【まとめ】トランスジェンダー問題【アライへの反論集】

ツイッターやnoteに書いてきたことのまとめです。随時更新予定で、更新記録は下部に記載します。
「トランスアライを説得しようとしている気概のある他称ターフへの情報提供」を主たる目的としています。


Q1.「トランス女性は女性か?」

A1.「いいえ。男性です」

・女性の定義は「子どもを産みうる性」です。
・この定義はメスの定義の「雌雄異体の生物において、卵を作る臓器を持つ個体」に基づいています。
・つまり、「雌雄異体のホモ・サピエンスにおいて、卵子を作る臓器を持つ性(メス)を日本語で表現したもの」が「女性」です。
・いわゆるトランス女性に卵巣はなくむしろ精巣があるため男性です。
・タツノオトシゴはオスが出産するけど、出産するオスをメスと表現しないのはこのためです。将来的にトランス女性が何らかの方法で出産できるようになっても、この定義をもって女性にはなることはできません。

Q2.「クマノミは性転換するんだから、人間だって性転換するかも?」

A2.「陸上生物は性転換しません、できません」

海の生き物は性転換するけど陸上動物が性転換しないのは 、
・陸上生物は体内受精するため交尾器が発達
性差が海中動物より大きい
・性転換のコストが大きい(割に合わない)
(桑村哲生教授の「自然現象としての『魚の性転換』より)
だそうです。

クマノミだって云々と言ってるアライはトランス女性に「お前、魚類な」と言ってるのも同然なので、どちらが人権侵害なんだと思います。
女性じゃないが人類だよ、当たり前だけど。

Q3.「『本物のトランス女性』は悪さなんかしない、トランス女性のフリをした犯罪者が悪いんですよね!?」

A3.「(1)トランスジェンダーは自称なので本物も偽物もありません、(2)性同一性障害の研究でもMtFは倫理観や道徳的義務に固執しない傾向と判明しています」

こういう認識なんでしょうが
正しくはこう、です。

※2024年4月追記:2024年、国連のトランス女性の定義から「女装家」がしれっと外されました。マジでびびる
というわけで上記ベン図は「2023年当時」のものです。国連は何か言い訳もせんの???

以下のnoteから飛べる論文もお読みください。

ふんわりアライ(なんかええことやってる感を出して正義の味方ぶりたい人ら)の言ってる「本物のトランス女性」とは、後のベン図の赤色の部分のみを指すと思われます。すごいね。本物のトランス女性かどうかを決めるのは私だ!ってその独善的な自信、どこからわいてくんの?

(狭義のMtFは広義の「トランス女性」という概念、定義に包括されています)
論文に「倫理観や道徳的義務に固執しない傾向」と書かれるって相当やぞ。
個人的には「既存のジェンダーロールを含む規範全般が守れないだけ」の人々なのではないかと疑っています。

Q4.「特例法は生物学的性別の定義を書き換えるものじゃなく、法的性別を変えるものだから問題ないのでは」

A4.「問題しかない。日本国においては生物学的性別=法的性別で、性自認や性器の整形は現代においてそれを変更する理由にはならない。」

当たり前だけど、赤ちゃんの出生時にお医者さんは赤ちゃんの性自認を確認していません。ここまではOK?
医師が発行する出生証明書の男女の別は「外性器に異常がなければ外性器の形状を見て男女を判別」して記入しています。外性器に異常がなければ、外性器の男女別の特徴=性別です。陸上生物は性差が大きいという生物学的事実(A2参照)にもマッチした判定方法です。

・日本に限って言えば出生の日から14日以内に男女どちらかの性別を記載した出生届(これが戸籍の元となる)を出さなければいけない(届出自体や性別の届け出を遅らせることは可能)
・以下は性別の判定に困難があった場合です↓
・医師は出生届の提出のリミット、保護者がどちらの性で養育すればいいかの問題、性自認の確立(1歳半~2歳頃)までのリミット等を考慮して対処(外科的治療含む)する:これによって性別を決定する(戸籍に記載される)
ので、現在では出生時に性別の判定に困難があった子ほど、赤ちゃんの内に性別を決定しています。
尚、出生時に男女の性別を決定するのが困難な事例は5,000~6,000人に1人くらいの割合だそうです。案外確率高いよねえ。

