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歌舞伎町タワーに行ったうえで「カレーは飲み物。」で黒カレーを食べた話


新宿の歌舞伎町タワーに行ってみた

夏の思い出として歌舞伎町タワーに行った話です。
2023年4月の開業と同時にX(旧Twitter)で一時的に話題になり、ジェンダーレストイレが大炎上したことが記憶に残っている新宿の東急歌舞伎町タワー。

Twitter民はトイレで大騒ぎしていましたが、カメラ界隈ではトイレよりも2Fにあるレストラン街(エンターテインメントフードホール『新宿カブキhall~歌舞伎横丁』)の写真映えが話題で、次世代というよりはSFディストピア感が強く「ブレードランナーじゃん」「これはサイバーパンク」と期待を煽られる宣材写真に私もワクワクしておりました。

実際にメニュー表を見てみるとあからさまに観光地価格で「ですよね、なんなら味の想像もつく」となったものの、映えのために行ってみたかったのでサブカル仲間と一緒に行ってみました。

新宿/歌舞伎町タワー

大久保公園側から行ったせいか入り口がわからず、裏側からホテルに入ってしまい親切なドアマンに「あちらのエスカレーターで2Fに直通です」と教えてもらって入ったレストラン街。
※トー横前広場のエスカレーターをあがるとすぐ。

真昼間だったこともあり初見の感想は「思ってたんと違う」。

そもそも最初に目に入るのが謎のステージで、なんかここでウェイな感じのイベントやるんだろうなぁという感じ。昼間だったせいか閉まっているお店も多く、開いてる店には外国人観光客の団体さんらしき人々とサラリーマンがお食事中。ただの「昼間から開いてる居酒屋」感。

動線が悪く、ブレードランナー感はうすく、天井が高いのが逆に開放感が出てしまい「大型商業施設のフロア内のイベントスペースです感」が強い。うまく言えないけど。

新宿/歌舞伎町タワー

逆に「この環境であの宣材写真を撮れたカメラマンはすごいな」と思った。素直にカメラマンの腕に賞賛を贈ります。

世界観をしっかり作りこむという意味では、横浜にある『カップヌードルミュージアム』のワールド麺ロード(フードアトラクション)の方が完璧に近いと思う。あちらはアジアのナイトマーケットをイメージした空間がしっかり作られている。…と、余計な比較を脳内でしてしまった。

実際に行くまでは「お前らこういうのが好きなんやろ、近未来の歌舞伎町や!どや!」という雰囲気で造ったサイバーパンクディストピア空間かと思っていたのですが、なんか普通の観光施設のフードコートっぽかった。

いやこれは私も悪い、わかっています。公式は一言もサイバーパンクとは言ってない。次世代と言ってるだけ。そして歌舞伎町=夜が強いのだろうに真昼間に行ったせいで肩透かしを食らったのだから私が悪い。

ブレードランナー、フィフスエレメント、クーロンズゲート(九龍城)あたりのアジアン横丁・和風サイバーパンクのイメージを高め過ぎたサブカル人間な私が悪うございました。

というわけで「思ってたんと違う」と思ってたら、連れも同じことを思っていたらしく、「なんか違うとこで食べよ」となりスゴスゴと歌舞伎町タワーを後にしました。

『カレーは飲みもの。』の黒カレーを食べた

歌舞伎町タワーでランチを食べ損ねた私たちは来た道を新大久保方面(職安通り)に引き返す。ちなみに大久保公園は真昼間だというのに立ちんぼらしき女性がいたり、それ目当てのおじさんらしきおじさんがいっぱい立ってたりして、みんなそんな昼間から立っててYoutuberとかにトツゲキされたらどうするんだろと余計な心配をしました。

そして『なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。』の隣にある『カレーは飲み物。』西武新宿店でカレーを食べることに決定。(2つは姉妹店です)

名物の「黒カレー」はコク旨の欧風カレー、「赤カレー」はスパイシー系で初心者は黒カレーがおすすめ、とのことだったので黒カレーを券売機で。

無料トッピングを3種類選べるので、「味玉・福神漬け・ポテトサラダ」というスタンダードな、もう全然冒険しない感じの組み合わせにしました。

カレーは飲み物。の黒カレー

肉がやわらかいッ!!王道のトッピングで大正解ッ!!添えてあるレモンで味変もできます。思い出したらまた食べたくなってきた。欧風カレーが大好きなんですよね…。

ちなみに店内は男性の一人客が多く、みんな無言で食べて「ごちそうさまでした!」て満足そうに帰って行かれました。私はそういう店に入り込んでしまった女性客としてのマナー「必要以上にはしゃがない・美味しくいただく(できれば完食する)・ごちそうさまをして帰る」を全うし大満足で店を出ました。
※私の脳内だけに存在するマナーです悪しからず。

百聞は一見に如かず

というわけで、めちゃくちゃものすごいサイバーパンク空間かと思い込んでいた歌舞伎町タワーの飲食店街はちょっと派手なフードコートという感じでしたし、ジャンク系だと思って敬遠していた『カレーは飲み物。』は飲めはしないけど食べ応えのある美味しい黒カレーを提供していました。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」じゃないですが、何事も自分の目で見るのが一番確かですね。もしかすると夜行ってみればまた歌舞伎町タワーは違った雰囲気なのかもしれません。イベントもやってるだろうしね。

歌舞伎町エリアならもしお目当ての店で食べたいものが見つからなくても、近場にきっとおいしいお店がある。というお話でした。ごちそうさまでした。

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