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毎晩餃子を食べてたら、箸を噛み砕いた。

ここ数日、毎晩餃子を食べている。

毎晩って。そりゃあ餃子は大好きだけれども。そう思いながら、毎晩近所のスーパーで12個入り189円の餃子を買っている。種類が複数あって、オーソドックスなタイプや肉多め、大葉入り等がある。いちばんのお気に入りは、ニラにんにく増量タイプだ。私って本当にタチが悪い。人に会う予定のある前日は絶対に食べられない。

ところで、毎日同じことを続けていると、何かしら工夫をしたくなるのが人の性だろう。最初はただ焼いて食べていた餃子だが、最近は羽付き餃子にするというこだわりを持ち始めた。

羽付き餃子というのは面白いが厄介だ。「羽」の材料となる片栗粉と水の配分を間違えると、謎のプルプルに包まれた餃子の女子十二楽坊が誕生する。餃子にも「羽」の材料にも、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

とはいえ、毎日同じことを続けていると、それなりに上達してくるのも人の性だ。

昨日はそれなりにパリパリの羽付き餃子ができた。そして今日は、パリパリというかバリバリというか、バリッバリの羽付き餃子ができた。

ちょっとした凶器を生み出してしまったと思った。確かに美味しいんだけど、口にささる。結構かたいし。

そんなバリッバリ羽付き餃子を一生懸命食べていたら、いくらバリッバリの羽とはいえ、明らかに硬すぎる何かを噛んでしまった。

正直、前歯かと思って焦った。「明日日曜だ、歯医者空いてるっけ?」と一瞬で考えた。おそるおそる、「硬い何か」を口から出して見ると、それは箸の先っぽだった。

箸って、折れるんだ。・・・え、箸が折れた!?箸が折れるって何だか不吉な予感・・・と思い調べてみた。

確かに「不吉だヨ〜怖いネ〜」みたいな説もあったが、全く異なる説もあった。箸が折れることは、何か新しいことが起きる予兆だと。

ほ〜〜〜〜ん。

悪い気はしない。むしろ嬉しくて、ここ最近の出来事を思いながら、少しほくそ笑んだ。

毎晩餃子を食べるような、少しばかりの「悪いこと」ができるようになった私に、たくさん面白いことやしょうもないことが起きますように。そんでもって、noteに書くネタを増やしたい。

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