もうひとつ。

そもそも、いわゆる性別適合手術が大きな話題(問題)になったのが上記のnoteでも書いているように1960年代のブルーボーイ事件で、
・当人が望んでも生殖能力を失わせる性器の手術は非合法なのでは?(手術しちゃいかんかったのでは?)
・当人が望んでいることが明らかならば、手術してよいことにしよう(ブルーボーイ事件の判決~1990年代)
・手術して外性器が他性(この場合は男性から女性へ)になっては戸籍上の性別との齟齬があり生活に不都合だろうから、戸籍上の性別を変えてもよい(2003年)
ということになり、昨今の最高裁やアライが言ってる因果関係とはまるで逆です。
「どうしても手術したいんならしてもいいよ、しちゃったのなら仕方ないから他性に戸籍を変えてもいいよ」が正解なのに、「戸籍を変えるために手術を強制されている!」ってどのツラさげて言うてんの。歴史修正はカルトの証左だぞ。

ちょっと話が横道に逸れました。
・前提として、戸籍上の性別は「性自認」なんぞ考慮したものではない
・性器の美容整形(いわゆる性別適合手術)後の戸籍の変更は1960年代の事件を発端とし、1990年代~2000年代初頭の世間の常識に基づくもの
「いわゆる女らしい服装をしたり、乳房をつけたり、膣を造ったりしている男もいる(または乳房を切除し男性器を造成した女もいる)」ということが1960年年代~2000年代初頭よりは世間に浸透している現代でも、果たして戸籍の性別の変更は必要なのか

ちなみに特例法、性別も氏名も変えられるんだったら性犯罪者の隠れ蓑になりません?
裁判所が「おまえ性犯罪の前科があるから性別も氏名も変えられないよ」って判断したら、差別だー!って言われるんですよね?
日本版DBSには変更後の性別と氏名の情報も載るんでしょうか?
教えて有識者。

・性同一性障害の研究で倫理観や道徳的義務に固執しない傾向と書かれている人々が、法的女性であることを盾に、男性器をつけたまま女性スペースに入ってくる可能性を上げてしまう
・雌雄異体の陸上生物であるという事実は変わらないのに法的性別を変更すれば、生物学的事実をベースにしている医学とのアンマッチを起こす(最短で適切な医療にかかれないという本人の問題や、治験参加の場合に正しいデータが得られなくなるという問題も起きる)
・戸籍という制度への信頼を揺るがす(そもそも戸籍制度は絶滅寸前なので、戸籍制度自体の是非は問うてもいいかと思います。ここではいわゆる「性別」を含む公的な身分記載事項への信頼度の話。トランスエイジ問題にも関わってくるよ!)

「いわゆる女らしい服装をしたり、乳房をつけたり、膣を造ったりしている男もいる」でなぜいかんのか。
ツイッターでは指摘が出ていましたが、一部の当事者は法的性別を変えることで他性との婚姻を可能にしたいんじゃないか、というのはあるかもしれません。だとしたら変えるのは異性婚の方であり、性別の変更じゃないよね。

Breaktime 1. キリスト教国と異性装・同性愛

ほんとは風呂、トイレ、女子高入学その他のトピックスを書きたいのですが、文章量が膨大になってしまうので後日にまわします。

キリスト教国は異性装(女装、男装)と同性愛に厳しいです。聖書に「だめ」と書いてあるんで。
ふーんキリスト教ね……と思った方、キリスト教にとどまりません。
だめと書いてあるのが旧約聖書(同性愛は創世記、異性装は申命記)なので、この旧約聖書は「ユダヤ教にとっての聖書」でもあり、イスラム教でも四大啓典のうちのひとつに数えられています。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教世界では「神の教えとして異性装・同性愛がだめ」で、世界の人々の約30%がキリスト教、約23%がイスラム教なので(ユダヤ教は1%未満)、宗教の重なりを加味せずにざっくり世界の半分の人が「自分の信じる宗教の教義として異性装・同性愛は神の教えに背く」と思っているということです。このへん、ゆるふわ神道&仏教国の日本にいると、なかなか感覚的にわからないと思います。
で、どうしたという話。

