コトバエラビ

きっかけは6年前くらいの誰かのツイートで、少しだけ聞いてみるだけのつもりだった。
酸欠少女さユり「ケーキを焼く」という曲。
イントロのピアノの音に圧倒され、Aメロからは繊細で、でも力強い彼女の声に引き込まれた。
その一生懸命歌う声は私を曲の中に引き込んだ。

それからは彼女のいろんな曲を聴きあさったと思う。彼女の描く歌詞は綺麗で少しだけ切なくて苦しさも感じて。綺麗事ばかりではない人間臭さみたいなものを感じた。

私が中学3年生の頃、受験のストレスからか学校ではよく泣き出し、過呼吸を起こして倒れては保健室で給食を食べたり、それはもう今思えばボロボロの状態で学校に行っていた。当時の学校の帰り道は1人でさユりちゃんの曲を口ずさんでいた。少しだけ強くなれた気がした。

さユりちゃんに憧れて挫折したギターをもう一度手に取ってみたり、リリースイベントやライブに足を運んだりもした。初めて生で聞いたさユりちゃんの声は思っていたよりももっともっと力強かった。小柄な体から出るその声は、彼女の気持ちの大きさを表してるのかな、と思った。

6/8はさユりちゃんの誕生日でした。久しぶりにツイートを見たけれど、変わらず綺麗で真似したくなるような言葉が並んでいた。
「誕生日は命の目印」

最近の私は人生を終わらせたがっている。病気のせいかもしれないし、自分に絶望してるせいかもしれない。まあ両方だろうけれど。
でもほんの少し、ほんの少しだけ、さユりちゃんの言葉を歌を詩を感じるためにこれからも生きていてもいいんじゃないかってツイートを見て感じた。

久々にnoteが書きたくなった日でした。
読んでくれてありがとう。

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