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学生バックパッカーがインドの”カオス”について書いてみた。

①何でもありの街並み

・牛が平然と道路を横切っている
・反対車線にヤギの大群

犬、牛の糞がそこら中に落ちている
・乗り物のクラクションが鳴り止まない
・腐敗しているであろう野菜が平然と並んでいる
・ズボンの代わりにシャツを下半身に巻き付けるおじさん方 などなど
・そしてそれらを全く気にしない人々
  などなど

これぞカオス。これまでインドの他にも東南アジアや西アジアなど様々な国を訪れましたが、カオスレベルは群を抜いてる気がします。
ただ最初は、異様すぎて新鮮さに興奮しますが、徐々に慣れてしまい最後には何も感じなくなっていました。慣れって怖いです。このカオス感はインドならではだと思います。もし強烈な刺激や非日常を求める人にはもってこいな場所だと思います。

また余談ですが、ヒンドゥー教やインドの歴史を知ってから渡航すると違った角度でこのカオス感に触れることができワクワクが増すと思います。

道路の脇でどっしり休む牛と平然と通り過ぎる現地人↓

反対車線はヤギの大移動。

②どこに行ってもボったくられる

これはあくまでも個人的な意見ですが、インドではタクシー・屋台・レストラン・ホテルなどほぼ全ての場所でぼったくられそうになりました。

タクシーのメーターの上がり幅が異常。明らかに高い額でトゥクトゥクに乗せようとする。屋台で注文した数より多く渡されその料金まで請求されたり。さらには、ホテルのWi-Fiを使う際に別途料金を請求されました。(ホテル紹介では無料Wi-Fi完備と記載)

ぼったくられることで何とも歯がゆい気持ちになりますが、これも日本では絶対にできない貴重な経験です。人生で一度くらい経験してもいいのではないか、と思っています。
※日本人はシャイでお金持ちというイメージが強いためか、ぼったられる率は高めです。

③陸路での長距離移動が過酷すぎる

インドにおける陸路での移動は超過酷です。
僕自身、インドでの交通手段として「列車」「飛行機」「ローカルバス」を使いました。前者2つは非常に快適です。列車はクラスが別れており、上のクラスになると寝台ベットで全く混んでおらずストレスフリーで移動できます。飛行機はもう文句なし。

問題はローカルバスです。自分はバンガロール(アジアのシリコンバレー)〜ハンピ(世界遺産で有名)やハンピ〜ゴア(リゾート地として人気)をバスで移動しました。が、それはそれは過酷でした。では、どう過酷だったのか。まず、「上下に揺れすぎること」です。インドは交通インフラがあまり整っていないため(都市部から離れるほど顕著)、道路がデコボコです。しかも信号とか車線とかの概念があまりないので、運転が荒いです。トラックを追い抜くために反対車線でクラクション鳴らしながら相手に避けさせて突き進む、とか日常茶飯事。こんな状況のため、異常に揺れます。しかも横ならまだしも縦に。例えるなら、ずっとジェットコースター。しかもそれが8時間とか。しかし、これだけではありません。「座席、垂直かつ固すぎ」問題もあります。日本で長距離移動バスと言えば、座席はリクライニング機能付きの座り心地の良いシートを想像するのではないでしょうか。少なくとも自分は上記のイメージを持っていました。でもインドは違います。座席は固く、リクライニングなどもっての外です。例えるなら、日本の市営バスのクッションを全部剥ぎ取った座席でしょうか。加えて、超混んでいるので本当に地獄でした。(自分は座れたからまだラッキー。中には、立ちっぱなしで8時間乗りつづけている人もいました。尊敬。

こんな過酷なバス移動ですが、メリットもあります。それは、インド人とめちゃくちゃ仲良くなることです。ローカルバスに乗った時点で、外国人はまずいないので珍しさからか「Where are you from?(お前はどっから来たんだい?)」と確実に聞かれます。そして、過密かつ睡眠も揺れすぎてできな状況なのでバスの中に家族のような一体感が生まれます。音楽を流してみんなで歌ったり、座席間を超えて会話したり。ちなみに、バスで隣だった青年と仲良くなり、そのまま目的地で食事を共にしたこともありました。Facebookも交換し、今でもたまに連絡をくれます。困難は強い絆を生みます。

