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勝手に読後レビュー【あなたへの挑戦状】〜思ってたのと違う・・・〜

どうも、みことのは です。
今回は、真っ向勝負のエンタメ系ミステリー小説です。

こういう【謎解き】の要素をふんだんに盛り込んでいる様な小説が好きなので、本屋さんでパット見した途端、購入しました!

今回は、このミステリー小説の仕組みと、それぞれの中編のレビューを書きたいと思います。

なるべくネタバレしないように書きたいとは思いますが、流れや仕組みに触れることもありますので、その点は予めご了承下さいませ。


1、【あなたへの挑戦状】の仕組み


今回は、2人の作家の先生が、競作するミステリー中編小説2つで成り立っています。

書籍の帯には、【この挑戦、ネタバレ厳禁】と黒背景に黄色文字で危険を煽る形で書かれています。これでもか!と、めちゃくちゃ煽ってきます!

先生は、阿津川辰海先生と斜線堂有紀先生の2人。
そのお二人の先生が、それぞれ違うミステリー(中編)小説を掲載しています。原則、この2作は繋がっていません。

では、この作品、どんな仕組みになっているのか?簡単にご説明しますね。

【エンタメ系ワクワクを盛り上げる、今作の仕組み】

・タイトルがそもそも、【あなたへの挑戦状】
・ミステリー小説作家2名が競作する
・最初にページをめくると、【最後まで開けてはいけない】袋とじが。
※袋とじは初版限定です。重版されても、同じ仕組みを楽しめるようになっていますので、ご安心を。
・最後に、あとがきとはちょっと違う【執筆日記】が掲載されている。

などなど、いつものミステリー小説とは毛色がいろいろと違います。

特に、【最後まで見てはいけない袋とじ】なんて、ワクワクする事間違いなし!この袋とじを開けたくて開けたくて、この小説を読んだと言っても過言ではありません・・・私はね。


2、各ミステリー中編小説の簡易レビュー


ここからは少しずつですが、各作品の読後感想をご紹介したいと思います。

・水槽城の殺人 阿津川辰海先生


冒頭に登場人物一覧&今回の間取り一覧があります。個人的には結構苦手なんですが、登場人物の人数は少なかったので、まだマシでしたね。

要所要所で、先生自身が語るような描写も入ってきて、引き込まれました。中編程度の長さの小説ですが、しっかり面白かったです。

・ありふれた眠り 斜線堂有紀先生


阿津川先生の作品とは打って変わって、登場人物は少なめ。ある兄弟の心模様を描いたミステリーです。

犯人を探すとか、トリックを暴くとか、そういうんじゃないミステリー。味が変わって面白かったです。


3、踏まえた、全体の感想


エンタメ系高めの変わった仕組み、そして2つのミステリー中編小説での競作。すべて読み終わった後、さぁお楽しみお待ちかねの【袋とじ】!

袋とじの内容には触れず、全体の感想を。

『ん?どういう事?思ってたのと違う・・・ハードル上げすぎじゃないですか?』

意味はわかります。理解もできます。ただ、あの帯のハードルの上げ方にやられたかなぁという感想です。

私の感想に皆さんがどう感じるのか、それは本作品を読んでいただければわかると思います(汗)

では、また。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。













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