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◤人生◢ 試練は乗り越えられる者に与えられる。[#61]

タイトルは、小学6年生の時にどこかの塾の案内に書いていた言葉である。「受験は辛いけれど、神様はあなたがその試練をも乗り越えられると思っているから、与えるんだよ」という、講師からの激励。
当時のわたしはえらく感銘を受けて、暫くは座右の銘にし、この言葉を胸に人生の岐路(中学受験、高校受験、大学受験、国家試験×3種類)を通ってきた。

今でも何か躓くたびに、この言葉を自分に掛けては奮い立たせている。

今まさに、わたしは人生の岐路にもう一度立たされている。いや、もう出発しているのかもしれない。

***

3月末付けで現職を退職。
1週間有給消化をして、4月からはライター1年生だ!と意気込んでいた最終出勤日。
同法人内のある部署の長から呼び出された。そこは、相談室。
相談室とは、新規入院の受け入れや現在入院されている患者様の退院支援が主な業務。

そんな相談室が、今日でここを去るわたしに何の用?まさか、、、ね?

呼び出された内容は、その「まさか」であった。

***

わたしは大学で福祉系の科目を履修し、その勉強をカタチに残すといった目的で、卒業時に「社会福祉士」と「精神保健福祉士」の資格を取得した。
尊敬できる教授との出会いと実習先が良かったこともあり、一時は相談員として就職することも考えたが、最終的には「作業療法士」として社会に出た。

紆余曲折ある、わたしの経歴はこちらの記事で。

***

話を元に戻すと、相談室からの話は「“ウチ”で働かないか?」という提案であった。
「え?」
「何がどうして、こうなった??」
「今日で辞めるんだが???」
「というか、看護師さんに最後の挨拶に行ってきたんだけれど????笑」
コンマ3%ぐらい予想していた内容であるが、実際に呈示されるとわたしの頭のなかは疑問符と失笑。

この日までの経緯は、またの機会に書くとして、
この日からどどーんと進展があり、最終的に4月からの肩書は、
相談員ときどき作業療法士、一時ライター
になりそうである。と言うか、なる。

***

大学を卒業して13年。
相談業務を一瞬もしてこなかったわたしに巡ってきた今回の事態。
嬉しい反面、待ち構えている未来が怖くもある。

何故、神様はいつも試練を与えるのか。
いや、今回は7~8割ワクワクする試練なんだけれど。
順位はあれどどれも興味があるんだから、自らすすんで谷底に飛び込んだようなもの。

今回の試練は、いろいろ偶然が重なり、たくさんの方の尽力があっての結果。
もちろんどれも中途半端にしたくないし、出来ない。
でも、自分のキャパが大きくないことも自覚している。
「頑張りすぎず、頑張る」
これが4月からのテーマになりそうである。

神様は、もう暫くラクをさせてくれないらしい。
こんな筈ではなかったのにな…。
まあ、これだから人生は面白い。

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