見出し画像

環境・気候変動情報収集の手始め(まとめ)

社会問題についての発信を初めてからしばらくが経ち、その中でも気候変動や環境に関する情報は最近になりより広い視野で調べるようになりました。

そんな中、私の所属する環境コミュニティ「Green Tea」でメディアアプローチに関する提案がありmtgに参加。

年末年始であったNHKへの気候アクションの振り返りと、そのアクションがどのようにNHKの番組や報道に結びついたのかなどを話し合いました。

今回はそのmtgの冒頭で話したトークテーマである、
「気候変動・環境に関するメディア何観てる?」について綴ります🌱

・・・・・・・・・

1.検索エンジンの設定

Google Chromeが便利です。

前提として、気候変動や環境に関する記事は海外メディアの方がより多く、より詳しい内容を取り上げていることが多いです。

でもそうなると「他言語で記事を読むのは苦手」「どんなメディアがある?」という心配事も出てくると思います。そんな時、Google Chromeに設定しておけば翻訳機能で海外の他言語で書かれた記事を日本語で安心して読むことができます。 翻訳機能はますます向上しており、英語に関してはほぼ違和感なく読むことができます。

注意しておきたいのは、翻訳文章であるということを念頭に置くこと。
私自身フランスやスウェーデンのメディア、英語記事でもたまに「?」となる文章に出会します。そういう時はそのままにしたり、適当に読み取るのではなくて、一度トランスレーションを解いて読んでみるのがおすすめです。

私の場合英語であればある程度単語は認識できるので文脈を整理したり、
他言語の場合は単語単語で区切って翻訳にかけ、内容を理解します。

これさえ設定できれば知ってても読めなかったBBCやThe Guardian、NewYorkTimesなどにも目を通せるようになります。

・・・・・・

2.主要メディアなど

ここからはタイトル通り、まとめ的な内容をまとめていきます。まずは主要なメディアから。

The Guardian(英)
コミュニティmtgの際にも何人かがThe Guardianを見てると話しており、
大きいメディアの中でも環境に関する記事は比較的多い印象です。Topの
News欄「環境」から記事を読むことができます。

ちなみにThe GuardianはB corp認証されたメディアでもあります!

BBC(英)
又の名を英国放送協会、ヨーロッパ全体が比較的環境意識が高いのでThe Guardian同様気候変動や環境に関する記事は多いです。

CNN(米)
ジョージア州アトランタに本拠地を置く米発のリベラルメディアです。
(リベラル、保守などに関しては後ほど説明します。)バイデン政権に変わり徐々に気候変動への向き合い方も変わりつつある米国。米国内やGAFAはじめとするビジネス×気候変動・環境問題に注目。

Bloomberg Green(米)
金融や経済をメインに情報発信をするBloombergの気候変動・環境問題にフォーカスしたものがこのGreenになります。有料会員になる必要がありますが、サブスクに入るだけの価値ある質と量を享受することができます。

Now This Earth(米)
Now Thisは上記と比べると比較的若い2012設立のメディアです。
当初動画媒体を主としていましたが現在は記事での報道も行います。

・・・・・

3.最近見つけた個人的アツいメディア

Nikkei Asia (日)
「新卒は、ビジネスマンはetc...日経を読め!」的な文言について、1つの媒体のみの情報収集は個人的にお勧めしませんが、それほどまでに情報の質と量が素晴らしいのが日経だと私は思っています。Asia版も面白い。昨今中国の気候変動関連の動きがアメリカと同様注目されていますが、Tech、経済関連で面白い記事に出会うことができます。


Green Queen(Hong Kong)
日経に続いてこちらもアジア圏のメディアから。こちらは香港発の環境、気候変動に特化したメディアで特に食に関連した情報が多く受け取れます。

・・・・・

4.速さと同じくらい大切な、正確さ。思考。

ここまで最新の情報が受け取れるWebメディアを紹介してきましたが、次はより詳しい内容を得たい時参考にしたいメディアやサイトについて。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)
IPCCは気候変動に関する定期的な科学的評価を行う国連組織。
過去のレポートやより具体的な内容の報告書などを読むことができます。

NASA(米)
宇宙開発で有名な米のNASAは気候変動に関する発信も行っています。TOP画面では二酸化炭素や地球の温度、海面などが数値で表されている他、ニュースや気候変動のいろはを学ぶことができます。

Brut(Instagram,Twitter,FB etc...)
様々なSNSで世界の今を伝える動画メディアBrut.はフランス版、アメリカ版などもあり、日本版とは違う内容を扱っている場合も。日本版では過去にファッションのリアルやイルカ漁について取り上げていました。

・・・・・・

5.気をつけたいこと

情報は偏る。真実は、あなたが決めて。
日本のメディアで「左、右」ないし「リベラル、保守」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。海外のメディアにもそういった偏りは存在します。

こういったメディアの偏りを頭に入れるか入れないかでもかなり受け取り方は違ってくると思います。大企業や政府の施策に対して消極的に報道するのか、それとも好意的に報道するのか。

また、英国などの場合は国営放送、国から一部or大部分投資を受けて運営しているところも存在します。当然そうなれば政府を批判する記事をは書き憎いわけで、好意的な記事ばかりある=その国は環境・気候変動対策が進んでいる、では必ずしもないということです。

気候変動に限らずだとは思いますが、こうした情報精査・「疑うこと」は、メディア・リテラシーの基本です。

広義でのメディアとしてドキュメンタリーが挙げられますが、The Guardianはドキュメンタリーのリスクについて報道しています。

今やインターネットには情報が溢れ、得る情報全てのファクトチェックを人力で行うことはほぼ不可能だとは思います。ただ、知識や経験を身につけていく上で、どの情報が正しくどの情報が怪しい・間違っているのかを確かめるスキルはかなり重要になっているかと思います。

・・・・・

さいごに.

アメリカの大統領選、Qの騒動などを見ていると情報の偏りには特段注意が必要です。そうした視野を持ちながら、先進的な気候変動・環境問題に関する知見、意識を身につけビジネスやテクノロジー、民主主義に転用させることができれば、今よりもよりサステイナブルな社会へ移行していくことができるかと思います。

今回出した例はごく一部であり、国内メディアでも気候変動について扱っているメディアやそれに準ずるサイトは多くあります。一部掲載↓

・国立環境研究所 http://www.nies.go.jp/researchers/100101.html
・NYNJ 
https://www.instagram.com/noyouth_nojapan/?hl=ja
・CLP
https://www.youtube.com/results?search_query=choose+life+project
・Green Peace
https://www.instagram.com/greenpeacejp/?hl=ja
・IDEAS FOR GOOD https://ideasforgood.jp/

GenZの関心だけではなく、日本社会全体もっといえば世界の人々が考えていくべき地球の問題の、学び始めに役立てることができれば幸いです。

ごきげんよう。

_ _ _ _ _ _ _

●Instagram : 𝐾𝐴𝐼 /カイ🥀🥐(@1998kg519)

●Medium(雑記用)Kai (@kai51909mmz)

●IG Media 紡: (@tsumugi2690)


いただいたサポートはジェンダー、気候変動など社会課題に関する教材費に充てます。