見出し画像

小野寺史宜『ひと』読了

小野寺史宜『ひと』読了。
両親を亡くし、大学を中退してアルバイトで働く青年の成長を書いている。青年の性格がなんとも言えず、応援したくなる。

私も小説を書いているが、『ひと』という題名をつけるのは勇気がいることだと思う。何と言ってもインパクトがなさすぎる。お客様の手に取ってもらえるかが心配になる。それでも作者は『ひと』という題名をつけた。
私は人事の仕事をしたことがあり、「人材」を求めるより「人」を求めるべきだと痛感した。能力よりも性格や気持ちが大事。読み終えて題名の意味がやっとわかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?