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矛盾を受け入れられる経営者は強い

おはようございます。しばらく早起きの生活が続きそうです。昨日書いた初note、色々な方面から反応を頂けたのは嬉しかったです。

ちょうど今月会社を設立して一年経ったのですが、一年間スタートアップというものをやってきて得た気づきがあるので、そのことについて今日は書き留めたいと思います。

表題の通りなのですが、強い経営者&起業家というのは圧倒的に対立していたり、矛盾している二つの事柄や行為を同時に受け止め、前に進めることが出来る人たちなのではないだろうかと思うことがこの1年間多くありました。

僕がまだ19歳のひよっこ起業家ということもあり、きっと若い人への応援という意味合いも含めて、今まで各業界で一番の先頭を駆け抜けていられる、多くの起業家、経営者、投資家、プロフェッショナルといった方々に直接お会いできる機会を頂きました。そこで、僕なりに見出した彼ら・彼女らの共通点はやばいくらい矛盾しまくっているということでした。

「徹底的に楽観的になれ、細かいことを気にするな」と言っておきながら、本人はある局面においてめちゃくちゃ神経質になったり、実は超細かい人だったり。

超ロジカル人間が根性論を説いていたり。(その逆も然り)

自分はxx年後には上場して、こういう成功を納めているんだと言い放った、次の瞬間、自分はxx年後には潰れているかもしれないと言われたり。

徹底的にユーザーヒアリングをしろ!お客様は神様だ!みたいなアドバイスを貰った一週間後には、ユーザーの言うことなんて聞くな!と神様もびっくりするような発言をされたり。

ビジョンなんてものはいらねぇ!と言いながら、なんだお前の会社にはビジョンもないのかと言われたり

初対面だろうがなかろうが、全ての人に対しても絶大な信頼をよせつつも、めちゃくちゃ疑っていたり。

もう無茶苦茶で、最初はなんなんだこの狂っている人たちはと思っていたのですが、後からだんだんと彼らのことを理解できるようになりました。

どっちかのサイドが本当の彼らで、もう一方のサイドは偽りの姿だという訳では一切なくて、両面とも本当の彼らなんだということに。彼らはその対立している両方をうまい感じに受け入れ、前に進んでいました。凄いですよね。

よく考えてみると、そもそも起業家という職業自体が多くの矛盾を抱えているようです。

徹底的に自身が抱く理想や思想を追求しつつも、足元の現実を直視しなければいけない。理想を追求しすぎてしまうと、会社は潰れてしまうし、会社を潰さまいと現実と向き合いすぎると、理想は追求できなくなる。理想が追求できない起業家は死ぬし、現実と向き合えない起業家は死ぬ。この理想と現実という圧倒的に対立関係にある事柄を同時に受けいることができなければ、生き残れない。

「OOかXXか」などと行った二元論で簡単に片付けてしまうことが多い世の中ですが、少なくとも僕がこの一年間の中、垣間見た「プロフェッショナル」が求められる領域には二つのうちどっちか一つを選ぶみたいな考えで片付けられない複雑で常に矛盾し合ってる世界が広がっていました。 

この複雑で厳しい世界を知ってしまった時、この言葉が正しいか分からないですが、僕は憂鬱と絶望感を覚えました。ただ、起業して一年が経ち、僕はそこに少しずつは小さな希望を見出すことが出来始めているのかなと思う今日この頃です。

以上19歳起業家のポエムでした。

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起業家がブログを始めたり、ポエモみたいなことを始めたら会社がうまく行っていないだとか、何かやばい前兆を示しているとよく聞きますよね。

まさに、その通りです。現在非常にやばい状況です。よくあるハードシングス的なやつが最近起こりまして、なんとアプリ開発をやっているスタートアップなのにエンジニアがいません。(要件定義が出来るPM件技術顧問的な人は1名いる)ブログを始めた理由も、全てはエンジニア獲得の為の露出狙いです。本当に詰みそうな状況です。

もしこのブログを読んでいる、swiftもしくはtype scriptが書ける、書きたいエンジニアさんがいましたらご一報くださると泣いて喜びます。どのくらいコミットできるかが分からなくても、お茶、ランチ、焼肉、行きましょう。

Twitter DM待ってます。(メールは mitsumasa.kiyoharaあっとaboon.jp)

よろしくお願いします。





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