_φ(・_・ 2018年のCHOGM LGBT活動家が「同性関係を合法化」してくれと要望を出している ・53の加盟国のうち37の国でいまだに使われている植民地時代の同性愛嫌悪の法律があり ・9州では終身刑
(自ツイより 2023年5月11日)

_φ(・_・ 終身刑!!?? この記事によると焦点はあくまで「非犯罪化」 一方、日本では2018年時点でも2023年現在でも同性愛嫌悪の法律はないし、犯罪でもないね 53の加盟国を擁するコモンウェルスの国々の事情と、独立した日本国の事情を混同してません? 本邦のLGBT活動家の連中
(自ツイより 2023年5月11日)

(異性装や)同性愛者が「神の教えに背いてる人々」として世間から冷たい目で見られるにとどまらず、「犯罪者」として扱われていた、ということです。

「神の教えに背いてる」且つ「神の教えをベースに作られた法律に違反した」人々を、「もうそういう時代じゃないんだから罰しないようにしよう!」と価値観の大転換を行うには、確かにかなりの熱量が必要だと思うんですが、日本にその熱量って必要でした??? 女装した「だけ」で、同性と恋をしただけで、警察に捕まって世間から神の教えに背く者という扱いを受ける国でしたっけここ???
ちなみにQUEENの「I Want To Break Free」のMVに女装が含まれるという理由でアメリカでは複数の局で放送禁止になっていますが、この曲の発売は1984年です。一方、1969年から1985年まで放送された『8時だョ! 全員集合』では高木ブーが何度も女装してます。しかも女子高生だよ。
(『8時だョ! 全員集合』はPTAからの相当な批判があったようですが、出演者の女装にではなくコントの内容へのクレームでしょう)

現在の「何でも人権って言やぁ通る」異常な状態を考えると、「旧約聖書で異性装と同性愛を絶対禁止にしていたのはアリだったな」とも思います(それが原因・反動で現在の混沌があるんですけども……)。だって少しでも「いいよ」にしちゃうと我も我もでとんでもねえ要求をしてくるんだもん。


Q5.「トランス女性は女湯に入ってもいい?」

A5.「駄目です。『生物学的男性』はたとえオペ済み、戸籍変更済でも入ってはいけません。※ただし2024年4月現在は『オペ済みなら入れる』とされているが、合理的理由がないので早々に禁止すべき」
 
最近このLGBT問題界隈にやって来た人は絶句もしくは大笑いするかと思いますが、少なくとも2022年頃までトランスアライどもは「トランス女性は女性ですぅ! トランス女性が女湯に入れないのは差別!」と喚いて、反対する女性のアカウントに総攻撃を仕掛けていました。頭おかしいですねあいつら
 
2023年の最高裁の歴史的にも医学的にも誤った判断を予見していたのか、厚労省が令和5年(2023年)6月23日に「公衆浴場や旅館業の施設の共同浴室における男女の取扱いについて」という通知の中で共同浴室の男女の別は「身体的な特徴をもって判断」するよう自治体(衛生主幹部局長)から所管の銭湯や旅館への周知及び指導を求めています。
 
「厚労省やるじゃーん、これで一安心!」と思った方、ちょっと待ってください。
大前提として、
・いわゆる性別適合手術と呼ばれる手術を受けたとして、「生物学的性別」は変わりません。オス猫を去勢したらメス猫になるんか???
・旧性同一性障害(GID)の研究でも、性自認女性の男の半数以上が「性的指向が女性に向いている」つまり女が好き
というたった2点の事実からも、
・ガワだけ女性に似せた「男」が女湯に侵入し、性的興奮を得るため、女性の裸体をじろじろ見る
可能性が「そいつが女湯に入る場合、1/2以上の確率で起きる」と言えるんです。
1/2以上の確率で風紀を乱す者(後述)を女湯に入れていいというのは、合理的な判断とはとても言えません。後に繰り返して書きますが内風呂(自宅の風呂)が一般的になった令和の時代に外風呂は「いうても単なるレジャー」であり、レジャーの規律(共同浴場の場合は風紀)を乱す「虞(おそれ)のある」者を断るのは社会通念上の判断で問題がないどころか、以下の軽犯罪法23条違反を防止するためにも絶対に必要です。
 
