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簡単なこと(詩)

小学生の頃、朝顔の花がいつ咲くのかを見たくて、朝まで起きていようとしたことがあったっけ

でも途中でいつも眠ってしまい、起きたときには朝顔は花開いていた

悔しくて何度も挑戦したけれど、どうしても眠気に勝てず、結局朝顔が花開くところは見たことがない

そんなことをふと思い出したとき、
あれ、これってもしかしたら人生と同じじゃないかって考えた

人も眠っているあいだに成長を続け、ある朝起きてみたら花開いていることがあるんじゃないかって

毎日毎日しっかり眠って、次の日の朝を迎えれば、きっとどこかに成長の跡が見える

最初はまだ小さなツボミかもしれないけれど、いつか目覚めたときに自分が花開いたのを感じる日はきっと来る

だから、あせる必要なんてないんだよ
誰もがいつか必ず花開くんだから

大事なのは、自分の花開くところを見たがって、眠るのを我慢しないこと
そんなことをしてたら寝られなくなってしまう
昔から寝る子は育つって言うじゃないか

そう、ただ眠って、待っていればいいんだよ
たったそれだけ。簡単なことさ

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