住宅ローンの女S

東京都心17坪中古マンションを購入しフルリノベを行っているアラフォーです。はじめての不…

住宅ローンの女S

東京都心17坪中古マンションを購入しフルリノベを行っているアラフォーです。はじめての不動産購入とリノベの顛末を、どなたかの参考になればと忘れないうちにメモしておきます。経験に乏しいため独りよがりあり、計画性のあまりない人間ゆえ失敗や後悔も。

最近の記事

おひとり様マンション購入&リノベ記〈7〉資料が伝える不都合な事実

内見で現場を見ると、アドレナリンが出てしまいこの家いいな!早く申し込みしないとまずいかな?と、つい短絡的な行動に出そうになってしまう。冷静に多角的に検討するための資料はとても重要だった。 前章でも案内の通り、内見の前後に私は主に以下の資料を取り寄せて、物件について多角的に検証することを心がけた。 ・重要事項調査報告書 ・長期修繕計画 ・修繕履歴(別の資料とセットの場合もある) ・分譲時のパンフレット、資料など ・管理規約(話が進みそうな場合のみ) プロや経験豊富な方には

    • おひとり様マンション購入&リノベ記〈6〉信頼できる不動産営業

      家探しは、物件だけでなく不動産屋の営業マンとの出会いの場でもある。当たり前だけれど、会社や同じ会社であっても個々の営業マンによって対応や能力は千差万別だ。どのような営業マンを心地よく感じるかもまた、千差万別である。 個人的にいいなと感じた営業マンは、連絡にすぐに反応してくれる人、センスのいい物件を見つけてくれる人、内見当日に紙の物件資料とペンを渡してくれる人、返済計画まで作ってくれている人、周辺の案内図を作ってくれている人、こちらから依頼する前に資料を一通り揃えてくれている

      • おひとり様マンション購入&リノベ記〈5〉内見時の確認ポイント

        不動産探しのサイトなどを見ると、内見はあまりたくさんやらない方がいいという考えがあるそうだ。あれこれと見始めるとキリがなく、決断のタイミングを逃してしまったり、目だけが超えて粗探しに終始したり、という事態を憂慮しているらしい。私は真っ向から否定したい。私のような初心者のど素人がインスタントに知識や知見を得るのに、内見ほど有利な手段はないと思う。実際の物件を目で見て、不動産屋から生の情報を得ることはとても有意義だった。 私はアプリなどを活用して片っ端から物件を調べ、気になった

        • おひとり様マンション購入&リノベ記〈4〉アプリを使いこなそう

          物件探しについては、色々な切り口があるのでいくつかのチャプターに分けて書こうと思う。今回は、すべての端緒となる良さげな物件を見つけるための方法をまとめたい。ちなみに、これが正解だというつもりは毛頭ない。あくまでも私がとった方法の紹介だ。 私は賃貸の頃から、物件は基本ウェブやアプリである探してきた。不動産屋から紹介される物件は大抵すでに自力で見つけていて、基本的にほぼほぼ検索して見つけたマンションにこれまで住んできた。今回もアプリやウェブサービスをフル活用することにした。

        おひとり様マンション購入&リノベ記〈7〉資料が伝える不都合な事実

          おひとり様マンション購入&リノベ記〈3〉住む街の決め方

          住むエリアを決めることは、自分のライフスタイルや将来設計の棚卸しのようなものだ。何に価値を見出すか。どこへ足を運ぶことが多いか。どんな環境が心地よいと感じるのか。 人によっては、職場への近さや子どもの学区、実家との位置関係などが判断基準になるかもしれない。それはつまり自分のプライオリティをどこに置くか、ということに尽きるのだと思う。私もあれやこれやと考えた末に、コンマリ大先生のメソッドではないが、自分の気持ちがときめくエリアに決めることにした。 以前に述べたように、私は長

          おひとり様マンション購入&リノベ記〈3〉住む街の決め方

          おひとり様マンション購入&リノベ記〈2〉持ち家か賃貸か

          持ち家か、賃貸か。 キノコかたけのこか、ビアンカかフローラか一一それに匹敵する永遠に続く論争のテーマの一つに違いない。お金に絡んだ思惑が入り乱れ、議論をより複雑にしている。 私は大学生から通算20年にわたり賃貸暮らし。転勤のある会社に長年勤務しており、また差し迫った家庭の事情などもなく、これまで家を購入しようと思ったことはなかった。それが、なぜかふと家を買いたいと思ってしまった。 これまで「ずっとその家賃を払い続けているの、もったいないよ」と何千、何万回も言われ続けてき

          おひとり様マンション購入&リノベ記〈2〉持ち家か賃貸か

          おひとり様マンション購入&リノベ記〈1〉ふと家を買おうと思った

          長年勤めてきたマスコミを辞めてIT企業へ移ったのは、コロナ禍晩期の秋のことだ。転勤続きの前職と違い、合理的な会社らしく働く場所は自由のフルリモート勤務。アラフォーになって初めて、自分の住まいを自分の意思で選べる立場になり、私は人生の半分を過ごしてきた東京へ再び移住することにした。 マスコミ時代は四国からはじまり、そのあとは関西(主に大阪)と東京を行ったり来たりしていた。東京で住むのは決まって同じ地域。利便性が高く、都心なのにどこか牧歌的でお江戸情緒が感じられるエリアだ。洗練

          おひとり様マンション購入&リノベ記〈1〉ふと家を買おうと思った