軽犯罪法23条「正当な理由がなくて人の住居、浴場、更衣場、便所その他人が通常衣服をつけないでいるような場所をひそかにのぞき見た者」とあります(拘留又は科料に処する)。
「厚労省の通知で『女湯に入ってもいい』とされてしまった、身体的な特徴が女性と認識される可能性がある男性(乳房をつけていたり、男性器がない)」は他の女性客に「生物学的男性ですがチンチンはないので厚労省の通知に則り、女湯にはいりまーす!」と皆に聞こえる大声で宣言した後に更衣室と女湯に入らなければ、女性に「いやあいつ男じゃん」とバレた場合「『生物学的男性』かつ『公的な性別も男性』、つまり異性から知らん間に(ひそかに)裸体を見られていた」と見做されるので、5億歩譲歩しても(身体的特徴だけでなく)戸籍まで女性に変更していないと現状でもアウトですね。
生物学的男性が女湯に入る「正当な理由」もないです。繰り返しますが、だって令和の時代、外風呂なんか「行かんでも生きていける単なるレジャー」ですもの。
 
アライちゃんは「じゃあ戸籍変更してないトランス女性は一生銭湯に行けないじゃないですかーさべつさべつ!」と、足りない脳みそを振り絞って主張するかもしれません。
(男湯に入ればええやんな。っていうか銭湯に行く必要ないって書いてるじゃんな)
そこまで言うなら、そのオッサン(あっごめんトランス女性ね)、おめえの家に連れて帰ったら???
 
というのは冗談でも思いつきでも何でもなく、アライちゃんが実施すればすべてまるっと解決できる方法なんですわ。
そもそも公衆浴場法で男女別にせよと定めてあるのは銭湯(公衆浴場)や、その他の公衆浴場(スーパー銭湯やスポーツ施設併設の浴場等)で、「もらい湯等は業(反復継続の意思と社会性を持って行われること)として行われていないものは対象にはならない」(適用第2項)です。もらい湯ですもらい湯、懐かしいね。「お風呂貸して」ってやつです。
トランス女性は女性なんだろ? じゃあ同じ女性としてお前んちの風呂貸してやんな? そのトランス女性は「どうしても自宅以外の風呂に入りたい」か「この令和の時代に家に風呂がなく」外風呂に入らなきゃいけないようだけど、お前んちの風呂は公衆浴場法の適用外だから、一緒におまえの家の風呂に入って「女湯~」ってやってやんなよ。
 
ちなみにどっぷり浸かるタイプ以外の入浴、例えば足湯なんかは男女を分けずとも風紀に差し障りがないとされているので、まともなアライだったら「足湯でみんな仲良し!」みたいなやり方で包括すべきだったよ。アライはまともじゃないからそんな発想はなかっただろうが
 
共同浴室が男女別になっているのは、令和5年(2023年)6月23日の通知にもある通り「風紀の観点から」です。
公衆浴場法第3条「営業者は、公衆浴場について、換気、採光、照明、保温及び清潔その他入浴者の衛生及び風紀に必要な措置を講じなければならない。」(風紀=「主として男女の混浴の禁止を意味する」(昭和39年5月12日付け厚生省環境衛生局長通知))とあります。
併せて、
・迷惑客を拒否するのは社会通念上の判断(2020年1月upのブログによる厚労省の電話での回答※タトゥーのある客のお断りについて http://s-scrap.com/3654)
という当たり前の条件も踏まえて、生物学的男性を女湯に入れる理由がひとっつもねえどころか、「風紀に必要な措置を講じなければならない。」ので女湯に入れちゃ駄目でしょ。


