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キャリア的視点205 -授業でドリームマップ:キャリア教育の形-


毎日ブログ 205日目(2020/9/20)

授業でドリームマップ

2020年も学校で、キャリア教育の一環としてドリームマップを作る授業が始まりました。
例年では1学期から始まるのですが、今季はご存知の事情で学校側もドリームマップ協会(ゆめドリ)側もお互いに様子見でした。が、飛沫感染予防、接触感染予防に気を付けながら、ようやく今季もスタートです。

この記事を書いている段階で既に小学校6年生で1日、中学校1年生で1回参加させていただいていますが、本音は毎年、全学年でやってほしい。
日本人は特に夢(目標)を描くのが下手です。「夢≒目的・目標」という認識が浸透していません。目的・目標を上手く描けないから、良いキャリアの発達にも繋がりにくい。だからこそ、若いうちから練習をしておく事が大切なんです。

職に就くことが夢なのでは無く、その職についた時に何をしたいのか、どんな人間として成長したいのかをイメージする。そしてそのイメージを大切な人と共有して具現化していく。
時には自分から仕事を創り出したりする事もあるのかも知れない。今日はそんなドリームマップの話をしていきます。


学校ドリームマップの実績

私はこれまで何度も「目標明確化」とか「目標達成」とかの記事を沢山書いてきました。実際に先に貼ったリンクでは、ドリームマップそのものを記事にしています。
今回も同じドリームマップの記事ですが、特に今回は学校授業におけるドリームマップに焦点を当てて書いていく様にします。

小学校4年生(10歳)の「1/2(にぶんのいち)成人式」で自分の将来を考える授業が多いと聞きます。全国には様々な1/2成人式があるのでしょうが、その1/2成人式の授業としてドリームマップを利用する小学校が多いのです。
もちろん、1/2成人式に限りません。実際に最初に書いたように、今期は小学校6年生でやってきています。つまり小学校4年生以上がドリームマップを行うのに良い年齢だと思うのです。

中学校1年生で別々の小学校から集まってきた生徒たちが、お互いを知るために使うのもアリです。自己開示と他者理解にも使えるんです。お互いがどんな事が好きなのか、お互いを尊重し合える仲間づくりにも最適です。実際に今期は中学校1年生でやってきています^^;
余談ですが、企業組織のチームでやればチームビルディングにもしっかり使えます^^;

特に愛知県あま市と知多市の小学校ドリームマップの実施率は100%です。つまり両市の子供たちは全員がドリームマップという共通のツールで夢を描きます。中学校に進学して複数の小学校から集まってきても、共通の話題がある事もメリットです。
知多市では教育委員会のページにも記載されています。

愛知教育大学でも、将来の教員を目指す学生さんを相手に、毎年キャリア過程としてドリームマップを取り入れています。


担任の先生の感想

何故、愛知県のあま市と知多市では100%なのでしょうか。それはもちろん両市の教育方針がドリームマップのそれと合致して受け入れられたからだと思いますが、他道府県と比べて早いタイミングで知る事ができたからだとも思います。

実はドリームマップの開発は愛知県の企業によるものです。言い換えればドリームマップは愛知県を中心に広まっていきました。私も含めたドリームマップファシリテーターの人数は、今でこそ東京に抜かれましたが、愛知県が独走していたのです。

以下はこの章の最後にリンクを貼っています「特定非営利活動法人 こどものみらいプロジェクト ゆめドリ」が公開している資料です。詳しくご覧になりたい方は「ゆめドリ」のホームページにお越しください。

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ホームページには中学生版のアンケートも記載されていますので、併せてご確認ください(^^)

実際に子供達からだけではなく、担任の先生からも、
「この子達があんな夢を持っているなんて知りませんでした」
「あの子のこんな楽しそうな表情は初めて見ました」
などの声も上がっています。

そして多くの先生方が、授業中に自分もやりたくなって、子供たちと一緒にドリームマップを作っていました^^; とか、後日別の大人向けドリームマップを自分で受講するとか、自らドリームマップファシリテーターの資格を取ったりとかしています。面白い効果ですね^^


ドリームマップは愉しい

元々起業家に向けて開発されたのがドリームマップです。つまりは大人用です。それを子供用に表現を変えたりしたものが学校でキャリア教育に使われる様になりました。
だからこそ大人がやっても愉しいのがドリームマップです。誰しも自分の好きな事を考える時間は愉しい物です。それが将来の自分の姿であれば尚更ですね^^
そしてこれは目標明確化に有効なツールです。そして目標達成ロジックをわかりやすく解説したものです。

ツールである以上必ず使用しないといけないものではなく、使用しないと目標が達成できなくなるものですらありません。
ドリームマップを使用しなくても多くの方は、自分で自分の目標を明確化し、達成します。
ただ、そのロジックを知っていて達成するのと、知らずに達成するのとでは再現性に差が出てきます。

日本人は特に夢(目標)を描くのが下手です。だからこそ、若いうちから練習をしておく事が大切なんです。

これこそが目標明確化&達成のロジックの再現性に関わるところです。

現代の日本には、ドリームマップの他にも多種多様な目標明確化ツールが溢れていると思います。ピンからキリまで各種あります。
私がその中でもドリームマップをお勧めするのは「やっていて楽しい」、これに尽きます。
受講生として楽しく、オブザーバー(担任の先生)として楽しく、ファシリテーターとして楽しい。楽しいから続けられる。楽しいから頑張れる。一つの真理なんだと思っていますよ^^;

やるやらないも含めてドリームマップは自由です。
もしあなたが教育関係者なら、子供を持つ親なら、一度興味を持って資料を取り寄せてみてはいかがでしょうか?



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