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妄想から出た誠。

僕は昔から妄想が好きです。

小学校の30分の休み時間。
コレ、友達がいない人間からしたら
持て余しすぎるんです。

教室にいて先生に話しかけられるのも嫌だったので、
校庭の木の周りをずっとぐるぐる歩きながら、

こんなテレビ番組作れたら楽しいなぁとか
ずっと1人で考えてました。

帰りも1人だから、
ずっと脳内で音楽を流して、
「こんなセットリストでライブしてたら最高だな」とか妄想してました。

こんな話、今日まで
誰にもしてこなかったんです。

「どうせ気持ち悪がられる」って思ってたんで。

でも、今思ってみれば、
この妄想癖が僕の仕事のきっかけの9割を担ってて。

僕の作るイベントは全部妄想からスタートしてるんです。

テレビみたいなことをしたいから
「遊びまみれ」が始まったし、

27時間テレビの司会をしたいから
「50時間フェス」とか「24時間イベント」をたくさん作ってきたし、

まだ完璧に!は無理なのですが、
年々その妄想は叶えられるようになっていきまして、

「遊びまみれ」というコミュニティや
「ガヤガヤBAR」という場所を手に入れてからは、

さらにさらにその妄想が叶っていっています。

で、僕の妄想のその殆どは、
1人で何かをやっているのではなく、
誰かと、みんなと、やっているものが多いんです。

恋愛の妄想とか、
大金持ちになるとか、
そういう自分の生活の
妄想は全くしたことがないんです。

たぶん、妄想のきっかけが、
「1人の休み時間を紛らわす」ことだったからなんでしょう。

とにかくその妄想の世界には「人」がいた。

せめてその妄想の中では一人でいたくなかった。

で、そんな妄想癖は
今日も続いてるんですけども、

ここ最近の妄想は、
「遊びまみれ」というコミュニティや
「ガヤガヤBAR」という場所を
手に入れさせてもらったからこそ、

テレビっぽく、ライブっぽくとか、
そういう「◯◯っぽく」の妄想だけではなく、

もうそれ自体を
一つの国というか
文化というかにしていきたい
というものに変わりました。

つまりは、
煮詰めて煮詰めて、
何かに似せるのではなく、
突き抜けたいって感じです。

テレビでもない
芸人でもない
ミュージシャンでもない
YouTuberでもない

のにも関わらず、
なんか、面白い人やコトが集まってる

それが理想。

だからね、
妄想も簡単ではなくなりました。

思いつかなきゃいけないのに
何も思いつかない日も結構あります。

ただ、最近気が付いたのは、
あの「VIVANT」だって、
いろんな作品のインスパイアが入ってるらしく。

僕の好きなラップだって「サプリング」っていう他の作品から引用することが多々あって。

つまり、「憧れ」から要素をいただいて、
作り方や中身を変えていけば
それはもうオリジナルであって。

26年間、憧れに寄せる妄想はしてきたので、
消えることはないんです。

その上で、まだ、
やったことない形や中身にしていくことで、
今の僕の「文化を作る」という妄想が叶うんではないかとワクワクしてます。

間違いなく昨日はそんな夜でした。

昨日は、
僕が「1人喋りを聴いてみたい!」と思った人に声をかけて、
10分ずつトークライブをしてもらうというイベントをしました。

出演者は全員お客さん。

出演者達はすっごく負担だったと思うのですが、
これが大成功で。

全員大爆笑をとってて、
嫉妬するくらい。

もちろん、出演者のみんなの力なんですが、
一応、ネタバラシをすると、
「THE MANZAI」っていう年末にやってる番組があってその要素が結構入っていて。

「THE MANZAI」はセットを豪華にすることによって漫才師に本気の漫才をやってもらう空気を作ってるんですって。

今回それを拝借しまして、
ビジュアル面(ロゴやOPや告知のVTR)と、
空気作り(前説や照明・音楽)をめちゃ本気で用意しました。

それで、出演者のギアが上がってくれたらな!と。

あと、「ミキ」さんが「THE MANZAI」に出た時に、司会席にいるビートたけしさんに「うるさいだけだ!」って叱られて、それがめちゃくちゃ話題になったんです。

これって、ある意味ミキさんを救ってるというか。
(ドリーム東西の陣内さんでも代用可)

だから、今回、僕がトーク終わりの出演者とクロストークをして、
最悪、トークパートがうまくいかなくても、
そこで取り返せるように組んでおいたんです(結果、みんなうまくいったから杞憂でしたが)

それぞれのトークライブ中も、
いつどこでどううまくいかなくなるかわからないから、
常にクロストークで話すこと(フォローすること)を考え続けて。

ま、さっきから言ってますが
これも杞憂でしたけどね。笑

とは言えぼくもこっそり全力なイベントだったので
今朝はぐっすり眠れました。笑

昨日の「THE TALK」に限らず、
ここ最近はこういう
こういう見えない配慮をたくさんすることが続いてます。

なかなか地味でしんどいことでもあるんですが、
こういうことをコツコツしていかないと
「文化を作る」は叶わないなぁとも思ってます。

ちなみに、
僕の心配を杞憂にしてきた出演者たちでしたが、

こんな人たちは、
昨日の出演者以外にも、
僕らの界隈にゴロゴロいます!

もちろん、面白さというベクトル以外にも!

面白い人はそのままでいいけど、
そうでなくても、
優しい人とか柔軟な人とか、
もしくは何か(歌や仕事や料理などなど)を極めてる人は
「面白いこと」ができる人だからね!

この人たちと、僕の妄想が組み合わさったら
なかなかの楽しすぎるものが作れるんじゃないかなぁと思いを馳せています。

今年はもっとみんなで作る!
それが僕のテーマです。

その後ろには
僕のこの10年のイベンターとしての経験と
26年の妄想を敷いて。

楽しいコト、たくさんしましょう!

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