Breaktime 2. 男児ママの女子トイレ問題


Twitterで急に論争が始まりまた急に収束しかけているアレです。ビビった。

・元ツイは「外出先で子ども(男児)がトイレに行きたくなり多目的トイレが空いてなかったので女子トイレに入ろうとしたら女装男がついてきてめっちゃ怖かった」という内容です。「それは怖いな!!??」という意味でリポストしました。
・「男児も『生物学的男性』だが女子トイレに入れるんかい(入れちゃだめでしょ)」という指摘からの、俄かに「一見(ここ大事)」男児ママvsGC未婚女性の対立、しかもアンフェ男まで言及し始めて一大論争となりました。

以下は時系列を無視して書きます(既にTwitterに書いたことも含みます)。
・「男児も入れるな」は元ツイの主旨からはズレている。今は女装男の侵入問題にフォーカスすべき→元ツイの主旨からズレているのと、得たい結果はその通り。但し無視していい事柄ではない。「男児も生物学的男性である」は事実なので。
・男児ママ(及び男児を育てたことのあるママ)からの「出産育児してみろ」発言→1)産まない権利も含めてのリプロダクティブ・ライツなんで「(出産)育児してみろ」という共感の強要はリプロダクティブ・ライツの否定が前提にある発言です。とするとこの文脈ではリプロダクティブ・ライツに入る産む権利も否定されて構わないものなので 「むしろお前が産むな」と反論されても仕方ないと思う。2)子育ての常識はおそろしい勢いで変わるし、国・文化圏によっても全然違うので当事者になってみれば云々は 「自分と同じ苦しみを味わってみろ」という共感を強要する呪いの言葉でしかない。可哀想選手権・苦しさ自慢大会をしたいだけ、よって「よりよい未来(今よりはマシな未来)を作っていこう」という建設的な活動の主旨からも適当ではない。この発言については撤回、謝罪するしかなかったと思います。しなさそうだけど。
・問題提起を「男児を性的に見る独女のたわごと」として扱うアンフェ→お前は黙れやクソが。そもそも世の中の男が率先して子育てするか「どうぞママはお子さんを連れて男子トイレへ!」って風潮にしてたらこんなことにはなってないじゃんか。
・結局、「多目的トイレの増設」で一応決着しそうとなっている→えーえー、ちょっとお待ちください。ここから長いので改行を変えます。
1)まず多目的トイレじゃなく「バリアフリートイレ」が正式名称です。「改正バリアフリー法 国土交通省」で検索してみてください。
2)尚、この「バリアフリートイレ」の使用想定者に「乳幼児連れの人」が入ってはいるんですが、(ここからが大問題)「ベビーカーで入る」「ベビーチェアが必要」「おむつ替え」が例示されていて、「ベビーカーもオムツも卒業した子の排泄の介助」が入っていません。且つ、「機能分散が進められています」という整備例示で「(前略)乳幼児連れの方のための設備を一般トイレ内へ分散させる取組が徐々に進んでいます」と紹介されています。
3)つまり国(国土交通省)としては「乳幼児連れは一般トイレ(多目的トイレ/バリアフリートイレではない。男女別トイレ)に入れる」という方針を推進または容認しています。
4)ここで「わーい」ってなった男児ママ擁護側の方、ちょっとお待ちください。そもそもこの「バリアフリートイレ」の使用想定者に「トランスジェンダー(性自認と身体の性が一致しない等の人)」が入っていません。つまり「一般的な常識としてトランスジェンダーはバリアフリートイレに入れ」となっているのに、制度上はそうなっていない。国の方針に従うならば「トランスジェンダーは男子トイレまたは女子トイレを使用しなければならない」ことになります。よって「女子トイレに生物学的男性は入れません、但し男児は別」という但し書きをつけてしまうと「女子トイレに生物学的男性は入れません、但し性自認が女性の場合も別」というロジックで侵入される可能性は非常に高くなります。入りたい奴は理由をつけて何が何でも入りたいというのは経産省トイレ裁判の通りです。
5)この点からも「生物学的男性は女子トイレに入るな」という結論に賛成ならば、「但し男児は別」を許容してはならないと考えています。
・が、(これは書いておく)一部の男児ママ批判にあった「漏らせ」は論外です。