実際の車内。
目的地まで残り僅かで人数は少ないです。

列車のホームでの光景。これ、日本だと問題になりますよね。汗

④とにかく人懐っこい。そして陽気。

インドの街に一歩踏み入れた瞬間、とにかく声をかけらます。特に、人が集まる都市部になればなるほど話しかけられる頻度が多くなった印象です。そして、彼らは自撮りをしたがります。自撮りが流行っているのでしょうか。横にサッときてカメラを向けて「3 2 1!」と。また、外国からの観光客が少ないことも大きく関係しているように思います。あるレストランの店員に聞いた話ですが、インド政府がこれ以上人口が増えないように一部の超有名エリアを除き観光地化をあえて進めていないみたいです。とにかく外国人の珍しさからくる人気、凄まじいです。

自分自身、
最初は人気者気分に浸り、楽しかったです。しかし、数日経つと、「またか、、」という気持ちが芽生えます。正直、しんどいです。でも日本では絶対に味わえない経験だと思います。もはやインドならではなのかな、、。

旅の途中で仲良くなった男の子。
本当に無邪気な笑顔ですぐ打ち解けてくれました。
「人懐っこい×粋な笑顔×子供=最強」ですね。

日本と異なる文化、慣習

シャワーをあまり浴びない。食事は手で食べる。洗濯物は河川で洗う。ズボンの代わりにシャツを下半身に巻く。などなど
日本と異なることを沢山目にしました。
毎日シャワーが当たり前。食事は箸。清潔感、命。(これは勝手に思ってます)こんな国から来た自分からすると、何もかもが新鮮で刺激的でワクワクの止まらない日々でした。

そんな中でも、特に印象的だったことがあります。
それは、「首を横に振る="YES"の合図である」ということです。

インド人のYES・NOの合図は日本と真逆です。
そのことを知らずに、渡航してしまったので本当に苦労しました。(精神面で)

例えば、トゥクトゥクに乗る場面にて。
Indian:「Hey, my friend! Where are you going?」
自分:「My hotel. It's located ~~~.」
Indian:「Yeah, ride my Tuktuk(首を横に振りながら)」
自分:「(あれ。これ伝わってるのかな、、。)」

伝わったでしょうか。「YES=首を縦に振る」という固定観念を抱きまくってる純ジャパの僕にとって理解不能な状況だったことを。
しかも、メーターの上がり方は異常だし、「話しかけるな!」のごとくインディアン音楽が爆音で流れているし。

この状況、不安でしかありませんでした。「これぞ、ぼったくり。目的地よく分からないから、とりあえず乗せるパターンか」と。

でも実際は違いました。ちゃんと目的地まで送ってくれました。ちゃんとOKって答えてくれていたのです。(ドライバーさん、疑ってしまい本当にごめんなさい。)

これからもしインドに行く予定のある方、この違いは知っておいて損はないと思います。レストランで注文をする場面でも、ひたすら首を横に振られるので知ってないと超絶不安に駆られます。(しかも1人だとなおさら。)

〜最後に〜

以上、インド特有の光景や経験について書きました。ちょっとマイナスなことを書きがちになったかもですが、インドは大好きです。こんなカオスな経験をできる環境、インド以上の場所はないのではないでしょうか。ご飯も基本カレーですが、美味しいです。オススメはプリ(Puri)という食べ物です。ナンのようにカレーにつけて食べます。あ、ナンは日本のものが美味しすぎるので期待はしないほうがいいです。笑
とにかく、強烈な刺激を求めている方、日本では絶対にできない濃密な時間を過ごしたい方には本気でオススメします。

では、この辺で失礼します。長々と失礼しました。







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