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『友人の本棚~1分で読める感想分~』Vol.75「超時間術」

昨日、モモを読んだときに、「時間は心で感じるもの」だと書いてあった。ここは一つ、「時間」についての知見を深める良いタイミングなので、大きく舵を切って実務書にを委ねてみたい。そう思い、手に取った。

ご存知、メンタリストDaiGoさん、いや、DaiGo選手の時間術に関する一冊。とりあえず引用に頼ることにする。

ポーランドのワルシャワ大学が行った研究によれば、「忙しい」と口に出すたびに、あなたの意識は未来や過去に向かい、そのせいで目の前の本当にやるべきことに集中できなくなる、とのことです。

「目の前の本当にやるべきことに集中する」。そのために、「忙しい」は禁句。

そして最終的に目指すのは「時間を捨ててしまう」こと。時間をなくしてしまえば、もはやあなたは時間に振り回されることもありません。
まるで禅問答のようですが、ギリシアの哲人ピクロスはかつてこう言いました。
「明日を最も必要としない者が、最も快く明日に立ち向かう」

時間が奪われていた状態からまずは自分の元に取り戻し、最終的にはそれを自ら捨てる。ここにたどり着くまでには、もう少し「自分に時間を取り戻す」ということが必要そうだ。

他人のために時間を割いたほうが、自分の時間を有効に使えるようになるのです。
(中略)
この現象を、心理学では「自己効力感」と言います。「自分は何か大事なことをなしとげられる」という自信のような感覚です。

自分のために時間を使うよりも、他人のために時間を使うほうが、トータルで時間が伸びる。ただし、やりすぎは良くないらしい。

正しい「親切」は、投資の考え方と同じ。あくまで投資は余った資金で行うのが正しいのと同じように、「親切」も余ったすき間時間を有効に使うのが大事です。

なるほど。どうせやるなら、というくらいの感覚で親切をする。間違っても、誰かに強要などしてはいけない。

他にも細かいテクニックは満載だったものの、総じて「心にゆとりを持つ」ということが書かれていた。どうやら昔の僕と比較すると、時間が汚染されているという感覚は少ないので、これは良い傾向と言えそう(ただ単に暇なだけかもしれない)。

兎にも角にも「忙しい」を禁句にし、すきま時間の「親切」を実践。これをやっていこう。


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