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イベントの集客で困って、ほんとうによかったなと腑に落ちた体験。

「助けてほしい。」

この言葉を、どれだけの人が他者に伝えられるんだろう。

たった一言ではあるけれど、人によっては伝えるのに勇気がいる言葉だと思います。

*****

こんばんは。つながり探究家のみづきです。

今日は、わたしと同じように「助けて」がなかなか言えずに自分だけで困った状況を乗り越えようとする頑張り屋さんに向けた記事です。

本当にやりたいことを見つけたはいいものの、その先のイベント集客で困ったわたしが、

「イベント集客で困って、ほんとうによかったなあ」

と腑に落ちるまでのちいさな物語をシェアします。


開催1週間前にして、申込人数1人。そもそも、開催自体が危うくなってきた

2023年創立した、6か月間の自己理解プログラム
つながりの学校。
2期募集のため、12月に2回、1月に2回、説明会&体験会のイベントを開催することにしました。

有難いことに12月は増枠するほど盛況になり、
個別相談も連日させて頂いています。とってもありがたい。
自分の実現していきたい世界への後押しがあるように感じました。

一方で、年が明けての1月のイベントの申込人数は…たったの1人。
イベントの最小催行人数は3人。

開催1週間前にして、申し込みが1人。
これはまずい。開催すら危うい状況に追い込まれました。

12月時点でSNS含めたくさん告知して、
「もう出し切ったな」と思うからこそ
これ以上の打つ手がわからない。

広告を打つことはしたくなかったし、
あと何日!とか、これを逃すと…というような恐怖や焦りで煽るマーケティングは大嫌い。それは絶対にやりたくない。こういうのはタイミングがあると思うので友人界隈にゴリ押しするのなんてもってのほか。

2021年~2022年と、人生のトンネルのようなしんどい時期にあったわたしが、2023年ようやくたどり着いた「人生かけてやりたいこと」。

ここまででもすでに色んな方の力を借りて生まれた「つながりの学校」を、
どうにか継続したい想いが錯綜していました。

規模は大きくなくていいし、すぐに大きな利益を生まなくていい。
だけど、共に歩む存在がいなれば継続すらできなくなってしまう。

大切に育んできたわが子のような学校。
0→1の新しいことをはじめると初期がいちばんしんどいのはわかってはいるけれど、人が場に集まらなかったら本末転倒。

どうしよう、どうしよう。

わたしの心に黒いモヤがかかりました。


信じて発する「助けて」の言葉


「もう、周りを頼るしかない」

これまでは自分でなんとかすることを自立だと思って生きてきたわたしは、
キャリアブレイクをして家族を頼れるようになりました。

きっとこの次は、家族以外の人に「助けて」って言ってみることがテーマになる。
そう心のどこかで察していました。

そして2024年1月。

「自分が心からやりたいと願っているイベントに人が集まっていない」

という、うまくいかない現実が訪れました。
2023年末から、うすうす気づいていたその課題に取り組む時がやってきたのでしょう。

不安と迷いに揺れる心に「きっと大丈夫だよ」と言い聞かせながら、

つながりの学校のメンバーや、
つながりの学校の話を共に創ってくれた人や
ともに頑張り信頼する仲間の数人に、

「大切なつながりの学校をどうにか継続したいんだけど、1月は体験会に人が集まっていない状況で、助けてほしい。
もしよかったらイベントのシェアしてくれませんか?」

とおひとりおひとりへメッセージを送りました。

文章を打っては消し、を繰り返しながらまるで好きな人に告白でもするかのような気持ちで携帯電話を握りしめて。

わたしにとって、家族以外の他者に「助けてほしい」とお願いすることは、それほど大きなチャレンジでした。

「赤ちゃんは、つよくて、よわくて、そして完全な存在なんだ」

ちょうどこの時期、友人宅での新年会のお誘いがありました。わたしは不安のど真ん中にいたタイミングだったので、友人にイベントに人が集まらないモヤモヤと不安を聴いてもらいました。

「つながりの学校を本当に大切にしたいからこそ、
いまの現状に葛藤している」

そんな胸のうちを語るわたしに、友人はある本の読み聞かせをしてくれました。

その本の内容を一言一句覚えてはいませんが、記憶ベースで要約してみるとこんな内容でした。

「人生には四季がある。春、泥と堆肥といった醜くぐちゃぐちゃな土から芽生えたまだ脆弱ないのちは、時には風に吹かれ踏みしめられながらつよく育っていく。」

「いのちの声に聴く」

ちょうどその友人宅には生後4か月の赤ちゃんがいます。生まれたばかりで、脆弱で、つよくて、大きな声で泣き叫び周囲のケアを求める生命の存在を間近に、赤ちゃんという存在が生まれたばかりのつながりの学校とリンクしました。

…そうか。
つながりの学校も生まれたての赤ちゃんなんだ。まだこの世界に馴染めていないんだ。この世界の中でどう生きようか、どうやってこの世界のイチブになろうかを探している途中なのかもしれない。

だから、大きな声で助けてって、泣き叫べばいい。
ここにいるよ、って周囲に存在を表現したらいい。

トンネルのような冬を超えた春の時期に、新芽としてこの世に生まれた瑞々しい存在は、風に吹かれたりつぶされたりしながら大きく育っていくはずで。
わたしがそれを信じよう。誰よりも。

友人たちの話を聴きながら、自分の現状をそんな風に捉えなおすことができました。

「うまくいかない現実は、これを体験するために起きていたんだ!」

時間をおいて、Facebookやinstagramの通知がスマホに届きました。

「見るのが怖い。」

ビビりなわたしは、通知が来てもしばらくは放置。
(はやくみて)