・ここからは私見の解決方法ですが、この一連の論争からは離れたところで滝本弁護士がpostしていた「女子トイレは生物学的女性専用に、男子トイレをオールジェンダーへ」がベストに近いベターかなと考えています。「男児ママは子どもを連れて男子トイレへ行ってください」です。
・滝本弁護士はトランスジェンダー(トランス女性と言われる生物学的男性)のトイレ利用についてこのように提案していましたが、この意見に大っぴらに異議を唱える声は見ませんでした。しかし、「今、男児ママの女子トイレ問題で独女であろうアカウントが同じことを提案したら『育児してみろ』『自意識過剰』の一言で一蹴されるだろう」というのは明らかです。すごいね。
・男児ママは男子トイレを使う解決方法のメリットを列挙します。
1)社会として女子トイレの使用を生物学的女性に限定することで、自称女の男の侵入を社会全体で批判できる。
2)おそらくバリアフリートイレ(多目的トイレ)の増設が爆速で進む→前述のように国はむしろ「子連れは一般トイレに入れる方針」を進めています。男児ママ(や、「全ての人」です。男子トイレをオールジェンダーにするので)がゴリゴリに男子トイレ(オールジェンダートイレ)に入れば一定数の男性が気まずい思いをするので、「男の意見しか聞かん国が男の泣き言を元にバリアフリートイレ(多目的トイレ)を増やすか、男子トイレ(オールジェンダートイレ)を真に誰でもが安心して使えるトイレに整備するようになる」と期待できます。
3)男子トイレをオールジェンダー化のために整備するのは、男児や男性のためにもなります。「男児が学校でうんこできない問題」をご存じでしょうか? 小便器のあるトイレだと個室に入る=うんこをすると友達にバレてしまうので、学校では恥ずかして排便できない子が多いそうです。これ笑いごとではなく子どもの便秘の要因のひとつになっています。全ての男子トイレをオールジェンダー化のために個室化すれば子どもの便秘の一因が解消されることになり、男児の健康を守ることにもつながります。
4)大人の男性でも「小便器が嫌だ(少数だけど意見としてある)」「先に使用している人とは一個空けて使う(めっちゃよく聞く)」等と「男子トイレ、快適ではない」と感じています。(オールジェンダー化するために)男子トイレを整備することは結局全ての人の安心安全に繋がるのではないでしょうか。
・話を元に戻します。元ツイの状況では男児を女子トイレに連れて行くのは仕方なかったと考えています(なのでそこは批判しません)。「女性が子育てをする」「男児ママが子どもをトイレに連れて行く」「男児ママが男子トイレに連れて行く選択肢がすっぽり抜けている」のが一般的な現状ですので……だからって「よりよい未来(今よりはマシな未来)を作っていこう」という声を封殺するのは違うぞ。
・以下は補足です。
1)「トイレまで排泄を我慢できる」まで含めてのトイトレ完了なので、現状でも「男児ママが使うべきは多目的トイレ(バリアフリートイレ)」が一般常識ならば、多目的トイレの空きまで待てない子は外出時はオムツを使用するのが妥当ではないでしょうか。
2)「男親もいる状態で、女親が男児をトイレに連れて行く」のは男親による性的虐待として扱ってもいいのではないでしょうか。一気に男性の育児への意識が変わりそうです(それくらいしないと変わらなさそう)。
3)知的障害のある男児(小学校高学年くらい)が女子トイレに侵入し続けて問題になった例を知ってるので、「男児に女子トイレに入ることを学習させない」という点でも、「男児ママは子どもを連れて男子トイレへ行ってください」をスタンダードにしていくのは大事だと考えています。
「障害児の親は離婚率が高い」「子どもは母親が引き取ることが多い」という実態からも(この実態を良いものだとは肯定しません)、オールジェンダー化する男子トイレに連れて行くという選択肢が最優先になるように望みます。

 

[編集記録]
Q1~Q4 2024年2月12日
Breaktime 1 2024年2月25日
Q5 2024年4月8日
Q3のベン図の(衝撃的な)追記 2024年4月8日
Breaktime 2 2024年5月19日

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