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『坂口恭平論』Kindle版発売開始!
10月26日よりAmazonで『坂口恭平論 書評集1』Kindle版を発売開始しました。定価は350円ですが、Kindle Unlimitedでもお読みになれます。よろしくお願いします。
『坂口恭平論 書評集1』は、拙ブログおよびこのnoteで書いてきた、坂口恭平作品の9つの書評をセレクトし、編集したものです。仕事も作風も周囲との関係も、絶えず変化する生成変化の人、坂口恭平の思想や作品の秘密に迫
落合陽一『ズームバック×オチアイ 過去を「巨視」して未来を考える』
落合陽一、NHK「ズームバック×オチアイ」制作班による『ズームバック×オチアイ 過去を「巨視」して未来を考える』 (NHK出版)は、NHKの番組「ズームバック×オチアイ」の書籍化である。
書店で手に取った人も、Amazonなどで取り寄せた人も、思っていたのより一回り大きいサイズと重さに驚くはずだ。
落合陽一の近著『半歩先を読む思考法』(新潮社)
岸政彦編『東京の生活史』
圧倒的な存在感
ようやく岸政彦編『東京の生活史』(筑摩書房)を購入することができた。社会学者岸政彦が中心となって進められたプロジェクト、東京で生活した人150人の生活史を聞き書きでまとめたインタビュー集である。9月に出版されたこの本の購入を年末まで延ばしていたのは、4,620円という価格にしり込みしたわけではない。
その本としての存在感の大きさゆえに敬遠していたのだ。
圧倒されるのは、百科事
坂口恭平『Water』
『Water』(左右社)は、坂口恭平の第二パステル画集。前作『Pastel』の126点に対し、倍近い237点のパステル画を収録している。その分、本のサイズは小さくなっている。横位置の絵の大きさはそのままで(さすがに縦位置の絵の上下はダウン)、狭くなったのは周囲の余白である。余白が広い方が、じっくりと鑑賞気分に浸れるので、広いにこしたことはないが、これは、税込み3,300円という値段据え置きとト