カナダで接客業をしていた頃、たまにお客さんから言われること。
「あなたの肌、とても綺麗ね。」
女性にしか言われたことはないですが(カナダでも男性に言われたらちょっと気持ち悪いな…)、ある日カップルにそう声をかけられ、特別なことはしてないから遺伝かな〜というような会話をした後、ふと思いました。ー本当に遺伝だけ？

わたしのきょうだいは誰も思春期のにきびやアトピー、その他皮膚トラブルで悩んだことはあまりなく、皮膚科も大人になって初めて行きました。就活や修了制作などのストレスで過食だった時も、特別肌が荒れることはありませんでした。
ここだけで考えると、完全に遺伝のおかげ。でもそれだけじゃなく、もはや意識下になくしていることもあるかも…と思い、特別でも何でもない、長年の習慣を洗い出してみることにしました。肌にいい確証はありませんが、体にはいいと思います。肌のトラブルは体の中からのSOS。即効性はなくてもいつか実になる可能性は高いです。気になるものがあれば、ぜひ試してみてください。

甘い飲みものは飲まない

甘い飲み物は甘い食べものより噛まない分血糖値も急上昇しますし、糖化に繋がる恐れも。砂糖以外の加糖の可能性が高く、中毒にもなりやすいです。
といっても100%のジュースはたまに飲みます。飲まないのは、コーラなどのいわゆる加糖の清涼飲料水。そもそも甘い飲みものが苦手で、コーヒーや紅茶にも糖類は入れない、お酒はワインや日本酒、フラペチーノも飲みません。甘さが欲しいと思うのはチャイくらいかな。家で作るなら蜂蜜で代替することも。
地味に気をつけた方がいいのが、代替乳製品。無調製豆乳以外は加糖、何らかの油を加えて出来ています。原材料表示を見て買う習慣はぜひ付けましょう。

ゆっくり食べる

早食いは太る…と言いますが、太るだけではなく、消化器に負担がかかります。消化器系のトラブルは、肌への影響も大きいのです。わたしは元々とにかく食べるのが遅く、誰かとごはんに行くといつも最後まで食べています。(少食ではない)
しっかり噛んで、ゆっくり食べましょう。

ちゃんと作られたものを食べる

ハンバーガーやフライドポテトは食べない！わけではないです。でも、マクドナルドなどのファストフード店では食べません。外食は可能な限りちゃんとしたものを提供してくれるお店でいただきましょう。高いお店でなくていいです。簡単にできるのは、チェーン店(特にグローバル企業や店数が多い店)は避けましょう。
当時住んでいたプリンスエドワード島はカナダのじゃがいも名産地で、島産のじゃがいもを使った、ちゃんとした本物のフライドポテトを提供してくれます。

何でも食べてみる

前述と真逆のように聞こえますが、好き嫌いが少ないというのもありますし、絶対食べない！食べるのはこれだけ！と決めつけず、新しいもの(知らなかった郷土の野菜や、新しい調味料など)は色々試しています。
旅先でもゆるく楽しむようにしています。虫系はまだ無理で避けていますが、薬膳の勉強をしてからは、全く買ったことのなかったレバーを積極的に食べるようになりました。そのおかげもあり、カナダで住んでいたおうちでも時々レバーが出ていたのもおいしくいただけ、東南アジアでも、豚の血入りスープや豚の血ゼリー(タイ)、豚の心臓と腎臓(ベトナム)などを楽しく食べられました。
好き嫌いが多い＝これは嫌、無理、嫌い…と思うことも多いためストレスにも繋がりますし、何でも楽しく食べられるオープンさも多少必要かなと感じます。

清潔にしてから眠る

絶対に寝る前に、化粧を落とし、顔を洗いましょう。女性はお風呂に入るだけでも色んな工程があるので、つい面倒に感じて寝落ちしちゃう…という気持ちはわかりますが。化粧してないから関係ないって方、皮膚上には自分の皮脂(日光などで酸化)、汗、その上に大気の汚れ(花粉やPM2.5など)やチリなどが張り付いています。化粧の有無は関係ありません、きちんと洗いましょう。これは美容系の発信をされている方も仰っているのをよくお見かけするので、間違いなく肌への影響は大きいと思います。

日焼け止めはマスト

化粧をしない日もありますが、出かけない日もとりあえず顔に日焼け止めだけは塗っています。日焼け止めで肌を守り過ぎると日光によるビタミンDが摂取できませんが、全身塗っているわけではないし、手のひらや足の裏でも吸収できるため顔に関してはUVAによる老化の方を優先しています。ビタミンDは魚、きのこ類からも補填しましょう。

軽やかに歩く

同じ距離を歩くのでも、ダラダラ歩くのと軽やかに早歩きするのではカロリー消費量が違います！消化にもいいですし、激しい運動と違い程よく負荷がかかるため、程よく足腰の引き締めに役立つかも。
また、ヨガを始めてからは、上半身があまりブレずに歩けている気がします。

他にも習慣になっていて、気付いていない肌にいいことがあるかもしれませんが、ひとまず思いつく限りはこのくらいです。

実際のわたしの肌は、シミシワひとつないハリに満ちた美肌！…なわけではありませんが(特にシミそばかすが出来やすい体質)、美容医療は受けたことがなく、美容費に注ぎ込んでいるわけでもなく、ファンデーションはもう5年以上使っていない割にはまあまあの肌なのかもな〜と思います。
お金をかける前に、まずは今日から習慣を変えてみませんか？

追記
これをアップロードした数日後、わたしを幼い頃から知る実家のご近所さんに偶然会い、20代でもないのに「見るたびに綺麗になるわね〜！」と言われたので、やはり習慣は大事だなと実感。