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アメリカ移住して感じる、自分の生活力のなさ

「空港まで送るよ」と、さらっと言ってくれる友人。

感謝感謝感謝。

彼女は、平日の夜と日曜の夜(17時~22時)は日本食レストランでシェフとして働いています。

他、ボランティア活動、子供(3人)の学校のクラス委員や図書委員、趣味のサーフィン、トレッキングなどなど、文字通り毎日飛び歩いています。

そんな中、少しでものんびりしたいだろうに、なんてことないかのように、声をかけてくれます。

空港への送り迎え、サーフィンの送り迎え、キャロットケーキ作り(彼女はお菓子作りもプロ級)、ランチのお誘い、面白そうなイベントへのお誘い。

何から何まで、お世話になっています。

私がしていることと言えば・・・モーニングコールと、庭掃除(1回だけ・・)くらいか!

裁縫、アクセサリー作り、散髪、手先が器用なだけでなく、1人でタイヤの交換もできるらしいし、車の運転はめちゃ上手だし、町中の道を知っています。

料理と言えば、梅干しを始めいろんな漬物も家で漬けてるし、庭で切干大根作ったり、手作り果実酒のコレクションも充実しています。

特にお気に入りは、緑茶の梅酒とグレープフルーツ酒。

グレープフルーツは、彼女の友人の庭になってるのを使っていてめちゃうま。

他、3人の男の子を育て上げたこともあり、キャンプやBBQの準備もエキスパートにこなします。

生活力というか生命力があるんですね。

苦手とするのは、(本人曰く)事務処理。

私とまさに逆です。

アメリカに来て感じるのは、自分の生活力のなさ。

友人に、人生で梅干しを漬けたことがないって言ったら、ものすごく驚かれました
梅干しに限らず、漬物を漬けようと思ったこともないですけど・・)

彼女は、東北出身で、ご祖父母が兼業農家で、子供の頃から田植えを手伝ったり、基本的に食べ物は自分達でこさえてたそうです。

そんなたくましい彼女から見ると、私はなーんにもできない子供のようにみえてるでしょう。

私は、周りに田んぼも畑もない、新興住宅地のマンションで育ちました。

小さい頃、テレビで見た、スーツを着てハイヒールを履いてコツコツ歩いてるキャリアウーマンに憧れていました。

そして、大学卒業後、なんとなく、そんな感じの職に就きました。

「1番尊敬する人は誰?」と聞かれると、「祖母」と答えてきました。

祖母は若い頃は、丸ビルで働いていたキャリアウーマンではあるけれど、私が祖母を尊敬するのは、それが理由ではなく、田舎で1人でたくましく家族を切り盛りし、どんな時でも笑顔だったからです。

そのことを伝えると、友人たちからは、意外がられました。

へー、豆子が尊敬する人って、バリバリのキャリアウーマンかと思った、と。

私の今のアメリカでの友人は、祖母に似ています。

生活力旺盛、明るく前向き、子供が3人、田舎で暮らしている、などなど。

次の人生では、彼女たちのように、大地に根を張った人になりたいな~~。ぶつぶつぶつ。

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