自分の心を落ち着けてからおそるおそる画面のロックを解除するとそこには
たくさんの友人がつながりの学校のイベントシェアをしてくれていました。

しかも、おひとりおひとり、本当に心のこもった長文の紹介文付きで。

「なんて愛されているんだろう。」

予想以上のシェアの数と、意図していなかったラブレターのようなメッセージの一文一文を読みながら、じわじわと胸があつくなりました。


ああ、そうか。

「わたしは、みんなからのこのメッセージを受け取りたかったんだ。メッセージを受け取ることで、周囲の友人たちからの愛を感じたかったんだね。」

と気付きがあり、そのために人が集まらないという不本意な現実が起きていたのだということに納得しました。

この体験を味わってみると、

「イベントに人が集まるか集まらないかはもういいや。
だって、こんなに素敵なギフトをもらったんだから。」

と心が楽になりました。

もしもイベントになんの問題もなく、スムーズに人が集まっていたとしたら。
わたしは周囲にSOSを発することも無かったし、そしたらみんなからの愛あるメッセージを受け取ることもなかった。

だからきっと、人が集まらないという不本意な現実は、
わたし自身が他者を信頼して委ね、頼ることによってみんなからの愛を受け取るためにあったんだ。

そう思えたらあんなに不安でつつまれていた景色が霧が晴れたように明るくなりました。

2024年上半期のしいたけ.占い(おひつじ座)怖すぎるくらいあたっています。

委ねた先に願いがかなってしまう奇跡

そして友人宅をあとにし、帰り道の電車の中で奇跡のような出来事が起こります。

1時間近くかかる在来線に揺られながら、ぼーっとEメールの受信ボックスを眺めていると、そこに出てきたのは思わず二度見して確認してしまうような出来事でした。

な、7枚…!?
昨日まで1枚しか売れていない現状に、胃腸が乱れ肌が荒れるほど悩んでいたのに。
7枚だって!? 最小催行人数をこえている。

とりあえず、イベントの続行はできそう!!!

このお知らせを受け取ったとき、わたしは思わず隣に座っていた友人に
「これ…!」とスマホの画面を見せながら
「さっき開催できないかもって話していたイベントが、できそう!」
と涙目で報告しました。

「えぇっ!!すごいね!!奇跡だ~!導かれているね。」と話を聴いてくれたみんなが祝福の言葉をかけてくれました。

わたしは涙をぬぐいながら、
「シェアしてくれたみんなのおかげ…。ありがとう、ありがとう。」
と言葉にし、心は感謝の気持ちで溢れました。

悶々と悩んでいたけれどなんとかなった。
わたしは自分と世界をただ信じていればよかったんだ。
一気に安心感と喜びに満ち溢れました。

そしてこの瞬間を境に、胃のキリキリ感もおさまりました。
あたたかな友人夫妻と、明るく励ましてくれた友との出逢い、SOSの声を受け取ってくれて自分のSNSでシェアしてくれた仲間たち。
いろんな人々の存在のおかげで、

「時間を割いて来てくれる人たちのためにもあとは、
目の前の人のしあわせを願ってわたしにできる最善を尽くそう!」

と気持ちを切り替えるきっかけになったことに、本当に感謝しています。


世界は、自分に必要なことしか起こらない

この経験からあらためて感じたのは、
「世界は、自分に必要なことしか起こらない」ということ。
起きることにはきっと意味があって、世界はわたしたちに刻一刻と受け取ってほしいインスピレーションを発している、という実感です。

それを受け取るかどうかは、ひとりひとりの感度や器にかかっていて、キャッチすれば同じメッセージは送られないし、スルーすればかたちを変えて同じメッセージは繰り返し何度も訪れます。

わたしは休職を2回、キャリアブレイクを1回経験しているのですが、それはわたしが何度も「身体の声を聴いて」というメッセージを受け取らずに、頭で問題解決をしようとしていたから。

休んでいるのに自動車教習に通ったり、海外に行ってみたり。何か休みであっても成長に向けた時間の使い方をしているという有意義感を感じたくて休みを休みとして認識せずに行動しまくっていました。

最終的にはキャリアブレイクで、「いまここにあるものに気づく」「陰も陽もありのまま受け取る」というメッセージをしっかりと受け取ったら、自然と身体も気持ちも回復して元気になっていきました。

そういう「今、自分に必要なメッセージ」は常に世界から発せられています。キーとなるのは「自我(コントロール)を手放すこと」と「感じる知性をはぐくむこと」
自分の限界を超えてはじめて、きっとこの世界からのメッセージを受け取れる状態になるのだと思います。(自我が強固だと体調不良とか離婚とか、そういう自分の限界を感じる出来事が自然に生じる)

「イベントに人が集まらない」という不本意な現実からも、こうして自己理解が深まり気付きや発見に昇華できるのだからやっぱり実践をもとにした体感的な自己理解は楽しいな。

そしてそれは、世界からのメッセージを受け取る感じる器と、他者を信頼して今までやらなかったことにチャレンジできる環境があるおかげさまです。

わたしはあらためて、こんな瞬間が人生にあることがうれしくって、
そんな日々の体験を通じた自己理解の尊さをみんなと味わいたくって、
つながりの学校を創ったんだなと思っています。

一緒に楽しみながら日常を充実させて、
かつ自分とも他者とも深く向き合いたいタイミングの方は、ぜひ以下のイベントでお会いしましょうね。

ともに歩めるメンバーと出逢えることを楽しみにしています。


\土壇場で7名の申し込みがあったイベントはこちらです/

★1月13日(土)開催予定★

★1月14日(日)開催予定★



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