけでも偏ってしまう。市場分析や、収入面の検討が無意味だとは言っていない。それらはもちろん必要だ。直感だけでその他を何も考慮せずに仕事を選ぶことは、リスクが増えることは間違いない。(と、言ってもどの選択をしてもリスクはあるものだ。)

私がコーチングをしていて思うことは、"人は、心からやりたいことを表現しているときは、他者の目にそれが見える"ということだ。科学的に言うならば、ドーパミンやセロトニンが出ている状態とでも言うのだろうか。自分が心から望む世界をイメージしながら語るクライアントは、それが本心であることがわかる。

一方で、理路整然に「正論」ばかりを振りかざし、「市場に必要だ、ニーズがある」「この先の未来はこうなるからこれをやるのだ」といった部分はやたら明確で、「一体あなたのどこからそれが湧いてくるのでしょうか。」と問うと、驚き困惑し、詰まってしまう人もいる。

この状態では、思考の比重が多く、内側から湧き出るエネルギーに意識が向いていない状態だ。充実感を抱くには、自分の中にあるリソースをフル活用する必要がある。

人の内側から湧き出る純粋なエネルギーや感情は、対象への好奇心、開かれた心、驚き、そして愛着から生まれる。だからこそ、明確な形で目には見えずとも、それは滲み、他者から見ても「わかる」のだ。("あの人はやりたいことをやっていてキラキラして見える現象"はこれだ。)

そして昨今、「やりたいことがわからない」という人は多い。こういう人はどうしたら良いのか。その一助となることを綴っていきたい。

まずは、とにかく自分と対話をすることだ。自分への解像度を上げることだ。

やりたいことがわからないのは、自分と向き合った経験が少ないからだ。自分と向き合い、対話する時間を設けてこなかったからだ。そこに意識が向いていなければ、当然自分の内側に存在するエネルギーに気づくことは出来ない。

だからこそ、まずは自分の内側に意識を向け、感じる。これを習慣化することが重要になってくる。

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ここまでは、抽象的に説明をしている。「じゃあ意識を内側に向けるってい具体的に何?」という声が聞こえてきそうだ。

私が思う方法は様々だが、具体的Howを並べるならばこんな感じだ。

●ジャーナリング

ジャーナリングとは、今この瞬間に感じているものをすべて書き出す作業だ。詳しいやり方はググれば出てくる。私がおすすめする理由は、メタ認知しやすくなるからだ。自分は今こんなことを考えている、感じていると言語化することで視点が上がり、再解釈をしやすくなる。

●日記

私が一時期やっていたのは、「就寝前に、今日あった自分にとって印象的な出来事(可能な限りポジティブなこと)を3つ書く。」という日記だ。記憶が整理、定着される睡眠の直前に実施すると副産物として、Positive intelligenceも獲得しやすくなる。(経験則)

●瞑想

人にもよるが、瞑想は今ここに集中し、特に内側に意識が向く。すると自然に自己内対話が始まり、自分の中の様々な役者たちの声が聴こえてくる。「あの時あんな風に思って、こう感じたなあ」「本当はもっとこうあればいいのになあ」など本音が見えて来ることもある。これをジャッジせず、じっくりと観察することで、内なる自分が見えて来る。

●コーチング

他者の力を借りる。コーチは常にクライアントに向き合い、味方でいてくれる。クライアントに意識を集中し、オープンに対話を深めてくれる。誰かに話すことで、自分が投影され新しい自分を認知できることはよくある話だ。(ミラーニューロン)

コーチングは、質の高い対話の時間を創り、悩んでいた迷いや葛藤が嘘のように解けていく。私もコーチングをしているので、必要だと感じたらDMをしてほしい。心の内側にエネルギーを向けるのは、フルフィルメント•コーチングが有効だ。

このような方法を習慣化することで、自分に意識を向け、自分の解像度を高めることができる。時間の解像度を高めることができれば、心から望むもの、望まないものがはっきりする。


やりたいことは外側にはない。

必ず、あなたの内側にあるのだ。





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