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桜を思う(詩)

春夏秋冬
四季は人生に似ている

春はまだ赤ちゃんの季節だ
だから成長も早い

昨日まではツボミだったその先っぽ
今朝見ると濃いピンク色が恥ずかしげに顔を出している
それが徐々に広がりはじめ
桜が花を咲かせる
ちょっと前まで茶色い枝だけだった桜の木枝に
淡い緑の葉をたくさんつけていく

季節の始まり
あっという間に過ぎていく若さの季節

やがて花は散るけれど
桜の木はさらに成長していく

もうすぐ春がやってくる
この一年で僕はどれだけ成長できただろうか
この一年で僕はどれだけ新しい僕を付け足すことができただろうか

そんなことを桜に話しかけながら
桜並木をゆっくりと歩いてみたい

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