医療の嫌いな医学生!? その3

皆さん、こんばんは。
本日は3連休の最終日ですが、いかがお過ごしでしょうか?

私は昨晩、彼女との沖縄旅行から帰ってきたところです。初日は北谷でプロ野球のオープン戦(中日 vs. 広島)を観戦し、2日目には中城城跡やおきなわワールド、ひめゆりの塔、ウミカジテラスを順に巡るなど、実に内容盛り沢山の旅行でした。

さて、ここで本題に入ります。
本日は、予定通り私の自叙伝の続編をお伝えして参ります。
今でこそ、それなりに充実した生活を営んでいる私ですが…
暗黒時代だった学生時代まで、ここから再度遡ります。

医学生でいることに意義を見出せなくなっていた当時の私は、実習中は最早「生ける屍」同然でした。同じ班のメンバーといてもただ自信を失うのみで、何を学ぶ気も起こらず、ただ単位を貰うために大学まで足を運んでいる状況でした。そんな私が実習中以外にしていたことといえば、塾講師のバイト、プロ野球事情のチェック、そして医療を批判する書籍を読み漁ることでした。こうして、私は正統派の医療界へ本格的に足を踏み入れる前から、現代医療の闇に関する知識だけは人一倍蓄えていったのでした。

そうこうしているうちに5年生も11月後半に入り、1ヶ月間の関連病院実習の時期となりました。この期間中は一旦同じ班のメンバーや大学病院からは離れ、市中病院で実践に即した研鑽を積んでいきます。どの病院に行くのかは抽選で決められ、私は比較的人気の高かったS市内の某病院へ行くこととなりました。しかし、その成果は…お察しの通りです。

本来であれば、そこに勤務する研修医や先輩医師達に色々と質問をし、研修病院の選び方や研修の進め方について学ぶべきなのでしょうが、私にはそんな気は毛頭ありませんでした。中には親切な先生方もいらっしゃったものの、立ち振る舞いの方法も分からず、専門用語の理解も十分でなかった私にとっては、医療漬けでしかも慣れない環境に1ヶ月も身を置くのは、ストレス以外の何物でもなかったのです。また、時にはミッションを課してくる若手の先生もいたものの、顔を出すだけで精一杯の私にはそれらをこなす余裕もなく、その先生から小言を言われたことも更にストレスを増幅させました。その影響からか、おまけにアトピーまで再度増悪してしまい、実習が明けた冬休みまで、(バイトや食事などを除いて)ほぼ寝たきりで過ごす羽目となってしまったのです。

1月に大学病院実習が再開したものの、ここまで来るともう実習どころではありませんでした。アトピーの症状に苛まれ、自分の身体に関する不安で脳内が埋め尽くされてしまった私は、実習には出席だけ辛うじてする、言わば形だけ繕っている状況に成り下がっていたのです。かくして、残り2ヶ月間を何とかして乗り切り、5年次の実習は終えました。しかし、その実態は他の同期のものとは違い、何の収穫も無い後味の悪いものとなってしまったのでした。

そんな私にようやく転機が訪れたのは、その年の春休みに入ってからのことでした…。

続きが気になるかとは思いますが、長くなったので今回はここまでとしたいと思います。
では、また次回でお会いしましょう!


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